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公開番号
2025085557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199524
出願日
2023-11-26
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/06 20060101AFI20250529BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】転写メモリによる画像不良の発生を抑制する。
【解決手段】第1帯電部材2と、第2帯電部材3と、所定の極性に帯電したトナーを感光体1に供給する現像部材5aと、転写部材6と、所定の極性の第1帯電電圧を印加する第1帯電電圧印加部20と、所定の極性の第2帯電電圧を印加する第2帯電電圧印加部21と、所定の極性とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加部18と制御部40とを有し、制御部40は、転写位置Peで転写部材6と直接接触した感光体1の表面の少なくとも一部の領域が上記所定の極性とは逆極性の電位になるように転写電圧印加部18を制御し、放電開始電圧未満の第1帯電電圧を印加して第1帯電位置Paにおいて感光体1の表面を帯電させるように第1帯電電圧印加部20を制御し、かつ、放電開始電圧以上の第2帯電電圧を印加して第2帯電位置Pbにおいて感光体1の表面を帯電させるように第2帯電電圧印加部21を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な感光体と、
前記感光体の回転方向における第1帯電位置で前記感光体の表面に接触して前記感光体の表面を帯電させる第1帯電部材と、
前記感光体の回転方向における第2帯電位置で前記感光体の表面を帯電させる第2帯電部材と、
前記感光体の回転方向における現像位置で前記感光体の表面に所定の極性に帯電したトナーを供給して前記感光体の表面にトナー像を形成する現像部材と、
前記感光体の回転方向における転写位置で前記感光体の表面と接触する転写部材であって、前記感光体と前記転写部材との間を通過する記録材に前記感光体からトナー像を転写させる転写部材と、
前記第1帯電部材に前記所定の極性の第1帯電電圧を印加する第1帯電電圧印加部と、
前記第2帯電部材に前記所定の極性の第2帯電電圧を印加する第2帯電電圧印加部と、
前記転写部材に前記所定の極性とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加部と、
前記第1帯電電圧印加部、前記第2帯電電圧印加部及び前記転写電圧印加部を制御する制御部と、
を有し、
前記感光体の回転方向において、前記第1帯電位置は前記転写位置よりも下流かつ前記第2帯電位置よりも上流に位置し、前記第2帯電位置は前記第1帯電位置よりも下流かつ前記現像位置よりも上流に位置し、前記現像位置は前記第2帯電位置よりも下流かつ前記転写位置よりも上流に位置し、前記転写位置は前記現像位置よりも下流かつ前記第1帯電位置よりも上流に位置しており、
前記制御部は、前記転写位置で前記転写部材と直接接触した前記感光体の表面の少なくとも一部の領域が前記所定の極性とは逆極性の電位になるように前記転写電圧印加部を制御し、前記第1帯電位置における放電開始電圧未満の前記第1帯電電圧を前記第1帯電部材に印加して前記第1帯電位置において前記感光体の表面を帯電させるように前記第1帯電電圧印加部を制御し、かつ、前記第2帯電位置における放電開始電圧以上の前記第2帯電電圧を前記第2帯電部材に印加して前記第2帯電位置において前記感光体の表面を帯電させるように前記第2帯電電圧印加部を制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一部の領域に関して、前記第1帯電位置及び前記第2帯電位置で変化させられる前記感光体の表面電位のうち前記第1帯電位置で変化させられる前記感光体の表面電位の割合を第1帯電割合としたとき、前記制御部は、前記第1帯電割合が10%以上となるように前記第1帯電電圧印加部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記少なくとも一部の領域に関して、前記第1帯電位置及び前記第2帯電位置で変化させられる前記感光体の表面電位のうち前記第1帯電位置で変化させられる前記感光体の表面電位の割合を第1帯電割合、前記転写位置を通過した後かつ前記第1帯電位置に到達する前の前記感光体の表面電位をVt、前記第2帯電位置で形成される前記感光体の表面電位をVd、Vtの最大値をVtmax、Vtの最小値をVtmin、Vtの平均値をVtaveとしたとき、前記制御部は、前記第1帯電割合が、次式、
R1’[%]={(Vtmax-Vtmin)/(Vd-Vtave)}×100
で表されるR1’以上となるように前記第1帯電電圧印加部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記少なくとも一部の領域は、前記転写位置における先行する記録材と該記録材の次の記録材である後続の記録材との間に対応する領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記感光体の表面の前記先行する記録材と前記後続の記録材との間に対応する領域が前記転写位置にある時と、前記感光体の表面の前記先行する記録材に対応する領域が前記転写位置にある時とで、同じ前記転写電圧を前記転写部材に印加するように前記転写電圧印加部を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記転写部材は、前記感光体の表面に接触可能な発泡体を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1帯電部材は、前記感光体の表面に接触可能なブラシを有して構成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1帯電部材のブラシの平均糸間距離は、前記転写部材の発泡体の平均セル径よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1帯電部材は、前記感光体の表面に接触可能な発泡体を有して構成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1帯電部材の発泡体の平均セル径は、前記転写部材の発泡体の平均セル径よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レーザープリンタなどの電子写真方式の画像形成装置では、感光体の表面が帯電手段により帯電処理され、帯電処理された感光体の表面が露光手段により露光(像露光)されて感光体上に静電潜像が形成される。また、この静電潜像に現像手段によりトナーが付着させられて感光体上にトナー像が形成され、このトナー像が転写手段によりシート状の記録材に転写される。
【0003】
感光体としては、回転可能な感光ドラムが多く用いられる。また、転写手段としては、感光体に接触して転写部を形成する転写ローラなどの転写部材が多く用いられる。以下、感光ドラム及び転写ローラを有する画像形成装置を例として説明する。感光ドラム上のトナー像は、感光ドラムの帯電極性とは逆極性の転写電圧が転写ローラに印加されることで、感光ドラムから記録材へ転写される。ここで、感光ドラムの帯電極性(正規の帯電極性)とは、画像形成のために帯電手段により帯電させられて感光ドラムの表面に形成される電位の極性である。このとき、特に、転写電圧の絶対値が大きいと、感光ドラムと転写ローラとの間で放電が発生し、感光ドラムの表面が不均一に帯電することがある。この現象は、「転写メモリ」と呼ばれる。転写メモリが生じて感光ドラムの表面が不均一に帯電した場合、次に帯電手段により帯電処理する際に感光ドラムの表面電位を均すことが困難である場合がある。
【0004】
例えば、転写メモリが発生し易くなる条件として、感光体から記録材にトナー像を直接転写する直接転写方式の画像形成装置の場合、感光ドラムと転写ローラとの間に記録材が介在していない状態で転写ローラに転写電圧が印加されている状態が挙げられる。感光ドラムと転写ローラとの間に電気的な抵抗体である記録材が介在しない状態で、記録材が介在する時と同様の転写電圧が転写ローラに印加されると、感光ドラムと転写ローラとの間で放電が起こり易くなる場合がある。
【0005】
転写メモリを軽減するための技術としては、転写部を通過した後の感光ドラムの表面に光を照射して感光ドラムの表面を除電する方法が知られている。特許文献1では、転写部を通過した直後の感光ドラムの表面を露光する前露光手段(帯電前露光手段)を設けた画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-218155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
感光ドラムと転写ローラとの間に記録材が介在していない状態における転写電圧の絶対値が大きい場合に発生する転写メモリでは、転写ローラの表面形状に応じた放電ムラによる電位ムラが感光ドラムの表面に生じている。例えば、転写ローラの表層として発泡性ゴムが用いられている場合、転写ローラの表面形状は発泡セルの有無により構成される。すなわち、転写ローラの表面にできる電位ムラは、発泡セルの大きさと同程度の分布を有する。この電位ムラにより、転写メモリが生じた感光ドラムの表面電位はばらつきを有している。
【0008】
転写メモリが生じた感光ドラムの表面電位が、例えば、感光ドラムの帯電極性と同極性で像露光後電位よりも絶対値が小さくなっている場合、上述の前露光手段により感光ドラムの表面を露光したとしても、すでに像露光後電位よりも絶対値が小さくなっている箇所の電位を均すのは難しい。また、前露光手段の露光強度を、像露光を行う露光手段の露光強度よりも上げることも考えられる。しかし、転写メモリが生じた感光ドラムの表面電位の少なくとも一部が感光ドラムの帯電極性(帯電電位)とは逆極性に反転している場合は特に、転写メモリを十分に均すことは難しい。
【0009】
そこで、本発明の目的は、転写メモリによる画像不良の発生を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、回転可能な感光体と、前記感光体の回転方向における第1帯電位置で前記感光体の表面に接触して前記感光体の表面を帯電させる第1帯電部材と、前記感光体の回転方向における第2帯電位置で前記感光体の表面を帯電させる第2帯電部材と、前記感光体の回転方向における現像位置で前記感光体の表面に所定の極性に帯電したトナーを供給して前記感光体の表面にトナー像を形成する現像部材と、前記感光体の回転方向における転写位置で前記感光体の表面と接触する転写部材であって、前記感光体と前記転写部材との間を通過する記録材に前記感光体からトナー像を転写させる転写部材と、前記第1帯電部材に前記所定の極性の第1帯電電圧を印加する第1帯電電圧印加部と、前記第2帯電部材に前記所定の極性の第2帯電電圧を印加する第2帯電電圧印加部と、前記転写部材に前記所定の極性とは逆極性の転写電圧を印加する転写電圧印加部と、前記第1帯電電圧印加部、前記第2帯電電圧印加部及び前記転写電圧印加部を制御する制御部と、を有し、前記感光体の回転方向において、前記第1帯電位置は前記転写位置よりも下流かつ前記第2帯電位置よりも上流に位置し、前記第2帯電位置は前記第1帯電位置よりも下流かつ前記現像位置よりも上流に位置し、前記現像位置は前記第2帯電位置よりも下流かつ前記転写位置よりも上流に位置し、前記転写位置は前記現像位置よりも下流かつ前記第1帯電位置よりも上流に位置しており、前記制御部は、前記転写位置で前記転写部材と直接接触した前記感光体の表面の少なくとも一部の領域が前記所定の極性とは逆極性の電位になるように前記転写電圧印加部を制御し、前記第1帯電位置における放電開始電圧未満の前記第1帯電電圧を前記第1帯電部材に印加して前記第1帯電位置において前記感光体の表面を帯電させるように前記第1帯電電圧印加部を制御し、かつ、前記第2帯電位置における放電開始電圧以上の前記第2帯電電圧を前記第2帯電部材に印加して前記第2帯電位置において前記感光体の表面を帯電させるように前記第2帯電電圧印加部を制御することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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