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公開番号2025060210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170793
出願日2023-09-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/02 20060101AFI20250403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 複数の制御電圧から検出した放電量から設定電圧を決定する制御において、前回の放電量差分、または設定電圧Vppと制御電圧Vppの差分から、制御電圧Vppの値や検知回数を変更させることで、放電量精度を向上させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置は、前回の放電量と今回の放電量差分から、制御電圧Vppを変更させる。制御電圧Vppの値が、ターゲット放電量を挟む制御電圧Vppになるように制御する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
AC+DC重畳電圧を印加し帯電を行う帯電方式であって、
2点以上の制御電圧Vppを変更し、その電圧に対応した放電量を検知または演算する放電演算手段があって、
制御電圧と放電量の関係から所定の放電量になる設定電圧を決めるAC帯電制御において、前回の制御電圧に対応した放電量と今回の制御電圧に対応した放電量との差分から、2点目以降の制御電圧Vppを変更させることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
温度、耐久枚数に応じて、2点目以降の制御電圧を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
温度、耐久枚数に応じて、2点目以降の制御回数を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
AC+DC重畳電圧を印加し帯電を行う帯電方式であって、
2点以上の制御電圧Vppを変更し、その電圧に対応した放電量を検知または演算する放電演算手段があって、
制御電圧と放電量の関係から所定の放電量になる設定電圧を決めるAC帯電制御において、設定電圧と制御電圧との差分から、3点目以降の制御電圧Vppを変更することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
温度、耐久枚数に応じて、2点目以降の制御電圧を変更することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
温度、耐久枚数に応じて、2点目以降の制御回数を変更することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ、印刷装置、あるいはこれらの複合機等に応用される電子写真方式による画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式を採用した画像形成装置では、像担持体の表面を帯電させた後に、露光により静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを現像させてトナー像として顕像化し、トナー像を記録材に転写し、加熱や加圧によって記録材に対してトナー像を結着することで画像を得る。像担持体の表面を帯電する機構として、帯電ローラを感光体に対して高電圧を印加しながら従動回転させることで像担持体を帯電する装置がある。
【0003】
その帯電装置は、帯電ローラにDC+AC電圧を重畳させることで、電位収束性を安定化させる帯電方式である。印加するAC電圧は電位形成の安定化と、感光ドラムへの放電量によるダメージ軽減を両立する必要がある。
【0004】
そのため、AC放電量を最適に制御するために、(特許文献1)非放電領域、放電領域の複数のAC電圧を印加し、そのAC電流を検知し、非放電領域の複数点を結んだ点から放電領域まで線形近似し、放電領域で検知したAC電流との差分がAC放電量を算出する。使用履歴が変わっても、最適なAC放電量になるようにAC電圧を設定できる制御を実施する。
【0005】
また、AC放電量を最適化かつ生産性を維持できるように、(特許文献2)未放電領域1点、放電領域2点のAC電圧を印加し、それぞれに対応した電流波形を検知し、未放電領域の波形から放電流域に擬似的に波形を拡大させ、放電域で検出した波形との差分を取り、放電量を算出し、放電領域2点間のターゲット放電量になるAC電圧(設定電圧)を決定する。少ない制御回数において、精度と生産性の両立が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10‐232534号公報
特開2022‐185544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、15℃から23℃まで機内温度が急激に変化するようなユースケースの場合、問題が起きる。温度によりAC電圧と放電量の関係式が大きく変化し、放電域2点間内でターゲット放電量になるAC電圧(設定電圧)が設定できず、検知外のAC電圧を設定してしまい、放電量が過剰になる場合がある。
【0008】
理由は、環境や使用履歴によって急激なインピーダンス(帯電ローラ温湿度、感光ドラム膜厚)になるため、電圧と放電量の関係曲線が変わる。そのため、少ない点数から求めるため、ターゲット放電量により決まる設定電圧近傍の制御電圧から検出した放電量から決めないと、電圧と放電量の関係曲線の線形性が失われた領域になるため、過剰な放電量になり、ドラム寿命へ低下につながってしまう。
【0009】
それにより、同じ使用枚数であっても、ユーザーのユースケースによって、到達寿命の乖離が大きくなってしまう。多様な使用環境のユーザーに対してもドラムCRG寿命向上、寿命予測精度向上が必要である。
【0010】
本発明の目的は、急激な温度変化がある環境での使用においても、より適切な放電電流制御を行う事が可能になり、ドラム寿命を向上することができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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