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公開番号
2025081206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2024095469
出願日
2024-06-12
発明の名称
画像読取装置、画像読取方法、およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H04N
1/10 20060101AFI20250520BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】スキャナ等の画像読取装置において、市場で発生している走行体駆動系の不具合に対し、不具合の再現性が低いマシン解析の難渋を低減させることができる、画像読取装置、画像読取方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、走行体であるキャリッジを往復移動させて原稿画像を読み取る画像読取装置において、前記キャリッジをモータにより移動させる走査駆動手段と、前記キャリッジの基準位置に対する通過および非通過を検知する基準位置検出手段と、前記キャリッジの前記基準位置に対する通過および非通過の検知結果に基づいて、前記キャリッジの停止位置の異常を検出する異常検出手段と、前記キャリッジの停止位置の異常が検出された場合に、前記キャリッジが異常停止した場所を特定する異常停止位置特定処理手段と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
走行体であるキャリッジを往復移動させて原稿画像を読み取る画像読取装置において、
前記キャリッジをモータにより移動させる走査駆動手段と、
前記キャリッジの基準位置に対する通過および非通過を検知する基準位置検出手段と、
前記キャリッジの前記基準位置に対する通過および非通過の検知結果に基づいて、前記キャリッジの停止位置の異常を検出する異常検出手段と、
前記キャリッジの停止位置の異常が検出された場合に、前記キャリッジが異常停止した場所を特定する異常停止位置特定手段と、
を備える画像読取装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記異常停止位置特定手段は、前記キャリッジの停止位置の異常が検知された時点で前記キャリッジが停止した後に、所定の移動距離を副走査方向に前記キャリッジを動かし、前記キャリッジの停止後に前記基準位置に対する前記キャリッジの通過および非通過が検知不能な場合においても、前記所定の移動距離を副走査方向とは逆方向に前記キャリッジを動かす動作を行う、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記キャリッジが異常停止した場所を特定する異常停止位置特定処理中に前記基準位置に対する前記キャリッジの通過が検知できた場合はパルスカウント値を保持し、前記基準位置に対する前記キャリッジの通過が検知できない場合は、前記キャリッジが異常停止した場所が特定不能の結果を通知する通知部を備える請求項1または2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記異常停止位置特定手段は、前記画像読取装置の電源起動後に実行される前記キャリッジの前記基準位置に対する調整動作で発生する前記キャリッジの移動不具合時に前記キャリッジが異常停止した場所を特定する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記異常停止位置特定手段は、前記キャリッジの前記基準位置の調整動作後に実行されるイニシャル光学調整動作時に発生する前記キャリッジの移動不具合時に前記キャリッジが異常停止した場所を特定する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記異常停止位置特定手段は、圧板原稿を読み取る際に発生する前記キャリッジの移動不具合時に前記キャリッジが異常停止した場所を特定する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記異常停止位置特定手段は、DF原稿を読み取る前に実行される白データ取得時に発生する前記キャリッジの移動不具合時に前記キャリッジが異常停止した場所を特定する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記画像読取装置のマシン状態を管理する遠隔診断保守サービスに有線または無線で接続されている場合、前記キャリッジの異常停止した場所を特定すると、前記遠隔診断保守サービスに前記キャリッジが異常停止した場所を通知する送信部をさらに備える請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項9】
コピー、印刷、スキャナ、およびFAXの少なくとも1つ以上の機能を備える請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項10】
走行体であるキャリッジを往復移動させて原稿画像を読み取る画像読取装置で実行される画像読取方法であって、
前記キャリッジの基準位置に対する通過および非通過の検知結果に基づいて、前記キャリッジの停止位置の異常を検出するステップと、
前記キャリッジの停止位置の異常が検出された場合に、前記キャリッジが異常停止した場所を特定するステップと、
を含む画像読取方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置、画像読取方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像読取装置のキャリッジの駆動時に基準白板の位置で画像レベルの異常を検知した場合に、読取手段と走行体駆動系の不具合を区分けするための異常解析処理を実施する技術があり、新たにキャリッジの走行体駆動系の異常が認められた場合は、読取手段で発生したエラー履歴を訂正する。従来は、画像レベルの異常を検知した場合、走行体駆動系の異常であるか否かに関わらず、読取手段が関連する部品を交換していたが、走行体駆動系の部品を変更することで不要な部品交換を防止することができる。
【0003】
また、特許文献1には、走行体駆動系の異常解析を読取手段の不具合後に実施しており、異常解析を実施できる条件としてはキャリッジに備え付けられている原点位置センサ検知フィラーが原点位置センサを遮光していない場合に限られ、読取手段の不具合検知後に走行体駆動系の異常解析を実施することで読取手段および走行体駆動系の不具合を区分けする技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、キャリッジが何かしらの理由で異常停止した場合、所定の位置に設けられたキャリッジの通過、非通過を検出する基準位置検出手段を起点に、どの地点でキャリッジの駆動が不具合を起こしたかの異常解析が行われていないため、明らかな部品不良(各ハーネス抜け、駆動ベルト外れ、駆動モータ不良等)以外の不具合症状の場合、かつ不具合症状があまり再現しないマシンでは解析することが困難となる。以上より、特許文献1記載の技術では、走行体駆動系の不具合を読取手段の不具合と切り分けているだけとなり、走行体駆動系不具合時におけるキャリッジの停止位置が、基準位置検出手段に対して有効または無効以外の情報が入手不能な場合は、不具合の再現性が低いマシン等は不具合解析が難渋してしまう。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スキャナ等の画像読取装置において、市場で発生している走行体駆動系の不具合に対し、不具合の再現性が低いマシン解析の難渋を低減させることができる、画像読取装置、画像読取方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、走行体であるキャリッジを往復移動させて原稿画像を読み取る画像読取装置において、前記キャリッジをモータにより移動させる走査駆動手段と、前記キャリッジの基準位置に対する通過および非通過を検知する基準位置検出手段と、前記キャリッジの前記基準位置に対する通過および非通過の検知結果に基づいて、前記キャリッジの停止位置の異常を検出する異常検出手段と、前記キャリッジの停止位置の異常が検出された場合に、前記キャリッジが異常停止した場所を特定する異常停止位置特定処理手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像読取装置において、市場で発生している走行体駆動系の不具合に対し、不具合の再現性が低いマシン解析の難渋を低減させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例の構成を示す図である。
図2は、本実施の形態にかかる画像読取り装置の一例の構成を示す図である。
図3は、本実施の形態にかかる画像読取部の制御装置のキャリッジの異常停止位置特定処理にかかる機能を示す機能ブロック図である。
図4は、本実施の形態にかかる画像読取装置におけるキャリッジの移動の異常検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5は、本実施の形態にかかる画像読取装置におけるキャリッジの基準位置の調整動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図6は、本実施の形態にかかる画像読取装置におけるキャリッジの異常位置特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、画像読取装置、画像読取方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例の構成を示す図である。図1において、画像形成装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機と称される画像形成装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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