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公開番号2024101935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023006175
出願日2023-01-18
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 25/20 20060101AFI20240723BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器本体を折畳状態として好適に運搬等を可能とする容器を提供する。
【解決手段】容器本体2が組立状態から折畳状態とされる場合に、先に一対の長辺側側壁部22が折畳姿勢とされ、その上方に一対の短辺側側壁部21が折畳姿勢とされる。折畳姿勢にある一対の短辺側側壁部21同士の間には隙間が形成され、前記隙間が形成される箇所に対応して、一対の長辺側土台部14からそれぞれ上方に突出する支持突部61が設けられる。蓋体3には、容器本体2と、蓋体3とを結束可能なバンドを使用する場合に、当該バンドの水平方向への変位を規制するバンド掛け部65が設けられる。バンド掛け部65は、少なくとも蓋体3が折畳状態にある容器本体2に被せられた場合に支持突部61の直上方に位置する部位に設けられる。バンドにより折畳状態の容器本体2、及び、蓋体3が結束される場合に、バンド掛け部65の下面側が支持突部61により支持可能とされている。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
略矩形板状の底壁部、及び、前記底壁部の各側辺部に沿ってそれぞれ上方に突出する土台部を備える底壁構成部と、前記各土台部に対して、前記各土台部の上方に立設される起立姿勢と、前記底壁部の上方に倒される折畳姿勢との間を回動変位可能に連結された側壁部とを具備し、全ての前記側壁部が前記起立姿勢とされた組立状態と、全ての前記側壁部が前記折畳姿勢とされた折畳状態とに状態変化可能な容器本体と、
前記容器本体に対して着脱自在に被せられる蓋体と
を備える容器において、
前記土台部は、前記底壁部の相対する一対の第1側辺部からそれぞれ上方に突出する第1土台部と、前記底壁部の相対する一対の第2側辺部からそれぞれ上方に突出し、前記一対の第1土台部の両端部間をそれぞれ連結するようにして設けられる第2土台部とを備え、
前記側壁部は、前記第1土台部に連結される第1側壁部と、前記第2土台部に連結される第2側壁部とを備え、
前記容器本体が前記組立状態から前記折畳状態とされる場合に、先に一対の前記第2側壁部が前記折畳姿勢とされ、前記折畳姿勢とされた前記第2側壁部の上方に一対の前記第1側壁部が前記折畳姿勢とされる構成であって、
前記蓋体には、前記容器本体と、前記蓋体とを結束可能なバンドを使用する場合に、当該バンドの水平方向への変位を規制するバンド掛け部が設けられ、
前記容器本体の前記折畳状態において、前記折畳姿勢にある一対の前記第1側壁部同士の間には隙間が形成され、
前記底壁構成部は、前記隙間が形成される箇所に対応して、一対の前記第2土台部からそれぞれ上方に突出する支持突部を備え、
前記バンド掛け部は、少なくとも前記蓋体が前記折畳状態にある前記容器本体に被せられた場合に前記支持突部の直上方に位置する部位に設けられ、
前記折畳状態の前記容器本体に前記蓋体を被せ、前記支持突部の直上方に位置する前記バンド掛け部に前記バンドを掛けて前記容器本体、及び、前記蓋体が結束される場合に、前記バンド掛け部の下面側が前記支持突部により支持可能に構成されていることを特徴とする容器。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記蓋体には、前記バンド掛け部の下面から下方に延出する蓋体リブが設けられ、
前記支持突部は、前記蓋体リブと当接可能な支持面部と、前記支持面部の下面から下方に延出する支持突部リブとを備え、
前記折畳状態の前記容器本体に前記蓋体を被せた場合に、前記蓋体リブと、前記支持突部リブとが、前記支持面部を介して、上下方向に連続して延在するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記蓋体には、前記組立状態の前記容器本体に前記蓋体を被せた場合に、前記容器本体の前記側壁部の内面に対向して、当接又は近接する嵌合リブが設けられ、
前記側壁部は、前記起立姿勢にある場合の前記容器本体の外方側に延出する側壁部リブを備え、
前記折畳状態の前記容器本体に前記蓋体を被せた場合に、前記嵌合リブの一部と、前記側壁部リブとが、上下方向に連続して延在するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
前記蓋体には、前記バンド掛け部の下面から下方に延出する蓋体リブが設けられ、
前記側壁部は、前記起立姿勢にある場合の前記容器本体の外方側に延出する側壁部リブを備え、
前記側壁部リブは、前記側壁部の上辺部に沿って延びる上辺リブと、前記側壁部の高さ方向に延在する縦リブとを備え、
前記組立状態の前記容器本体に前記蓋体を被せた場合に、前記蓋体リブと、前記縦リブとが、前記上辺リブを介して、上下方向に連続して延在するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記折畳状態の前記容器本体の上方に、前記折畳状態、又は、前記組立状態の前記容器本体を積重ねた場合に、上側の前記容器本体の前記支持突部リブと、下側の前記容器本体の前記支持突部リブとが、前記下側の容器本体の前記支持面部を介して、上下方向に連続して延在するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬等に使用される容器に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物品の運搬等に使用される容器として、略矩形板状をなす底壁部、及び、該底壁部の各側辺部に沿ってそれぞれ上方に突出する土台部を具備する底壁構成部と、各土台部に対して、各土台部の上方に立設される起立姿勢と、底壁部の上方に倒される折畳姿勢との間を回動変位可能に連結された側壁部とを備え、各側壁部を起立姿勢として上方に開口する箱型に組立てられた組立状態と、各側壁部を折畳姿勢とした折畳状態とに状態変化可能な容器が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。さらに、折畳可能な容器(容器本体)と、容器本体に被せられる蓋体とを備える容器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-19128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、容器の運搬時等の一形態として、パレットの上に容器本体を折畳状態とした容器同士を積重ね、最上段の容器の蓋体からパレットにかけてバンドを回し掛けて結束することが知られている。
【0005】
ところで、容器本体は、組立状態から折畳状態とする場合に、側壁部のうち、相対する一対の側壁部を折畳姿勢とした後、もう一対の側壁部を折畳姿勢とすることとなるが、当該もう一対の側壁部同士の間に隙間が形成される場合、当該隙間が形成された箇所において、当該容器本体に被せられた蓋体と、容器本体との間にも隙間が形成されることとなる。ここで、当該隙間が形成された箇所に対応してバンドが掛けられてしまうと、蓋体が変形等してしまうことが懸念される。
【0006】
本発明は上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、容器本体を折畳状態として好適に運搬等を可能とする容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0008】
手段1.略矩形板状の底壁部、及び、前記底壁部の各側辺部に沿ってそれぞれ上方に突出する土台部を備える底壁構成部と、前記各土台部に対して、前記各土台部の上方に立設される起立姿勢と、前記底壁部の上方に倒される折畳姿勢との間を回動変位可能に連結された側壁部とを具備し、全ての前記側壁部が前記起立姿勢とされた組立状態と、全ての前記側壁部が前記折畳姿勢とされた折畳状態とに状態変化可能な容器本体と、
前記容器本体に対して着脱自在に被せられる蓋体と
を備える容器において、
前記土台部は、前記底壁部の相対する一対の第1側辺部からそれぞれ上方に突出する第1土台部と、前記底壁部の相対する一対の第2側辺部からそれぞれ上方に突出し、前記一対の第1土台部の両端部間をそれぞれ連結するようにして設けられる第2土台部とを備え、
前記側壁部は、前記第1土台部に連結される第1側壁部と、前記第2土台部に連結される第2側壁部とを備え、
前記容器本体が前記組立状態から前記折畳状態とされる場合に、先に一対の前記第2側壁部が前記折畳姿勢とされ、前記折畳姿勢とされた前記第2側壁部の上方に一対の前記第1側壁部が前記折畳姿勢とされる構成であって、
前記蓋体には、前記容器本体と、前記蓋体とを結束可能なバンドを使用する場合に、当該バンドの水平方向への変位を規制するバンド掛け部が設けられ、
前記容器本体の前記折畳状態において、前記折畳姿勢にある一対の前記第1側壁部同士の間には隙間が形成され、
前記底壁構成部は、前記隙間が形成される箇所に対応して、一対の前記第2土台部からそれぞれ上方に突出する支持突部を備え、
前記バンド掛け部は、少なくとも前記蓋体が前記折畳状態にある前記容器本体に被せられた場合に前記支持突部の直上方に位置する部位に設けられ、
前記折畳状態の前記容器本体に前記蓋体を被せ、前記支持突部の直上方に位置する前記バンド掛け部に前記バンドを掛けて前記容器本体、及び、前記蓋体が結束される場合に、前記バンド掛け部の下面側が前記支持突部により支持可能に構成されていることを特徴とする容器。
【0009】
手段1によれば、折畳状態の容器本体に蓋体を被せ、支持突部の直上方に位置するバンド掛け部にバンドを掛けて容器本体、及び、蓋体を結束する場合に、蓋体の変形等を防止することができる。従って、例えば、蓋体が塑性変形してしまい、組立状態の容器本体に対して好適に被せられなくなってしまうといった事態を防止することができる。また、バンド掛け部を折畳姿勢にある第1側壁部同士の間の位置、すなわち、第2側壁部の横幅方向における容器の中央部に対応して設けることができる。従って、1つのバンドでバランスよく容器本体、及び、蓋体を結束することができ、例えば、折畳姿勢にある第1側壁部同士の間の位置を避けて2箇所でバンドを掛ける場合に比べて、作業性の向上等を図ることができる。さらに、バンドの結束に伴い、蓋体を介して、折畳姿勢の側壁部や、側壁部と土台部との連結部位に対して局所的に負荷が掛けられることを回避することができる。従って、側壁部の変形等を抑止し、安定的な側壁部の回動変位等をより長期に維持することができる。
【0010】
手段2.前記蓋体には、前記バンド掛け部の下面から下方に延出する蓋体リブが設けられ、
前記支持突部は、前記蓋体リブと当接可能な支持面部と、前記支持面部の下面から下方に延出する支持突部リブとを備え、
前記折畳状態の前記容器本体に前記蓋体を被せた場合に、前記蓋体リブと、前記支持突部リブとが、前記支持面部を介して、上下方向に連続して延在するように構成されていることを特徴とする手段1に記載の容器。
(【0011】以降は省略されています)

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