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公開番号
2025060212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170795
出願日
2023-09-29
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 電源ON/スリープ復帰後のジョブで毎回メディア検知を行うと、メディア検知完了の待ちや、メディア検知後の画像形成動作条件の切り替え待ちのためFCOTや2枚目給紙の開始が遅れ、電源ON/スリープ復帰後のジョブの生産性が低下する。
【解決手段】 電源OFF/スリープ移行前の給紙トレイの用紙有無、用紙サイズをバックアップメモリに記憶し、電源ON/スリープ復帰後の給紙トレイ紙有無、用紙サイズと、バックアップメモリに記憶された紙有無、用紙サイズとの比較結果でメディア検知の実行判断を決定し、電源ON/スリープ復帰後のジョブ開始時のメディア検知の実行頻度を減らすことによりジョブの生産性低下を抑える。
【選択図】 図11(b)
特許請求の範囲
【請求項1】
表示部と、給紙トレイと、用紙の表面性や厚さ等の特性を検知するため用紙搬送路上に設けられた用紙特性検知手段と、前記給紙トレイにセットされた用紙の有無を検知する紙有無検知手段と、前記用紙特性検知手段により検知された用紙特性情報、前記紙有無検知手段の紙有無検知結を記憶する記憶手段と、通常状態時よりも消費電力を抑えた省電力状態と、以上を制御する制御手段と、を有し、
前記省電力状態から通常状態に復帰する際、または電源OFFから電源ON状態に復帰する際に、前記記憶手段に記憶されている紙有無検知結果と前記紙有無検知手段の紙有無検知結果の状態を確認した結果に応じて、前記制御手段が通常状態復帰後の画像形成開始時に、前記用紙特性検知手段による用紙特性検知後に画像形成を行うか、用紙特性検知無しで前記記憶手段に記憶されている用紙特性情報に基づいて画像形成を行うか、を決定することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記給紙トレイにセットされた用紙の搬送方向と直交する主走査方向のサイズを検知する第一のサイズ検知手段と、前記給紙トレイにセットされた用紙の搬送方向に一つ以上配置され、用紙の長さ及びに用紙の有無を検知する第二のサイズ検知手段と、前記第一のサイズ検知手段と、前記第二のサイズ検知手段の検知結果に応じて、前記給紙トレイにセットされた用紙のサイズを決定するサイズ決定手段と、前記サイズ決定手段の結果を前記表示部に表示する第一のサイズ決定画面と、および前記サイズ決定手段で決定された用紙サイズか、前記第一のサイズ決定画面から決定された用紙サイズを記憶する前記記憶手段と、を有し、
前記省電力状態から通常状態に復帰する際、または電源OFFから電源ON状態に復帰する際に、前記記憶手段で記憶されている用紙サイズと前記サイズ決定手段で決定された用紙サイズとを比較した結果に応じて、前記制御手段が通常状態復帰後の画像形成開始時に、前記用紙特性検知手段による用紙特性検知後に画像形成を行うか、用紙特性検知無しで前記記憶手段に記憶されている用紙特性情報に基づいて画像形成を行うか、を決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記記憶手段で記憶されている紙有無検知結果が紙無しで前記紙有無検知手段の紙有無検知結果が紙有りの場合は省電力モード中または電源OFF中に用紙がセットされたとみなし、画像形成開始時に用特性検知を行うことを決定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記記憶手段で記憶されている紙有無検知結果が紙有りかつ前記紙有無検知手段の紙有無検知結果が紙有りの場合は、さらに前記記憶手段で記憶されている用紙サイズと前記サイズ決定手段で決定された用紙サイズの比較を行い、用紙サイズが異なっていた場合は省電力モード中または電源OFF中に用紙が交換されたとみなし、画像形成開始時に用紙特性検知を行うことを決定し、
用紙サイズが同じであった場合は省電力モード中または電源OFF中に用紙が交換されていないとみなし、画像形成開始時に前記記憶手段に記憶されている用紙特性情報に基づいて画像形成を行うことを決定することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記用紙特性検知手段で検知した用紙特性検知結果を用紙特性情報として使用するか、ユーザ操作により選択された用紙特性を用紙特性情報として使用するかを決定する、用紙特性決定手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録用紙搬送路上に記録用紙の表面性や厚み等の特性を判別するためのメディア検知センサを備えた画像形成装置に関し、特に、無駄な記録用紙の特性判別動作を減らすことにより画像形成の生産性低下を抑える技術に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置では、給紙カセットや手差しトレイ等の記録用紙束がセットされた複数個の各給紙トレイの内、選択された給紙トレイから1枚ずつ記録用紙を給紙搬送し、感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像し、このトナー像を記録用紙に転写・定着させて記録用紙上に画像形成を行っている。さらに記録用紙搬送路上に記録用紙の特性を判別するためのメディアセンサを備えた画像形成装置においては、画像形成時に選択された給紙トレイの記録用紙束のセットまたは交換後や、電源ONまたは待機電力を少なくする省電力モードから通常電力モードへの復帰後は、記録用紙の特性が不明のため、画像形成装置内に給紙搬送された1枚目の記録用紙を使って記録用紙の特性を判別し、判別された記録用紙の特性に応じて以降の記録用紙搬送速度や現像・転写出力、定着温度等の画像形成プロセスの動作条件を決定することにより最適な画像形成が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-62122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、記録用紙搬送路上のメディアセンサにより記録用紙の特性を判別する場合、1枚目で判別された記録用紙の特性に応じて画像形成の動作条件を切り替える際には、モータ速度変更や定着温度切り替え完了を待ってから画像形成が開始されるため、1枚目が画像形成装置の機外に排出されるまで時間が掛かっていた。また、2枚目の給紙は1枚目で記録用紙の特性が判別され、動作条件が切り換わってから給紙が開始されることから、1枚目と2枚目の給紙間隔が大きくなり2枚目の機外排出も通常より時間が掛かっていた。
【0005】
特に、タイマー機能により所定時間以上、画像形成装置の操作や使用が無い場合に省電力モードに移行する画像形成装置において、画像形成開始での省電力モードからの復帰と画像形成後の省電力モードへの移行頻度が多くなり、省電力モードからの復帰毎に記録用紙の特性の判別を行うことは、画像形成の生産性の低下を招くこととなる。
【0006】
通常、記録用紙束が給紙トレイにセットされたまま省電力モードに移行し、省電力モード中に記録用紙束が交換されること無く省電力モードから復帰することが多いと推定され、省電力モードから復帰後の画像形成開始時に記録用紙の特性判別を行わず無駄な待ち時間を減らすこと、省電力モード中に記録用紙束が交換されたことを検知した場合には、省電力モードから復帰後の画像形成開始時に記録用紙の特性判別を行い、記録用紙の特性に対応した画像形成が行われることが望まれる。
【0007】
本発明は、このような背景の下になされたもので、その目的は、記録用紙の特性判別手段と省電力モードを備える画像形成装置において、省電力モードから復帰後の画像形成開始時に記録用紙の特性判別の実行を減らし、省電力モードから復帰後の画像形成の生産性の低下を抑え、省電力モード中に記録用紙束が交換されたことを検知した場合、省電力モードからの復帰後の画像形成時に記録用紙の特性判別を行い、記録用紙の特性に対応した画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、表示部(330)と、給紙トレイ(210)と、用紙の表面性や厚さ等の特性を検知するため用紙搬送路上に設けられた用紙特性検知手段(280)と、前記給紙トレイにセットされた用紙の有無を検知する紙有無検知手段(214)と、前記用紙特性検知手段により検知された用紙特性情報、前記紙有無検知手段の紙有無検知結を記憶する(図10、S806)記憶手段(304)と、通常状態時よりも消費電力を抑えた省電力状態(S800、表2)と、以上を制御する制御手段(301)と、を有し、前記省電力状態から通常状態に復帰する際、または電源OFFから電源ON状態に復帰する際に、前記記憶手段に記憶されている紙有無検知結果(図11(b)、S913)と前記紙有無検知手段の紙有無検知結果(図11(b)、S905)の状態を確認した結果に応じて、前記制御手段が通常状態復帰後の画像形成開始時に、前記用紙特性検知手段による用紙特性検知後に画像形成を行う(図11(b)、S917)か、用紙特性検知無しで前記記憶手段に記憶されている用紙特性情報に基づいて画像形成を行う(図11(b)、S918)か、を決定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る画像形成装置は、前記給紙トレイにセットされた用紙の搬送方向と直交する主走査方向のサイズを検知する第一のサイズ検知手段(217)と、前記給紙トレイにセットされた用紙の搬送方向に一つ以上配置され、用紙の長さ及びに用紙の有無を検知する第二のサイズ検知手段(218、219)と、前記第一のサイズ検知手段(217)と、前記第二のサイズ検知手段(218、219)の検知結果に応じて、前記給紙トレイにセットされた用紙のサイズを決定するサイズ決定手段(図4、表1)と、前記サイズ決定手段の結果を前記表示部に表示する第一のサイズ決定画面(図5)と、および前記サイズ決定手段で決定された用紙サイズか、前記第一のサイズ決定画面から決定された用紙サイズを記憶する(図10、S806)前記記憶手段(304)と、を有し、前記省電力状態から通常状態に復帰する際、または電源OFFから電源ON状態に復帰する際に、前記記憶手段で記憶されている用紙サイズ(図11(b)、S912)と前記サイズ決定手段で決定された用紙サイズ(図11(b)、S906、S907、S908、S909、S910)とを比較(図11(b)、S915)した結果に応じて、前記制御手段が通常状態復帰後の画像形成開始時に、前記用紙特性検知手段による用紙特性検知後に画像形成を行う(図11(b)、S917)か、用紙特性検知無しで前記記憶手段に記憶されている用紙特性情報に基づいて画像形成を行う(図11(b)、S918)か、を決定することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る画像形成装置は、前記制御手段は、前記記憶手段で記憶されている紙有無検知結果(図11(b)、S913)が紙無しで前記紙有無検知手段の紙有無検知結果(図11(b)、S905)が紙有りの場合は省電力モード中または電源OFF中に用紙がセットされたとみなし、画像形成開始時に用特性検知を行う(図11(b)、S917)ことを決定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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