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公開番号2025070384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180656
出願日2023-10-20
発明の名称画像読取装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250424BHJP(電気通信技術)
要約【課題】少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動設定し残りの設定項目の設定内容を自動設定させる半自動設定を容易に行うことができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、制御部を備え、前記制御部は、少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動変更する第1の操作が行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動変更後の設定内容とし、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした後に複数の設定項目の設定内容を自動設定することを指示する第2の操作が行われる操作対象に対する第3の操作が行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持し、残りの設定項目の設定内容を自動設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の設定項目の設定内容にしたがって画像を読み取る画像読取部と、
操作部と、
表示部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記複数の設定項目の設定内容に含まれる少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動変更する第1の操作が前記操作部に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とし、
前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした後に前記複数の設定項目の設定内容を自動設定することを指示する第2の操作が行われる操作対象に対する第3の操作が前記操作部に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動変更後の設定内容とした状態を維持するか否かを問い合わせる画面を前記表示部に表示させ、
前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持することを指示する第4の操作が前記操作部に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持し、前記複数の設定項目の設定内容に含まれる、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容以外の残りの設定項目の設定内容を自動設定する
画像読取装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記操作対象は、ボタンであり、
前記第2の操作及び前記第3の操作は、前記ボタンを押す操作である
請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持し前記残りの設定項目の設定内容を自動設定した場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持し前記残りの設定項目の設定内容を自動設定したことを示す画面要素を前記表示部に表示させる
請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持し前記残りの設定項目の設定内容を自動設定した場合に、前記手動変更後の設定内容を記憶し、
前記手動変更後の設定内容を記憶した後に前記第2の操作が前記操作部に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を記憶した設定内容とし、前記残りの設定項目の設定内容を自動設定する
請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記手動変更後の設定内容を記憶する際のユーザーに紐づけて前記手動変更後の設定内容を記憶し、
前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を、前記第2の操作が前記操作部に行われた際のユーザーに紐づけて記憶した設定内容とする
請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記手動変更後の設定内容を記憶する際のユーザーが属するグループに紐づけて前記手動変更後の設定内容を記憶し、
前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を、前記第2の操作が前記操作部に行われた際のユーザーが属するグループに紐づけて記憶した設定内容とする
請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記操作部は、タッチパネルディスプレイを備え、
前記制御部は、前記第1の操作が行われる第1の操作対象を前記タッチパネルディスプレイに表示させ、
前記操作対象は、第2の操作対象であり、
前記制御部は、前記第2の操作対象を前記タッチパネルディスプレイに表示させ、
前記第2の操作は、前記第2の操作対象を押す操作であり、
前記第3の操作は、前記第1の操作対象を前記第2の操作対象上にドラッグする操作である
請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第3の操作が前記操作部に行われた場合に、前記第2の操作対象と異なる第3の操作対象を前記タッチパネルディスプレイに表示させる
請求項7に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記制御部は、第4の操作が前記第3の操作対象に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とし、前記残りの設定項目の設定内容を自動設定する
請求項8に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記少なくともひとつの設定項目の設定項目数を示す第4の操作対象を前記タッチパネルディスプレイに表示させ、
第5の操作が前記第4の操作対象に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動変更する操作に用いられる画面を前記タッチパネルディスプレイに表示させる
請求項8に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像読取装置に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、画像形成装置を開示する。当該画像形成装置は、原稿のサイズを検出するAPS機能と、原稿の濃度を検出するADS機能と、原稿の色を検出するACS機能と、を有する。当該画像形成装置においては、操作部の初期画面に、印刷する画像の濃度を設定するための濃度設定表示と、当該画像の色を設定するための色設定表示と、当該画像を形成する用紙のサイズを設定するためのサイズ設定表示と、APS、ACS、ADS機能のすべてを動作させる自動モード表示と、が表示されている。メイン制御部は、自動モード表示が押下された場合に、操作部の表示画面から濃度設定表示と色設定表示とサイズ設定表示とを消去する制御を行う(要約)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-86001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された画像形成装置においては、例えば、濃度、色及び用紙のサイズの一部の設定内容がデフォルトの設定内容から手動変更された後に自動モード表示が押下された場合は、手動変更後の設定内容が無視され、濃度、色及び用紙のサイズの全部の設定内容が自動設定される。このため、一部の設定項目の設定内容をデフォルトの設定内容から手動変更し残りの設定項目の設定内容を自動設定させる半自動設定を容易に行うことができない。
【0005】
本開示の一態様は、この問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、少なくともひとつの設定項目の設定内容をデフォルトの設定内容から手動変更し残りの設定項目の設定内容を自動設定させる半自動設定を容易に行うことができる画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態の画像読取装置は、複数の設定項目の設定内容にしたがって画像を読み取る画像読取部と、操作部と、表示部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の設定項目の設定内容に含まれる少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動変更する第1の操作が前記操作部に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を手動変更後の設定内容とし、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした後に前記複数の設定項目の設定内容を自動設定することを指示する第2の操作が行われる操作対象に対する第3の操作が前記操作部に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持するか否かを問い合わせる画面を前記表示部に表示させ、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持することを指示する第4の操作が前記操作部に行われた場合に、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容を前記手動変更後の設定内容とした状態を維持し、前記複数の設定項目の設定内容に含まれる、前記少なくともひとつの設定項目の設定内容以外の残りの設定項目の設定内容を自動設定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の複合機(MPF)のブロック図である。
第1実施形態の複合機に備えられる操作部に行われる操作及び当該複合機に備えられる画像読取部がしたがう複数の設定項目の設定内容を示す図である。
第1実施形態の複合機に備えられる画像読取部がしたがう複数の設定項目の設定内容の選択肢の例を示すテーブルである。
第1実施形態の複合機に備えられる画像読取部がしたがう複数の設定項目のデフォルトの設定内容の例を示すテーブルである。
第1実施形態の複合機に備えられる画像読取部がしたがう複数の設定項目の自動設定用の設定内容の例を示すテーブルである。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
第1実施形態の複合機に備えられる制御部が手動変更後の設定内容を記憶した後に当該複合機に備えられる画像読取部に画像を読み取らせる場合の、当該制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目を登録する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目を登録する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目を登録する場合の、当該制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目を追加して登録する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目を追加して登録する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目を追加して登録する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目を追加して登録する場合の、当該制御部が行う処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目の設定内容を変更する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の第1の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目の設定内容を変更する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の第1の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目の設定内容を変更する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の第2の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目の設定内容を変更する場合の、当該制御部が当該複合機に備えられるタッチパネルディスプレイに表示させる画面の遷移の第2の例を示す図である。
第2実施形態の複合機に備えられる制御部がセミオートモードにおける手動設定項目の設定内容を変更する場合の、当該制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
第2実施形態の複合機に備えられるタッチパネルディスプレイにセミオートボタンを押す操作が行われた場合の、当該複合機に備えられる制御部が行う処理の流れの例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
1 第1実施形態
1.1 複合機
図1は、第1実施形態の複合機(MPF)のブロック図である。
【0010】
図1に図示される複合機1は、コピーモード、プリントモード、ファックスモード及びスキャンモードを有する。このため、複合機1は、コピーモード、ファックスモード及びスキャンモードに必要な画像読取装置11を内蔵する。画像読取装置11が、コピー専用機、ファックス専用機又はスキャン専用機に内蔵されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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