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公開番号2025066208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175631
出願日2023-10-11
発明の名称シート給送装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 1/26 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】構成が簡易で、装置本体への給送カセットの挿入時のセット性を良好にする。
【解決手段】画像形成装置本体1(装置本体)に対して挿脱可能な給送カセット40が設けられている。そして、給送カセット40は、画像形成装置本体1に対する挿入方向(-Y方向)に対して直交する突出方向(-X方向)に突出する係合ピン45が設けられている。他方、画像形成装置本体1は、給送カセット40の挿入時に係合ピン45を案内するガイド部71が挿入方向(±Y方向)に延びるように形成されていて、係合ピン45が係合した状態でガイド部71において係合ピン45を所定位置に向けて挿入方向(-Y方向)に引き込む引き込み機構72が設けられている。そして、係合ピン45は、挿入方向(-Y方向)と突出方向(-X方向)とに直交する直交方向(±Z方向)に対して遊動可能に、給送カセット40に非固定で保持されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体に対して挿脱可能な給送カセットを備え、
前記給送カセットは、前記装置本体に対する挿入方向に対して直交する突出方向に突出する係合ピンを具備し、
前記装置本体は、
前記挿入方向に延びるように形成されて、前記給送カセットの挿入時に前記係合ピンを案内するガイド部と、
前記係合ピンが係合した状態で前記ガイド部において前記係合ピンを所定位置に向けて前記挿入方向に引き込む引き込み機構と、
を具備し、
前記係合ピンは、前記挿入方向と前記突出方向とに直交する直交方向に対して遊動可能に、前記給送カセットに非固定で保持されたことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記給送カセットは、
前記係合ピンの挿入部が挿入される穴部が形成されて、
前記挿入部と前記穴部とに前記直交方向の隙間がある状態で、前記係合ピンを、前記突出方向に対して傾斜可能に、かつ、前記直交方向にスライド移動可能に、保持したことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記給送カセットは、前記穴部と前記挿入部とに前記挿入方向の隙間がある状態で、前記突出方向に対して傾斜可能に、かつ、前記挿入方向にスライド移動可能に、前記係合ピンを保持したことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記穴部は、前記挿入方向の隙間が前記直交方向の隙間よりも小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記穴部は、前記直交方向が長手方向となり前記挿入方向が短手方向となる長穴又は楕円穴であることを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記係合ピンは、前記ガイド部に案内される小径部と、前記係合ピンの前記突出方向の移動を規制する規制部材が設置された前記挿入部としての大径部と、を具備したことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記規制部材は、前記大径部に形成された周状溝部に設置されて、前記大径部よりも大きな外径からなる止め輪であることを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記給送カセットは、前記係合ピンの前記突出方向に対して逆方向の移動を制限する制限部が形成されたことを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記係合ピンと前記穴部との前記直交方向の隙間をCとして、前記係合ピンと前記ガイド部との前記直交方向の隙間をDとしたときに、
D<C
なる関係が成立することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記穴部の穴深さをEとして、前記給送カセットにおいて前記穴部が形成された内壁面から前記装置本体において前記ガイド部が形成された外壁面までの距離をFとしたときに、
D<C×F/E
なる関係が成立することを特徴とする請求項9に記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、用紙などのシートを給送するシート給送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置に設置されるシート給送装置において、画像形成装置本体に対して挿脱可能な給送カセットの挿入時のセット性を向上させるために、引き込み機構によって給送カセットを挿入方向に引き込みながら挿入する技術が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1におけるシート給送装置は、シートカセット(給送カセット)に保持アームを介して係合ピンが設置されていて、その係合ピンを案内する円弧状のガイド溝や、係合ピンが係合した状態で回動するトグルアームが装置本体に設置されている。そして、保持アームに設置された係合ピンがガイド溝に案内されるように係合ピンが係合したトグルアームが回動しながら、シートカセットが装置本体の奥側に引き込まれていき、シートカセットの装置本体へのセットが完了する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシート給送装置は、係合ピンが保持アームを介して保持されているため、部品点数が多くて構成が複雑化してしまい、装置が高コスト化、大型化してしまっていた。
また、係合ピンがガイド部(ガイド溝)に案内されながら挿入方向に移動するときに、係合ピンがガイド部に摺動するときの抵抗が大きくなってしまい、セット性が悪くなってしまっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、構成が簡易で、装置本体への給送カセットの挿入時のセット性が良好な、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート給送装置は、装置本体に対して挿脱可能な給送カセットを備え、前記給送カセットは、前記装置本体に対する挿入方向に対して直交する突出方向に突出する係合ピンを具備し、前記装置本体は、前記挿入方向に延びるように形成されて、前記給送カセットの挿入時に前記係合ピンを案内するガイド部と、前記係合ピンが係合した状態で前記ガイド部において前記係合ピンを所定位置に向けて前記挿入方向に引き込む引き込み機構と、を具備し、前記係合ピンは、前記挿入方向と前記突出方向とに直交する直交方向に対して遊動可能に、前記給送カセットに非固定で保持されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、構成が簡易で、装置本体への給送カセットの挿入時のセット性が良好な、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
シート給送装置を示す概略構成図である。
給送カセットの一部を示す斜視図である。
シート給送装置において装置本体の引き込み装置に給送カセットが挿入される動作を示す部分斜視図である。
係合ピンを示す斜視図である。
給送カセットの突出部を示す上面図である。
係合ピンと穴部とのガタを示す概略図である。
引き込み機構の動作を示す図である。
ガイド部によって案内される係合ピンの軌跡を示す図である。
ガイド部によって案内されるときの穴部における係合ピンの動作を示す断面図である。
給送カセットにおける係合ピンと、装置本体におけるガイド部と、の寸法関係を示す模式図である。
変形例としての、係合ピンを示す斜視図である。
図12の係合ピンが設置された給送カセットの要部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基づいた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像をシートPに転写する転写部(画像形成部)、を示す。
また、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部(自動原稿搬送装置)、12、13は給送カセット40内に収容されたシートPを給送するシート給送装置、16はユーザーが手差しでセットしたシートPを給送する手差し用シート給送装置、を示す。
また、17は転写部7に向けてシートPを搬送するレジストローラ対(搬送ローラ対)、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、31は装置本体1から排紙されたシートPが積載される排紙トレイ、を示す。
また、40、40´は各シート給送装置12、13に設置された給送カセット、52は各シート給送装置12、13、16に設置された給送機構、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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