TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024142710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054979
出願日
2023-03-30
発明の名称
包装装置
出願人
株式会社イシダ
代理人
主分類
B65B
57/00 20060101AFI20241003BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】供給された商品が、条件に適合しない商品であっても、包装装置を停止させることなく、装置内に供給して排出する。また、そうした不適合な商品を包装装置の下流側ラインに排出させない装置を提供することを目的とする。
【解決手段】商品に関する情報を取得する取得部と、取得部の商品を搬送する第1搬送部と、第1搬送部で搬送される商品をフィルムで包装する包装部と、包装部から排出される商品を搬出する第2搬送部と、包装部及び第2搬送部を制御する制御部と、商品に関する異常または包装に関する異常を検知する検知部と、を備え、制御部は、検知部が異常を検知しない場合、第2搬送部を制御して包装済商品を第1搬送路に搬送させ、検知部が異常を検知した場合、第2搬送部を制御して第1搬送路とは異なる第2搬送路に商品を搬送させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
商品に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部の前記商品を搬送する第1搬送部と、
前記第1搬送部で搬送される前記商品をフィルムで包装する包装部と、
前記包装部から排出される包装済商品又は未包装商品を搬出する第2搬送部と、
前記包装部及び前記第2搬送部を制御する制御部と、
前記商品に関する異常または前記包装に関する異常を検知する検知部と、を備え、
前記制御部は、前記検知部が異常を検知しない場合、前記第2搬送部を制御して、前記包装済商品を第1搬送路に搬送させ、前記検知部が異常を検知した場合、前記第2搬送部を制御して、前記第1搬送路とは異なる第2搬送路に前記未包装商品又は包装済商品を搬送させる、
包装装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記取得部には、前記商品の質量を計量する計量部が含まれ、
前記包装装置は、さらに前記計量部で計量された前記商品の商品情報をラベルに印字するラベルプリンタと、
前記ラベルプリンタから発行される前記ラベルを前記包装部から排出される前記商品に貼付するラベル貼付機と、を備え、
前記検知部が前記商品に関する異常を検知した場合は、前記ラベルプリンタは、前記商品情報に代えて、検知された異常の内容を前記ラベルに印字する、
請求項1に記載の包装装置。
【請求項3】
前記取得部には、前記商品の質量を計量する計量部が含まれ、
前記包装装置は、さらに前記計量部で計量された前記商品の商品情報をラベルに印字するラベルプリンタと、
前記ラベルプリンタから発行される前記ラベルを前記包装部から排出される前記商品に貼付するラベル貼付機と、を備え、
前記検知部が前記包装部の包装動作の異常を検知した場合は、前記ラベルプリンタは、前記ラベルを発行しない、請求項1に記載の包装装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トレーや透明容器等に食品が収納された商品をストレッチフィルムで包装する包装装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、トレーに盛り付けられた食品を計量し、包装し、値付けする場合、計量機とラベル貼付機とが組み込まれたストレッチ包装装置、いわゆる、計量包装値付け装置が使用される。
【0003】
こうした包装装置が、パック商品を量産するパックセンターに導入される場合は、食品をトレーなどに盛り付ける上流側ラインと、包装された商品をコンテナに積み込む下流側ラインとの間に組み込まれる。そのため、装置が停止するとライン全体が停止するため、この種の包装装置では、不良品が供給されたり、包装途中で不良品が発生したりしても、装置を停止させずに、それを下流側ラインに排出し、下流側ラインにおいて、振分装置によって不良品をラインから排除するようにしている。
【0004】
しかし、下流側ラインに振分装置を配置すると、ライン全体が長くなるだけでなく、振分装置を包装装置と連動させる必要から、装置全体が大型化する問題がある。そこで、下記特許文献1では、不良品が発生すると、それが直ちに不良品であると判別できるような形態で包装する包装装置の発明を開示している。これによれば、包装済商品をコンテナ等に積み込むときに、作業者が不良品を判別して、それを除去することができるから、下流側ラインに振分装置を導入しなくても済むメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-98585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、作業者が良品の中に混在する不良品を見つけて除去する作業には、見落としが発生する可能性がある。また、最近では、パックセンターの下流側ラインにロボットが導入され、そのロボットが、包装済商品をコンテナに自動的に積み込むようになってきているので、そうしたロボットに、良品と不良品とを見分けて弁別させることは難しく、結局、人手に頼らざるを得ないから、省人化を図る観点からは、好ましくない。
【0007】
また、計量部を備えたこの種の包装装置には、装置に供給される商品が予め設定された条件に適合しない場合、例えば計量部に供給された商品の内容量が、売れ筋商品として、適量とされた許容重量範囲から逸脱している場合は、包装装置を停止させて、計量部に供給された商品を取り除かねばならない仕様のものがある。そうした仕様の装置において、後続商品の内容量が例え適正なものであっても、装置を一旦停止させて、条件に適合しない商品を除去しなければならないから、その間、ラインが停止するという問題がある。
【0008】
本発明は、こうした問題を一挙に解決せんとするもので、装置に供給された商品が、例え所定の条件に適合しない商品であっても、包装装置を停止させることなく、それを装置内に供給して排出することができ、しかも、そうした排出された不適合な商品を下流側ラインに排出させない、新たな包装装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、第1観点に係る包装装置は、
商品に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部に供給された前記商品を搬送する第1搬送部と、
前記第1搬送部で搬送されてくる前記商品をフィルムで包装する包装部と、
前記包装部から排出される包装済商品又は未包装商品を搬出する第2搬送部と、
前記包装部及び前記第2搬送部を制御する制御部と、
前記商品に関する異常または前記包装に関する異常を検知する検知部と、
を備え、
前記制御部は、前記検知部が異常を検知しない場合、前記第2搬送部を制御して、前記包装済商品を第1搬送路に搬送させ、前記検知部が異常を検知した場合、前記第2搬送部を制御して、前記第1搬送路とは異なる第2搬送路に前記未包装商品又は包装済商品を搬送させることを要旨とする。
【0010】
ここで、商品に関する情報を取得するとは、例えば、供給された商品を計量部で計量することであり、また、その商品の画像情報をカメラで取得することである。また、商品に関する異常とは、例えば、包装装置に供給された商品の質量が、予め設定された許容範囲内に収まっていない場合とか、包装装置に対し、これから処理する商品として設定された商品と、包装装置に供給された実際の商品とが、不一致である場合に、その商品を異常とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る