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公開番号2025103308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220622
出願日2023-12-27
発明の名称箔転写装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250702BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ニップ位置から剥離部材の間で箔フィルムが無駄に消費されることを抑制する。
【解決手段】箔転写装置は、加熱ローラ61と、加圧ローラ51と、剥離部材(剥離ローラ42)と、移動機構44と、制御部と、を備える。剥離部材(剥離ローラ42)は、加熱ローラ61と加圧ローラ51でニップされるニップ位置NPを通過した箔フィルムFの進行方向を、シートSの搬送方向とは異なる方向に変更することで、箔フィルムFをシートSから剥離させる。剥離部材(剥離ローラ42)は、第1位置と第2位置の間で移動可能である。制御部は、シートS上に形成された画像領域の後端がニップ位置NPを通過した後、剥離部材(剥離ローラ42)に到達する前に、剥離部材(剥離ローラ42)を第1位置から第2位置へと移動させて、ニップ位置NPから剥離部材(剥離ローラ42)までの間の箔フィルムFをシートSから剥離する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シート上に形成されたトナー像に箔を転写する箔転写装置であって、
加熱ローラと、
前記加熱ローラとの間で箔フィルムとシートをニップし、前記加熱ローラと共に箔フィルムとシートを搬送する加圧ローラと、
前記加熱ローラと前記加圧ローラでニップされるニップ位置を通過した前記箔フィルムの進行方向を、シートの搬送方向とは異なる方向に変更することで、前記箔フィルムをシートから剥離させる剥離部材であって、第1位置と、前記第1位置よりもシートの搬送経路から離れる第2位置と、の間で移動可能な剥離部材と、
前記剥離部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる移動機構と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
シート上に形成された画像領域の後端が前記ニップ位置を通過するまでは、前記剥離部材を前記第1位置に位置させ、
シート上に形成された画像領域の後端が前記ニップ位置を通過した後、前記剥離部材に到達する前に、前記剥離部材を前記第1位置から前記第2位置へと移動させて、前記ニップ位置から前記剥離部材までの間の箔フィルムをシートから剥離するように前記移動機構を制御することを特徴とする箔転写装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記移動機構を制御し、シートが前記加熱ローラと前記加圧ローラにニップされている状態で、前記剥離部材を前記第1位置から前記第2位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項3】
前記剥離部材の前記搬送方向の下流側に位置し、シートを搬送する搬送ローラをさらに備え、
前記制御部は、前記搬送ローラの駆動および前記移動機構を制御し、シートの搬送を停止させた状態で、前記剥離部材を前記第1位置から前記第2位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項4】
前記ニップ位置と前記剥離部材の間に位置する箔フィルムを冷却可能なファンをさらに備え、
前記制御部は、前記搬送ローラの駆動および前記移動機構を制御し、
シート上に形成された画像領域の後端が前記ニップ位置を通過した後、前記剥離部材に到達する前に、シートの搬送を停止し、
シートの搬送を停止した後、前記剥離部材を前記第1位置から前記第2位置に移動させるまでの間、前記ファンを駆動させることを特徴とする請求項3に記載の箔転写装置。
【請求項5】
前記剥離部材の前記搬送方向の下流側に位置し、シートを搬送する搬送ローラをさらに備え、
前記加熱ローラおよび前記加圧ローラの少なくとも一方を移動させることで、前記加熱ローラと前記加圧ローラを互いに圧接させる圧接位置と、前記加熱ローラと前記加圧ローラを互いに離間させる離間位置に移動させる圧接離間機構をさらに備え、
前記制御部は、
前記搬送ローラの駆動を制御して、シート上に形成された画像領域の後端が前記ニップ位置を通過した後、前記剥離部材に到達する前に、シートの搬送を停止し、
前記圧接離間機構を制御して、シートの搬送を停止した後、前記加熱ローラと前記加圧ローラを前記圧接位置から前記離間位置に移動させ、
前記圧接離間機構を制御して、前記加熱ローラと前記加圧ローラが前記離間位置に位置した状態から所定時間経過した後、前記加熱ローラと前記加圧ローラを前記離間位置から前記圧接位置に移動させ、
前記移動機構を制御して、前記加熱ローラと前記加圧ローラが前記圧接位置に位置した後、前記剥離部材を前記第1位置から前記第2位置へと移動させることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項6】
前記剥離部材の前記搬送方向の下流側に位置し、シートを搬送する搬送ローラをさらに備え、
前記制御部は、前記移動機構を制御して、前記剥離部材を第1位置から第2位置に移動させた後、前記搬送ローラを駆動し、前記加圧ローラと前記加熱ローラを離間させた状態で、少なくとも剥離部材を通過するまでシートを搬送することを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項7】
前記第2位置は、前記第1位置よりも前記搬送方向の下流側に位置することを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項8】
前記移動機構は、
前記剥離部材を前記第2位置から前記第1位置に向けて付勢するバネと、
前記剥離部材を押圧し、前記第1位置から前記第2位置に移動させる押圧部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項9】
前記剥離部材は、前記押圧部材と接触し、前記剥離部材が移動する移動方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
前記押圧部材は、前記傾斜面と接触して押圧し、前記剥離部材を前記第1位置から前記第2位置に移動させることを特徴とする請求項8に記載に箔転写装置。
【請求項10】
前記剥離部材は、シートの搬送方向に直交する方向に延びるシャフトまたはローラであることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに形成されたトナー像の上に箔を転写する箔転写装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シートに形成されたトナー像の上に箔を転写する箔転写装置が知られている(特許文献1参照)。画像形成装置は、加熱ローラおよび加圧ローラで、箔フィルムおよびシートをニップしてトナー像に箔を転写し、箔の転写後に剥離部材によって箔フィルムをシートから剥離している。この画像形成装置では、箔フィルムの無駄な消費を抑制するために、シート上の画像領域が剥離部材を通過した後に加熱ローラと加圧ローラを離間させてシートを排出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-121467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の箔転写装置では、シート上の画像領域が剥離部材を通過した後に加熱ローラと加圧ローラを離間させているため、シート上の画像領域が加熱ローラおよび加圧ローラでニップするニップ位置を通過した後、剥離部材に到達するまでの間は、箔フィルムがシートに付いた状態で搬送されている。このため、箔の転写に利用されない箔フィルムがニップ位置から剥離部材まで搬送され、箔フィルムが無駄に消費されていた。
【0005】
そこで、本発明は、ニップ位置から剥離部材の間で箔フィルムが無駄に消費されることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る箔転写装置は、箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シート上に形成された画像に箔を転写する箔転写装置であって、加熱ローラと、加圧ローラと、剥離部材と、移動機構と、制御部と、を備える。
加圧ローラは、加熱ローラとの間で箔フィルムとシートをニップし、加熱ローラと共に箔フィルムとシートを搬送する。
剥離部材は、加熱ローラと加圧ローラでニップされるニップ位置を通過した箔フィルムの進行方向を、シートの搬送方向とは異なる方向に変更することで、箔フィルムをシートから剥離させる。剥離部材は、第1位置と、第1位置よりもシートの搬送経路から離れる第2位置と、の間で移動可能である。
移動機構は、剥離部材を第1位置と第2位置との間で移動させる。
制御部は、シート上に形成された画像領域の後端がニップ位置を通過するまでは、剥離部材を第1位置に位置させる。
制御部は、シート上に形成された画像領域の後端がニップ位置を通過した後、剥離部材に到達する前に、剥離部材を第1位置から第2位置へと移動させて、ニップ位置から剥離部材までの間の箔フィルムをシートから剥離するように移動機構を制御する。
【0007】
制御部が画像領域の後端がニップ位置を通過した後、剥離部材に到達するまでの間に剥離部材を第1位置から第2位置へと移動させて、ニップ位置から剥離部材までの間の箔フィルムをシートから剥離するため、剥離部材が第2位置に移動した後は、シートを搬送しても箔フィルムが消費されない。このため、ニップ位置から剥離部材の間で箔フィルムが無駄に消費されることを抑制できる。
【0008】
また、制御部は、移動機構を制御し、シートが加熱ローラと加圧ローラにニップされている状態で、剥離部材を第1位置から第2位置に移動させてもよい。
【0009】
制御部が、シートが加熱ローラと加圧ローラにニップされている状態で、剥離部材を第1位置から第2位置に移動させるため、ニップ位置と剥離部材の間に位置する箔フィルムをシートから剥離しやすい。
【0010】
また、箔転写装置は、剥離部材の搬送方向の下流側に位置し、シートを搬送する搬送ローラをさらに備えていてもよい。そして、制御部は、搬送ローラの駆動および移動機構を制御し、シートの搬送を停止させた状態で、剥離部材を第1位置から第2位置に移動させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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