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公開番号2025071952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182394
出願日2023-10-24
発明の名称定着装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250430BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着回転体の外周面に摺接する摺接部材の寿命を長くて、定着回転体の耐摩耗性も高くする。
【解決手段】外周面に離型層21cが形成されて、シートP上のトナー像を加熱して定着する定着ベルト21(定着回転体)が設けられている。また、定着ベルト21に当接することでシートPが搬送される定着ニップを形成する加圧ローラ31(加圧回転体)と、定着ベルト21の離型層21cに摺接するリフレッシュローラ28(摺接部材)と、が設けられている。そして、定着ベルト21は、離型層21cに球形シリカ21c2が添加されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
外周面に離型層が形成されて、シート上のトナー像を加熱して定着する定着回転体と、
前記定着回転体に当接することでシートが搬送される定着ニップを形成する加圧回転体と、
前記定着回転体の前記離型層に摺接する摺接部材と、
を備え、
前記定着回転体は、前記離型層に球形シリカが添加されたことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記離型層は、平均粒径が1~2μmの球形シリカが5~10wt%添加されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記離型層は、4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂に前記球形シリカが添加されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記定着回転体は、内周面側からベース層、弾性層、前記離型層が順次積層された無端状の定着ベルトであって、
前記定着ベルトの内周面に摺接して、前記定着ベルトを介して前記加圧回転体に当接するニップ形成部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
【請求項5】
前記摺接部材は、研磨剤が添加されたシリコーンゴム層が外周面に形成されたリフレッシュローラであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シート上のトナー像を加熱して定着する定着装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に設置された定着装置において、定着ローラなどの定着回転体の外周面の粗さによって定着ニップを通過するシートにキズがつく不具合を軽減することを目的として、定着回転体の外周面にリフレッシュローラなどの摺接部材を摺接させて、定着回転体の外周面を研磨する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献2には、定着ローラ(定着回転体)の耐摩耗性を向上させることを目的として、定着ローラ(定着回転体)の外周面に形成する離型層として、カーボン、アルミナ、炭化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化鉄などのフィラーをPFA樹脂に分散させたものを用いる技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の定着装置は、定着回転体の耐摩耗性の向上と、定着回転体の外周面に摺接する摺接部材の高寿命化と、をバランス良く両立させるのが難しかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、定着回転体の外周面に摺接する摺接部材の寿命が長くて、定着回転体の耐摩耗性も高い、定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における定着装置は、外周面に離型層が形成されて、シート上のトナー像を加熱して定着する定着回転体と、前記定着回転体に当接することでシートが搬送される定着ニップを形成する加圧回転体と、前記定着回転体の前記離型層に摺接する摺接部材と、を備え、前記定着回転体は、前記離型層に球形シリカが添加されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、定着回転体の外周面に摺接する摺接部材の寿命が長くて、定着回転体の耐摩耗性も高い、定着装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
定着装置を示す構成図である。
定着ベルトを示す拡大断面図である。
リフレッシュローラを示す拡大断面図である。
(A)リフレッシュローラの表面層を示す拡大図と、(B)定着ベルトの離型層を示す拡大図と、である。
比較例としての、(A)リフレッシュローラの表面層を示す拡大図と、(B)定着ベルトの離型層を示す拡大図と、である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1はコピー機能とプリンタ機能とを有する複合機としての画像形成装置、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は用紙等のシートPが収容される給紙部、を示す。
また、9はシートPの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電部、を示す。
また、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像をシートP上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、15は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像をシートP上に転写するための2次転写バイアスローラ、20はシートP上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、を示す。
また、65は印刷動作(画像形成動作)に関わる情報が表示されたり操作をおこなったりするための操作表示パネル、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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