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公開番号
2024133791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023043756
出願日
2023-03-20
発明の名称
塗料容器用蓋
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B65D
47/06 20060101AFI20240926BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】塗料容器の内部の塗料の乾燥を防ぎつつも塗料を必要分量だけ容易に取り出すことが可能で、且つ単純な形状である塗料容器用蓋。
【解決手段】上方が開口し内部83に塗料9を溜める塗料容器8のための塗料容器用蓋100aであって、平面形でその外周が塗料容器8の内周より小さい蓋本体部1aと、塗料容器8の開口81の縁82にその全周に亘って嵌合可能な蓋外周部2aと、伸縮可能で且つ可撓性を有し蓋本体部1aの外周端13aから蓋外周部2aまで伸びる伸縮部3と、を備え、蓋本体部1aには上方に突出し当該蓋本体部1aを上下に貫通した噴出孔12aを有する噴出部11aが設けられ、蓋外周部2aが縁82に嵌合された状態で蓋本体部1aが塗料容器8の内部83の底85まで下降可能であることを特徴とする塗料容器用蓋。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上方が開口し内部に塗料を溜める塗料容器のための塗料容器用蓋であって、
平面形でその外周が前記塗料容器の内周より小さい蓋本体部と、前記塗料容器の開口の縁にその全周に亘って嵌合可能な蓋外周部と、伸縮可能で且つ可撓性を有し前記蓋本体部の外周端から前記蓋外周部まで伸びる伸縮部と、を備え、
前記蓋本体部には上方に突出し当該蓋本体部を上下に貫通した噴出孔を有する噴出部が設けられ、
前記蓋外周部が前記縁に嵌合された状態で前記蓋本体部が前記塗料容器の前記内部の底まで下降可能であることを特徴とする塗料容器用蓋。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記伸縮部の全体又は一部が蛇腹状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の塗料容器用蓋。
【請求項3】
上方が開口し内部に塗料を溜める塗料容器のための塗料容器用蓋であって、
平面形でその外周が前記塗料容器の内周より小さい蓋本体部と、前記塗料容器の前記内部から当該塗料容器の内側面にその全周に亘って圧接される蓋外周部と、前記蓋本体部の外周端から上方に折れ曲がり前記蓋外周部まで伸びる蓋立上部と、を備え、
前記蓋本体部には上方に突出し当該蓋本体部を上下に貫通した噴出孔を有する噴出部が設けられ、
前記蓋外周部が前記噴出部の上端より高い位置で前記塗料容器の前記内側面に圧接された状態で前記塗料容器の前記内部の底まで下降可能であることを特徴とする塗料容器用蓋。
【請求項4】
前記蓋立上部の全体又は一部が階段状に段差を成して形成されることを特徴とする請求項3に記載の塗料容器用蓋。
【請求項5】
前記噴出部に長尺な取っ手を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗料容器用蓋。
【請求項6】
前記噴出孔を上方から覆い当該噴出孔を蓋締めする長期保管用蓋を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗料容器用蓋。
【請求項7】
前記長期保管用蓋の内周面と、前記噴出部の外周面と、には雌ねじ、雄ねじが施され、前記長期保管用蓋は前記噴出部に螺合可能であることを特徴とする請求項6に記載の塗料容器用蓋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に塗料を溜める塗料容器のための塗料容器用蓋であって、塗料容器の内部の塗料の乾燥を防ぎつつも塗料を必要分量だけ容易に取り出すことが可能な塗料容器用蓋に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載される塗料用の容器が知られている。特許文献1に記載される塗料用の容器は、塗料を収容する容器本体の上下方向途中位置で塗料を上から覆うと共に塗料の通過を制限する小穴が複数形成されかつ容器本体の傾きに追従して傾く中蓋と、中蓋と容器本体との間に設けられている弾性復元力によって中蓋を途中位置に復帰させるバネとを備えており、中蓋を下方に押下げ刷毛に塗料を浸けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013―59898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載される塗料用の容器は、当該容器の内部の塗料の表面全体が常に中蓋の複数の小穴を通って循環する空気に触れるため、容器の内部の塗料の乾燥を防ぐことができない。
【0005】
また、塗料用の容器は、バネが常に上下方向に向かって伸縮可能とするためにバネの下端を塗料用の容器の底に固定することと、バネの上端を中蓋の下面に固定することと、が必要であり、そのような構造の容器を作成することは難しい。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、塗料容器の内部の塗料の乾燥を防ぎつつも塗料を必要分量だけ容易に取り出すことが可能で、且つ単純な形状である塗料容器用蓋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明に掛かる塗料容器用蓋は、上方が開口し内部に塗料を溜める塗料容器のための塗料容器用蓋であって、平面形でその外周が前記塗料容器の内周より小さい蓋本体部と、前記塗料容器の開口の縁にその全周に亘って嵌合可能な蓋外周部と、伸縮可能で且つ可撓性を有し前記蓋本体部の外周端から前記蓋外周部まで伸びる伸縮部と、を備え、前記蓋本体部には上方に突出し当該蓋本体部を上下に貫通した噴出孔を有する噴出部が設けられ、前記蓋外周部が前記縁に嵌合された状態で前記蓋本体部が前記塗料容器の前記内部の底まで下降可能であることを特徴とする。
【0008】
さらに、前記伸縮部の全体又は一部が蛇腹状に形成されることを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するために本発明に掛かる塗料容器用蓋は、上方が開口し内部に塗料を溜める塗料容器のための塗料容器用蓋であって、平面形でその外周が前記塗料容器の内周より小さい蓋本体部と、前記塗料容器の前記内部から当該塗料容器の内側面にその全周に亘って圧接される蓋外周部と、前記蓋本体部の外周端から上方に折れ曲がり前記蓋外周部まで伸びる蓋立上部と、を備え、前記蓋本体部には上方に突出し当該蓋本体部を上下に貫通した噴出孔を有する噴出部が設けられ、前記蓋外周部が前記噴出部の上端より高い位置で前記塗料容器の前記内側面に圧接された状態で前記塗料容器の前記内部の底まで下降可能であることを特徴とする。
【0010】
さらに、前記蓋立上部の全体又は一部が階段状に段差を成して形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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