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公開番号
2025083132
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196849
出願日
2023-11-20
発明の名称
液体吐出ヘッド装置及び液体を吐出する装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250523BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ヘッド短手方向にずれて隣り合う液体吐出ヘッド間のノズル列のつなぎ目部分において許容範囲を外れるノズルピッチが生じることを抑制する。
【解決手段】ヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、複数の液体吐出ヘッド3,4を保持するヘッド保持部材61を有する液体吐出ヘッド装置6であって、ヘッド保持部材のヘッド長手方向一端部をマウントに固定して取り付ける第一ベース取付部材61aと、ヘッド保持部材のヘッド長手方向他端部を、ヘッド保持部材の膨張又は収縮によりベース部材に対してヘッド長手方向への変位が可能なように、ベース部材に取り付ける第二ベース取付部材61bとを有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘッド長手方向へ複数のノズルが配列されたノズル列を備える複数の液体吐出ヘッドと、
前記複数の液体吐出ヘッドがヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、該複数の液体吐出ヘッドを保持するヘッド保持部材と、を有する液体吐出ヘッド装置であって、
前記ヘッド保持部材のヘッド長手方向一端部をベース部材に固定して取り付ける第一ベース取付部材と、
前記ヘッド保持部材のヘッド長手方向他端部を、前記ヘッド保持部材の膨張又は収縮により前記ベース部材に対してヘッド長手方向への変位が可能なように、該ベース部材に取り付ける第二ベース取付部材とを有することを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記第二ベース取付部材は、前記ヘッド保持部材のヘッド長手方向他端部がヘッド短手方向への変位を規制することを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記第二ベース取付部材は、前記ヘッド保持部材の被係合部に対してヘッド長手方向へ変位可能に係合する係合部を備えることを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項4】
請求項3に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記係合部及び前記係合部のうちの一方は、突起部であり、他方は、該突起部が入り込む孔又は溝であることを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項5】
請求項4に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記突起部は、ヘッド長手方向へ突出し、ヘッド長手方向に延びる軸回りの回転を阻止可能な断面形状を有し、
前記孔又は溝は、前記突起部の断面形状に対応した断面形状を有し、該突起部の突起側面と摺動する摺動孔又は摺動溝であることを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項6】
請求項3乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記ヘッド保持部材のヘッド長手方向他端部をヘッド短手方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記ヘッド保持部材には、前記複数の液体吐出ヘッドのうちの前記ヘッド長手方向他端部の近傍に保持された液体吐出ヘッドにおける前記ヘッド長手方向一端部側の端部に対してヘッド長手方向から対向する領域に切り欠きが形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項8】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記複数の液体吐出ヘッドの各ノズル列の一部がヘッド長手方向で互いに重複するように、該複数の液体吐出ヘッドを保持することを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項9】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド装置を有することを特徴とする液体を吐出する装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド装置及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ヘッド長手方向へ複数のノズルが配列されたノズル列を備える複数の液体吐出ヘッドと、前記複数の液体吐出ヘッドがヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、該複数の液体吐出ヘッドを保持するヘッド保持部材と、を有する液体吐出ヘッド装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数のノズルがヘッド長手方向に並べられたノズル列を2列具備する4個のヘッド本体(液体吐出ヘッド)と、4個のヘッド本体が固定される保持部材(ヘッド保持部材)とを有するインクジェット式記録ヘッド(液体吐出ヘッド装置)が開示されている。このインクジェット式記録ヘッドは、4個のヘッド本体が、ヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、千鳥状に配置されている。これにより、合計4個のヘッド本体によって、1つのヘッド本体のノズル列の約4倍の長さで、ヘッド長手方向に所定のノズルピッチ(所定の許容範囲内に収まっているノズルピッチ)でノズルが連続するノズル領域を形成している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来の液体吐出ヘッド装置では、ヘッド短手方向にずれて隣り合う液体吐出ヘッド間のノズル列のつなぎ目部分において、許容範囲を外れるノズルピッチが生じてしまうことがあるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、ヘッド長手方向へ複数のノズルが配列されたノズル列を備える複数の液体吐出ヘッドと、前記複数の液体吐出ヘッドがヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、該複数の液体吐出ヘッドを保持するヘッド保持部材と、を有する液体吐出ヘッド装置であって、前記ヘッド保持部材のヘッド長手方向一端部をベース部材に固定して取り付ける第一ベース取付部材と、前記ヘッド保持部材のヘッド長手方向他端部を、前記ヘッド保持部材の膨張又は収縮により前記ベース部材に対してヘッド長手方向への変位が可能なように、該ベース部材に取り付ける第二ベース取付部材とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ヘッド短手方向にずれて隣り合う液体吐出ヘッド間のノズル列のつなぎ目部分において、許容範囲を外れるノズルピッチが生じることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態におけるヘッドユニットを記録材の法線方向から見た平面図。
同ヘッドユニットの記録部毎に設けられている記録ヘッドのヘッド配置を示す説明図。
各液体吐出ヘッド装置上の2つの記録ヘッドのノズルピッチの関係を示す説明図。
同ヘッドユニットを搭載するインクジェット記録装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図。
同ヘッドユニットのヘッド駆動部のハードウェア構成を示すブロック図。
(a)~(f)は、2つの記録ヘッドのオーバーラップ領域においてノズルの切替位置を一つずつずらして画像記録(ドットの打ち出し)を行ったテストチャートの例を示す説明図。
(a)は、2つの記録ヘッドのオーバーラップ領域におけるノズル切替位置を示す説明図。(b)は、同2つの記録ヘッドでそれぞれ吐出に用いるノズルを示す説明図。(c)は、いずれのノズルからも同量の液滴量でベタ画像を印字した場合のベタ画像の濃淡を示す説明図。
(a)は、1つの液体吐出ヘッド装置をノズル面(吐出面)側から見たときの斜視図。(b)は、1つの液体吐出ヘッド装置をノズル面とは反対側から見たときの斜視図。
同液体吐出ヘッド装置のノズル面を示す説明図。
同液体吐出ヘッド装置における2つの記録ヘッドを保持した保持プレートをノズル面側から見たときの模式図。
保持プレートが膨張又は収縮するときに、ノズル列つなぎ目部分で許容範囲を外れるノズルピッチが生じる比較例を示す説明図。
保持プレートが膨張又は収縮しても、ノズル列つなぎ目部分で許容範囲を外れるノズルピッチが生じることが抑制される実施形態の例を示す説明図。
バネにより保持プレートの孔部の内部で第二マウントフランジのピンをヘッド短手方向に片寄せする変形例を示す説明図。
ピンの断面形状の変形例を示す断面図。
液体を吐出する装置の他の一例についての要部平面説明図。
同装置の要部側面説明図。
液体吐出ユニットの他の一例についての要部平面説明図。
液体吐出ユニットの更に他の一例についての正面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る液体吐出ヘッド装置を、液体を吐出する装置である画像形成装置としてのインクジェット記録装置のヘッドユニットに適用した一実施形態について説明する。
【0009】
まず、本実施形態におけるヘッドユニットについて説明する。
図1は、ヘッドユニット2を記録材P0の法線方向から見た平面図である。
記録材P0は、例えば用紙であり、ロール紙(連続用紙)又はカット紙等でもよい。また、用紙以外の様々な媒体(布など)でもよい。記録材P0は、図1に矢印で示す搬送方向に沿って搬送される。ヘッドユニット2は、記録材P0の記録面に、所定の距離を保って対向するように支持されている。
【0010】
ヘッドユニット2は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インク(液体)に対応して設けられた色毎の液体吐出ヘッド装置としてのK記録部2K、C記録部2C、M記録部2M及びY記録部2Yを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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