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公開番号
2025065828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175290
出願日
2023-10-10
発明の名称
液体を吐出する装置、真空廃液タンク及びノズル吸引方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/17 20060101AFI20250415BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】吸引ポンプを駆動できない場合であってもノズル吸引を実行することができ、残留した液体の漏れによる汚損を防止することができる液体を吐出する装置を提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッド34と、ヘッドタンク35と、ノズル面23をキャッピングするキャップ82aと、キャップ82a内に負圧を形成する吸引ポンプ20と、一端がキャップ82aに接続され、他端に中空の針状部材120を有し、キャップ82a内に排出された廃液を案内するチューブ部材19と、廃液タンク装着部140と、を備え、廃液タンク装着部140は、針状部材120を刺通可能なシール部材118を備えた真空廃液タンク100を装着可能であり、吸引ポンプ20の非駆動時に、真空廃液タンク100のシール部材118に針状部材120を刺通することでキャップ内82aに負圧を形成し、廃液を真空廃液タンク100内に吸引する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに液体を供給するヘッドタンクと、
前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
前記キャップ内に負圧を形成する吸引ポンプと、
一端が前記キャップに接続され、他端に中空の針状部材を有し、前記キャップ内に排出された廃液を案内するチューブ部材と、
前記チューブ部材に着脱可能に接続されて前記廃液を収容する廃液タンクを交換可能に装着する廃液タンク装着部と、を備え、
前記廃液タンク装着部は、内部の負圧状態を維持可能に密閉するとともに前記針状部材を刺通可能なシール部材を備えた真空廃液タンクを装着可能であり、
前記吸引ポンプの非駆動時に、装着された前記真空廃液タンクの前記シール部材に前記針状部材を刺通することで前記キャップ内に負圧を形成し、前記廃液を前記真空廃液タンク内に吸引することを特徴とする液体を吐出する装置。
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【請求項2】
大気圧をV0、前記ヘッドタンク内の圧力をV1、前記キャップ内の圧力をV2、密閉状態の前記真空廃液タンク内の圧力をV3としたとき、V3<V2<V1<V0の関係を満たし、
前記真空廃液タンクの負圧により、前記ヘッドタンク内の液体及び前記液体吐出ヘッド内の液体を吸引することを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置。
【請求項3】
前記真空廃液タンクの内部の圧力に応じて、前記廃液の吸引量を変更可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体を吐出する装置。
【請求項4】
前記廃液タンク装着部には、前記吸引ポンプの駆動可能時は、大気連通口を有する交換廃液タンクが装着され、前記吸引ポンプの駆動不能時は、前記交換廃液タンクに変えて前記真空廃液タンクが装着されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体を吐出する装置。
【請求項5】
液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに液体を供給するヘッドタンクと、
前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
一端が前記キャップに接続され、他端に中空の針状部材を有し、前記キャップ内に排出された廃液を案内するチューブ部材と、を備える液体を吐出する装置に装着される廃液タンクであって、
内部の負圧状態を維持可能に密閉するとともに前記針状部材を刺通可能なシール部材を備え、前記シール部材に前記針状部材が刺通されたとき、前記キャップ内に負圧を形成し、前記廃液を吸引することを特徴とする真空廃液タンク。
【請求項6】
液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに液体を供給するヘッドタンクと、
前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
一端が前記キャップに接続され、他端に中空の針状部材を有し、前記キャップ内に排出された廃液を案内するチューブ部材と、を備える液体を吐出する装置においてノズル吸引を行う方法であって、
内部の負圧状態を維持可能に密閉するとともに前記針状部材を刺通可能なシール部材を備えた真空廃液タンクを装着し、前記シール部材に前記針状部材を刺通することで前記キャップ内に負圧を形成し、前記液体吐出ヘッド及び前記ヘッドタンク内の液体を吸引することを特徴とするノズル吸引方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する装置、真空廃液タンク及びノズル吸引方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液体を吐出する装置の一例として、液体吐出ヘッドからインクの液滴を吐出し、媒体上に着弾させることにより画像パターンを形成(記録、印字、印写、印刷等ともいう)する画像形成装置(インクジェットプリンタ)が知られている。
【0003】
画像形成装置において、液体吐出ヘッドはインクをノズルから吐出する関係上、ノズルからの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより吐出不良の状態となり、記録不良を起こすという問題を抱えている。この問題に対し、液体吐出ヘッドの性能を維持回復する維持回復機構を備える構成が知られている。
【0004】
維持回復機構としては、液体吐出ヘッドのノズル面を密封するキャップを備え、キャッピングを行うことでノズル内のインクの乾燥、増粘を抑えるものがある。また、記録動作の前後やその最中において、ノズル面をキャッピングした状態で吸引ポンプを駆動してノズルから液体を強制的に排出させるノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出させる空吐出、ノズル面をワイパ部材で払拭するワイピングなどの動作を行うものがある。
【0005】
液体吐出ヘッドの性能を維持回復する動作において排出された廃液は、キャップ内または専用の空吐出受けに排出され、その後廃液タンクに収容される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、廃液を吸収する吸収部材を収容し、廃液タンク内の空気が廃液タンクの外部に直接排出可能な構成の廃液タンクを備える装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
維持回復機構の動作によっても吐出不良が解消されない場合や、その他不具合が発生した場合は、装置を修理・交換することになり、その際、装置を運搬する必要が生じる。
【0007】
ノズル吸引動作は、廃液を吸引する負圧を発生させるために吸引ポンプを駆動することにより行われる。そのため、装置に異常が発生するなどして吸引ポンプを駆動できない場合や電源を使用できない場合は、ノズル吸引動作を行うことができず、液体吐出ヘッドやヘッドタンクにインクが残留した状態となる。
【0008】
この状態で装置を運搬すると、移動中の振動や装置の傾きにより液体吐出ヘッド及びヘッドタンクに残留したインクが漏れ出し、漏れ出したインクによって装置内部のみならず周囲も汚損されるおそれがある。
【0009】
そこで本発明は、吸引ポンプを駆動できない場合であってもノズル吸引を実行することができ、液体吐出ヘッドやヘッドタンクに残留した液体の漏れによる汚損を防止することができる液体を吐出する装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の液体を吐出する装置は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、前記キャップ内に負圧を形成する吸引ポンプと、一端が前記キャップに接続され、他端に中空の針状部材を有し、前記キャップ内に排出された廃液を案内するチューブ部材と、前記チューブ部材に着脱可能に接続され、前記廃液を収容する廃液タンクと、前記廃液タンクを交換可能に装着する廃液タンク装着部と、を備え、前記廃液タンク装着部は、内部の負圧状態を維持可能に密閉するとともに前記針状部材を刺通可能なシール部材を備えた真空廃液タンクを装着可能であり、前記吸引ポンプの非駆動時に、装着された前記真空廃液タンクの前記シール部材に前記針状部材を刺通することで前記キャップ内に負圧を形成し、前記廃液を前記真空廃液タンク内に吸引することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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