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公開番号
2025083035
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196689
出願日
2023-11-20
発明の名称
液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置、液体吐出方法およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/205 20060101AFI20250523BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】着弾位置ずれや吐出滴の噴射曲がりを抑制するとともに、ヘッドのつなぎ目の白スジ/黒スジなどを抑制する。
【解決手段】吐出滴量の異なる2種類以上の液滴をノズルから選択的に吐出して、入力階調値に応じた濃度の階調表現を行う液体吐出ヘッドにおいて、前記入力階調値の高階調部では前記2種類以上の液滴のうち最も大きな液滴のみを前記ノズルから吐出させるとともに、全ての前記ノズルのうち吐出しない前記ノズルの数が前記入力階調値の低階調部から高階調部にかけて単調減少とならずに増加する部分を含むように制御する吐出制御部を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
吐出滴量の異なる2種類以上の液滴をノズルから選択的に吐出して、入力階調値に応じた濃度の階調表現を行う液体吐出ヘッドにおいて、
前記入力階調値の高階調部では前記2種類以上の液滴のうち最も大きな液滴のみを前記ノズルから吐出させるとともに、全ての前記ノズルのうち吐出しない前記ノズルの数が前記入力階調値の低階調部から高階調部にかけて単調減少とならずに増加する部分を含むように制御する吐出制御部を備える、
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記吐出制御部は、前記入力階調値が増加するほど吐出滴量の比率を減少させないように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記吐出制御部は、前記2種類以上の液滴のうち最も小さい液滴を、前記入力階調値の13%以下でのみ吐出するように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記吐出制御部は、前記2種類以上の液滴のうち最も小さい液滴を、前記入力階調値の10%以下でのみ吐出するように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
吐出滴量の異なる3種類以上の液滴を前記ノズルから選択的に吐出するものであって、
前記吐出制御部は、前記3種類以上の液滴のうち2番目に小さい液滴を、前記入力階調値の15%以下で吐出するように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記吐出制御部は、全ての前記ノズルのうち吐出しない前記ノズルの数が前記入力階調値の低階調部から高階調部にかけて減少する部分について、少なくとも1箇所が前記入力階調値の20%以下において存在するように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記吐出制御部は、全ての前記ノズルのうち吐出しない前記ノズルの数が前記入力階調値の低階調部から高階調部にかけて減少する部分について、少なくとも大きさの異なる2種類以上の液滴を吐出させるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項1ないし7の何れか一項に記載の液体吐出ヘッドと、
ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構のうちの少なくとも何れか一つと、
を備えることを特徴とする液体吐出ユニット。
【請求項9】
請求項1ないし7の何れか一項に記載の液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる制御部と、
を備えることを特徴とする液体を吐出する装置。
【請求項10】
吐出滴量の異なる2種類以上の液滴をノズルから選択的に吐出して、入力階調値に応じた濃度の階調表現を行う液体吐出ヘッドにおける液体吐出方法であって、
前記入力階調値の高階調部では前記2種類以上の液滴のうち最も大きな液滴のみを前記ノズルから吐出させるとともに、全ての前記ノズルのうち吐出しない前記ノズルの数が前記入力階調値の低階調部から高階調部にかけて単調減少とならずに増加する部分を含むように制御する吐出制御工程を含む、
ことを特徴とする液体吐出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置、液体吐出方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液体吐出ヘッドにおいて、吐出滴量の異なる液滴(大滴、中滴、小滴など)を打ち分けて、濃度の階調表現を行うヘッド制御方法および画像処理技術が開示されている。
【0003】
より詳細には、特許文献1には、濃度の階調表現を行う目的で、低階調部では小滴による小ドットサイズで表現し、中間の階調部では小ドットサイズの比率を減らすとともに中滴による中ドットサイズを混合させていき、高階調部では中ドットサイズの比率を減らすとともに大滴による大ドットサイズを混合させていく技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術によれば、階調表現に際して同時に吐出する液滴が増えていくと、吐出滴自身で発生する気流が相互に干渉しあい、吐出滴が曲がってしまう問題があった。このような問題は、特に液体吐出ヘッドのノズルから紙などの被記録媒体までの距離が離れるほど顕著となる。
【0005】
具体的には、吐出滴にサテライトなどが生じている場合などは、サテライトが気流に流されて着弾することで、木目調のようなムラが生じたりする。また、液体吐出ヘッドの端部のノズルでは、影響を受ける気流に偏りが生じ、着弾位置がずれやすく(曲がりやすく)なったりする。特に、複数の液体吐出ヘッドを並べて印刷するような場合では、液体吐出ヘッドのつなぎ目で白スジ/黒スジが発生しやすくなる。
【0006】
なお、上記課題を解決するために、液体吐出ヘッドの不吐出ノズルを増やす方法があるが、より効率的に増やす方法が必要である。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、着弾位置ずれや吐出滴の噴射曲がりを抑制するとともに、ヘッドのつなぎ目の白スジ/黒スジなどを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、吐出滴量の異なる2種類以上の液滴をノズルから選択的に吐出して、入力階調値に応じた濃度の階調表現を行う液体吐出ヘッドにおいて、前記入力階調値の高階調部では前記2種類以上の液滴のうち最も大きな液滴のみを前記ノズルから吐出させるとともに、全ての前記ノズルのうち吐出しない前記ノズルの数が前記入力階調値の低階調部から高階調部にかけて単調減少とならずに増加する部分を含むように制御する吐出制御部を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、着弾位置ずれや吐出滴の噴射曲がりを抑制するとともに、ヘッドのつなぎ目の白スジ/黒スジなどを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の内部を透視して示す斜視図である。
図2は、画像形成装置の構成の概略を示す図である。
図3は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、従来のInput LevelとDrop Ratioとの関係を示す図である。
図6は、Input LevelとDrop Ratioとの関係を示す図である。
図7は、Input LevelとOutput Levelとの関係を示す図である。
図8は、White Pixelの遷移例を示す図である。
図9は、第2の実施の形態にかかるInput LevelとDrop Ratioとの関係を示す図である。
図10は、Input LevelとOutput Levelとの関係を示す図である。
図11は、第3の実施の形態に係る電極の製造装置の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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