TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025111672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2025073036,2021010571
出願日2025-04-25,2021-01-26
発明の名称サポートプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250723BHJP(計算;計数)
要約【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、合成画像の印刷を改善する技術を提供すること。
【解決手段】補助プログラム42によって、PC1は、PC1と接続するプリンタ2に登録されている合成用の画像を、プリンタ2から取得する。さらに、PC1は、編集アプリ43から出力された印刷指示であって、PC1のOS21にあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラム41に対して画像の印刷をプリンタ2に行わせる印刷指示があり、その印刷指示についての印刷設定にて合成画像の印刷が設定されている場合に、プリンタ2から取得した合成用の画像と、印刷指示による印刷対象の画像と、の合成画像をプレビュー表示し、表示される合成画像の印刷をプリンタ2に行わせるための処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記情報処理装置と接続する外部デバイスに登録されている合成用の画像を、前記外部デバイスから取得する画像取得処理を実行させ、
さらに前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記情報処理装置のオペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があり、前記印刷指示についての印刷設定にて合成画像の印刷が設定されている場合に、
前記画像取得処理にて取得した前記合成用の画像と、前記印刷指示による印刷対象の画像と、の合成画像を前記情報処理装置のユーザインタフェースを用いて表示するプレビュー処理と、
前記プレビュー処理によって表示される前記合成画像の印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理と、
を実行させる、
ことを特徴とするサポートプログラム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記画像取得処理では、複数の前記合成用の画像を取得可能であり、
前記コンピュータに、
前記画像取得処理にて取得した前記合成用の画像の中から1つの前記合成用の画像の選択を、前記ユーザインタフェースを用いて受け付ける選択処理を実行させ、
前記プレビュー処理では、
前記選択処理にて選択された前記合成用の画像と、前記印刷指示による印刷対象の前記画像と、の前記合成画像を表示する、
ことを特徴とするサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記プレビュー処理にて前記合成画像を表示している期間に、前記画像取得処理にて取得した前記合成用の画像の編集を、前記ユーザインタフェースを用いて受け付ける編集処理を実行させる、
ことを特徴とするサポートプログラム。
【請求項4】
請求項3に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記画像取得処理にて取得した前記合成用の画像が前記編集処理にて編集された場合、編集後の前記合成用の画像を、前記外部デバイスに登録する登録処理を実行させる、
ことを特徴とするサポートプログラム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記印刷指示があった場合に、
前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す中間画像データを、前記オペレーティングシステムから取得する中間画像取得処理を実行させ、
前記プレビュー処理では、
前記画像取得処理にて取得した前記合成用の画像と、前記中間画像取得処理にて取得した前記中間画像データの画像とを合成した中間合成画像を前記合成画像として表示し、
さらに前記コンピュータに、
前記印刷指示があった場合に、
前記プレビュー処理の後、前記中間合成画像についてラスタライズを行ってラスタ画像を生成するラスタ処理を実行させ、
前記印刷処理では、
前記プレビュー処理によって表示される前記合成画像の印刷を前記プリンタに行わせるための前記処理として、前記ラスタ画像の印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う、
ことを特徴とするサポートプログラム。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記印刷指示があった場合に、
前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す中間画像データを、前記オペレーティングシステムから取得する中間画像取得処理を実行させ、
さらに前記コンピュータに、
前記印刷指示があり、前記印刷指示についての印刷設定にて合成画像の印刷が設定されている場合に、
前記画像取得処理にて取得した前記合成用の画像と、前記中間画像取得処理にて取得した前記中間画像データの画像と、の合成およびラスタライズを行ってラスタ合成画像を生成するラスタ合成処理を実行させ、
前記プレビュー処理では、
前記ラスタ合成処理にて生成された前記ラスタ合成画像を前記合成画像として表示し、
前記印刷処理では、
前記プレビュー処理によって表示される前記合成画像の印刷を前記プリンタに行わせるための前記処理として、前記ラスタ合成画像の印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う、
ことを特徴とするサポートプログラム。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
前記印刷処理では、
前記プレビュー処理によって表示される前記合成画像の印刷を前記プリンタに行わせるための前記処理として、前記合成画像を前記プリンタに送信するための処理を行い、前記プリンタは、前記合成画像を受信した場合に、前記合成画像に基づく印刷を行う、
ことを特徴とするサポートプログラム。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
前記画像取得処理では、
前記情報処理装置と接続する前記外部デバイスである前記プリンタから前記合成用の画像を取得する、
ことを特徴とするサポートプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記プリンタに前記合成用の画像を送信する送信機能があるか否かを示す機能情報を取得する機能情報取得処理を実行させ、
さらに前記コンピュータに、
前記機能情報取得処理にて前記送信機能があることを示す前記機能情報を取得していれば、前記画像取得処理を実行させ、
前記機能情報取得処理にて前記送信機能がないことを示す前記機能情報を取得していれば、前記画像取得処理を実行させず、前記印刷指示があり、前記印刷指示についての印刷設定にて合成画像の印刷が設定されている場合には、前記プレビュー処理および前記印刷処理を実行させず、合成用の画像が無いことを前記ユーザインタフェースを用いて報知する報知処理を実行させる、
ことを特徴とするサポートプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータ等の情報処理装置からプリンタを制御する技術として、プリンタドライバによって印刷データを生成し、その印刷データをプリンタに送信する前にプレビュー表示を行う構成が広く知られている。さらに、プリンタドライバの技術として、ウォータマークやスタンプのような合成用の画像を印刷対象の画像に合成した合成画像を生成する技術が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-152668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、前述したプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)に標準に組み込まれている印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタとOS標準の印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタドライバを用いずに、OS標準の印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0005】
しかしながら、前述したOS標準の汎用印刷プログラムは、合成用の画像を用いて合成画像を生成する機能を有していない。そのため、情報処理装置において、合成画像に関するプレビューを実行できず、さらにプリンタで合成画像を印刷できない。
【0006】
本明細書は、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、合成画像の印刷を改善する技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記コンピュータに、前記情報処理装置と接続する外部デバイスに登録されている合成用の画像を、前記外部デバイスから取得する画像取得処理を実行させ、さらに前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記情報処理装置のオペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があり、前記印刷指示についての印刷設定にて合成画像の印刷が設定されている場合に、前記画像取得処理にて取得した前記合成用の画像と、前記印刷指示による印刷対象の画像と、の合成画像を前記情報処理装置のユーザインタフェースを用いて表示するプレビュー処理と、前記プレビュー処理によって表示される前記合成画像の印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理と、を実行させる、ことを特徴としている。
【0008】
本明細書に開示されるサポートプログラムによれば、情報処理装置は、外部デバイスが有する合成用の画像を取得し、印刷対象の画像との合成画像を生成し、その合成画像を、印刷のための処理の前にプレビュー表示する。これにより、ユーザは、どのような画像がプリンタで印刷されるかを事前に把握することができ、その結果として、ユーザの意図しない印刷を回避できる可能性が高まる。
【0009】
上記サポートプログラムが組み込まれた情報処理装置、サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、及びサポートプログラムの機能を実現するための制御方法も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0010】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、合成画像の印刷を改善する技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ブラザー工業株式会社
画像形成装置
6日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
6日前
ブラザー工業株式会社
ラベル貼付装置
6日前
ブラザー工業株式会社
ラベル貼付装置
6日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
1日前
ブラザー工業株式会社
情報処理プログラム及び印刷システム
6日前
ブラザー工業株式会社
許容印刷量管理装置及び管理プログラム
6日前
ブラザー工業株式会社
画像処理プログラムおよび画像処理装置
2日前
ブラザー工業株式会社
画像処理プログラムおよび画像処理装置
2日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラムおよびプログラムセット
6日前
ブラザー工業株式会社
数値制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
3日前
ブラザー工業株式会社
アプリケーションプログラム、制御方法、及び端末装置
6日前
ブラザー工業株式会社
管理システム、管理プログラム、管理装置、及び管理方法
7日前
ブラザー工業株式会社
システム
2日前
ブラザー工業株式会社
液体収容ボトル
6日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
8日前
ブラザー工業株式会社
システムおよびプリンタ
8日前
ブラザー工業株式会社
記録システム、及び制御方法
2日前
ブラザー工業株式会社
インクジェット記録用水性インク
6日前
ブラザー工業株式会社
制御装置のためのコンピュータプログラム、制御装置、及び、制御装置の制御方法。
1日前
ブラザー工業株式会社
制御装置、制御装置のためのコンピュータプログラム、及び、制御装置によって実行される方法
1日前
ブラザー工業株式会社
制御装置、制御装置のためのコンピュータプログラム、及び、制御装置によって実行される方法
1日前
個人
対話装置
1か月前
個人
裁判のAI化
21日前
個人
情報処理装置
1か月前
個人
情報処理システム
28日前
個人
フラワーコートA
今日
個人
情報処理装置
1か月前
個人
記入設定プラグイン
1か月前
個人
検査システム
1か月前
個人
介護情報提供システム
7日前
個人
設計支援システム
13日前
個人
設計支援システム
13日前
個人
不動産売買システム
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
29日前
個人
情報入力装置
1か月前
続きを見る