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公開番号2025115057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009373
出願日2024-01-25
発明の名称サポートプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250730BHJP(計算;計数)
要約【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタの現在の能力に対応し易い技術を提供すること。
【解決手段】PC1のOS21が有する汎用印刷プログラム41と補助プログラム42との少なくとも一方は、PC1のCPU11に、プリンタ2との通信によって、プリンタ2の能力を示す能力情報を取得させ、取得させた能力情報をメモリ12に記憶させることができる。汎用印刷プログラム41および補助プログラム42は、CPU11に、メモリ12に記憶された能力情報に基づいて、プリンタ2に印刷を実行させるための印刷設定を受け付けさせることができる。補助プログラム42は、CPU11に、プリンタ2の能力が変わった可能性があることを示す情報を取得させ、その情報を取得したことに応じて、プリンタ2から能力情報を取得して、メモリ12に記憶された能力情報を更新させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応し、前記情報処理装置のオペレーティングシステムが有する汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムであって、
前記汎用印刷プログラムと前記サポートプログラムとの少なくとも一方は、前記コンピュータに、前記プリンタとの通信によって、前記プリンタの能力を示す能力情報を取得させ、取得させた前記能力情報を前記情報処理装置のメモリに記憶させ、
前記汎用印刷プログラムおよび前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、前記メモリに記憶された前記能力情報に基づき前記プリンタに印刷を実行させるための印刷設定を受け付けさせることが可能であり、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記プリンタの能力が変わった可能性があることを示す特定情報を取得する取得処理を実行させ、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータにさらに、
前記取得処理にて前記特定情報を取得したことに応じて、
前記プリンタから前記能力情報を取得して前記メモリに記憶された前記能力情報を更新する更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記取得処理にて前記特定情報を取得したことに応じて、前記汎用印刷プログラムに対して前記能力情報の更新を指示し、その指示によって、前記更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記取得処理では、前記汎用印刷プログラムから通知される前記特定情報を取得し、前記汎用印刷プログラムは、前記プリンタから前記特定情報を受信することが可能であり、前記特定情報を受信した場合に、前記サポートプログラムに対して、受信した前記特定情報を通知することが可能であり、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記取得処理にて前記汎用印刷プログラムから前記特定情報を取得したことに応じて、前記更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項3に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムに対して印刷を前記プリンタに行わせる印刷指示があったことによって、前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、前記プリンタに印刷コマンドを送信するための印刷処理を実行させ、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータにさらに、
前記プリンタに前記印刷コマンドを送信した後、前記取得処理にて前記特定情報を取得したことに応じて、前記更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項4に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記特定情報は、前記プリンタにエラーが発生したことを示すエラー情報であり、
前記取得処理では、前記汎用印刷プログラムから通知される前記エラー情報を取得し、前記汎用印刷プログラムは、前記プリンタから前記エラー情報を受信することが可能であり、前記エラー情報を受信した場合に、前記サポートプログラムに対して、前記エラー情報を通知することが可能であり、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記プリンタに前記印刷コマンドを送信した後、前記取得処理にて前記汎用印刷プログラムから前記エラー情報を取得したことに応じて、前記更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記更新処理による更新後の前記能力情報に基づいて、前記印刷指示による印刷設定が有効か否かを判断する判断処理を実行させ、
前記判断処理にて前記印刷指示による印刷設定が有効でないと判断された場合、前記印刷指示による印刷設定を、有効な印刷設定に変更し、変更後の前記印刷設定に従った印刷コマンドを前記プリンタに送信する再印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項3に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記特定情報は、前記プリンタにエラーが発生したことを示すエラー情報であり、
前記取得処理では、前記汎用印刷プログラムから通知される前記エラー情報を取得し、前記汎用印刷プログラムは、前記プリンタから前記エラー情報を受信することが可能であり、前記エラー情報を受信した場合に、前記サポートプログラムに対して、前記エラー情報を通知することが可能であり、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記取得処理にて前記汎用印刷プログラムから前記エラー情報を取得したことに応じて、前記更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記プリンタは、プリンタの能力が変化した場合に、能力が変化したことを示す情報を前記エラー情報に含めて出力可能であり、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記取得処理にて前記汎用印刷プログラムから能力が変化したことを示す前記情報を含む前記エラー情報を取得したことに応じて、前記更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項1に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記取得処理では、前記情報処理装置の所定のメモリ領域から前記特定情報を読み出すことによって取得し、前記情報処理装置には、ステータスモニタプログラムを組み込むことが可能であり、前記ステータスモニタプログラムは、前記プリンタと定期的に通信して前記プリンタの能力を監視し、前記プリンタの能力に変化があった場合に、前記所定のメモリ領域に前記特定情報を記憶することが可能であり、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記所定のメモリ領域に前記特定情報が記憶されており、前記取得処理にて前記所定のメモリ領域から前記特定情報を取得したことに応じて、前記更新処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムに対して印刷を前記プリンタに行わせる印刷指示があったことによって、前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、前記取得処理と、前記プリンタに印刷コマンドを送信するための印刷処理と、を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0003】
OS標準の汎用印刷プログラムに関連する技術を開示した文献としては、例えば特許文献1がある。特許文献1には、汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムであって、プリンタが選択されるタイミングにおいて、プリンタの能力情報に基づく能力依拠情報がキャッシュされていれば、そのキャッシュされている能力依拠情報を読み出し、キャッシュされていなければプリンタから能力情報を取得し、その取得された能力情報に基づく能力依拠情報をキャッシュする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-136090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プリンタの能力は、増設トレイの着脱等、プリンタの状況によって変化する。そのため、特許文献1の構成のようにプリンタの選択時にプリンタの能力情報を取得してその能力情報に基づくデータをキャッシュしておき、その後、そのキャッシュした能力情報を利用する場合、プリンタの現在の能力に対応できない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応し、前記情報処理装置のオペレーティングシステムが有する汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムであって、前記汎用印刷プログラムと前記サポートプログラムとの少なくとも一方は、前記コンピュータに、前記プリンタとの通信によって、前記プリンタの能力を示す能力情報を取得させ、取得させた前記能力情報を前記情報処理装置のメモリに記憶させ、前記汎用印刷プログラムおよび前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、前記メモリに記憶された前記能力情報に基づき前記プリンタに印刷を実行させるための印刷設定を受け付けさせることが可能であり、前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、前記プリンタの能力が変わった可能性があることを示す特定情報を取得する取得処理を実行させ、前記サポートプログラムは、前記コンピュータにさらに、前記取得処理にて前記特定情報を取得したことに応じて、前記プリンタから前記能力情報を取得して前記メモリに記憶された前記能力情報を更新する更新処理を実行させる、ように構成されている。
【0007】
本明細書に開示されるサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータに、プリンタの能力が変わった可能性があることを示す特定情報を取得させることが可能であり、その特定情報を取得したことに応じて、プリンタから能力情報を取得させて、メモリに記憶されている能力情報を更新させる。従って、特定情報を取得した後は、その時点でのプリンタの能力情報を反映した印刷設定を、コンピュータに利用させることができる。これにより、プリンタの能力の変化に対応できる可能性が高い。
【0008】
上記サポートプログラムが組み込まれた情報処理装置、サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、及びサポートプログラムの機能を実現するための制御方法も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタの現在の能力に対応し易い技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
PCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷設定手順の例を示すシーケンス図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
エラー発生後手順について手順の例を示すシーケンス図である。
PCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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