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公開番号2025053863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162943
出願日2023-09-26
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 17/56 20210101AFI20250331BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】装着されたレンズユニットに応じて簡単な構成で駆動負荷を低減させる。
【解決手段】撮像装置100は、撮像素子21を有する撮像ユニット2に対してレンズユニット1の着脱が可能であり、撮像ユニット2を支持するカメラ支持部41を有する主支持部材4と、レンズユニット1を支持すると共に主支持部材4に固定されるレンズ支持部材45と、主支持部材4をチルト回転軸Tを中心として回転させるチルト駆動装置を内蔵するチルト回転支持部材5を備える。チルト回転軸Tの軸方向における投影面内において、主支持部材4のカメラ支持部41とレンズ支持部材45はチルト回転軸Tを略対向する位置にある構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
レンズユニットの着脱が可能な撮像ユニットと、
前記撮像ユニットを支持する支持部を有する第１の支持部材と、
前記撮像ユニットに装着されたレンズユニットを支持すると共に前記第１の支持部材に固定される第２の支持部材と、
前記第１の支持部材をチルト回転軸を中心として回転させるチルト駆動装置を装備する第１の回転支持部材と、を備え、
前記チルト回転軸の軸方向から見た場合の投影面内において、前記第１の支持部材の前記支持部と前記第２の支持部材が前記チルト回転軸を挟んで略対向する位置にあることを特徴とする撮像装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第２の支持部材に対して摺動可能に配置される摺動部材と、
前記レンズユニットと前記摺動部材を連結する連結部材と、
前記摺動部材を前記第２の支持部材に固定する固定部材と、を備えることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項３】
前記支持部は、前記撮像ユニットが備える撮像素子の光軸および前記チルト回転軸と略平行な面で前記撮像ユニットを前記光軸と平行な方向に移動可能に支持することを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項４】
前記支持部は前記撮像素子の光軸方向に延びる溝を有し、
前記撮像ユニットは前記溝と係合する突起部を有し、
前記撮像ユニットは、前記突起部が前記溝に係合した状態で、前記支持部に釣支されることを特徴とする請求項３に記載の撮像装置。
【請求項５】
前記の軸方向において、前記支持部の長さは前記撮像ユニットの長さよりも短いことを特徴とする請求項４に記載の撮像装置。
【請求項６】
前記第１の支持部材は、アクセサリの着脱を可能とするアクセサリ装着部を兼ねることを特徴とする請求項３に記載の撮像装置。
【請求項７】
前記支持部は前記撮像素子の光軸方向に延びる長穴を有し、
前記長穴を貫通して前記撮像ユニットに連結された操作部を備えることを特徴とする請求項３に記載の撮像装置。
【請求項８】
前記撮像ユニットは、前記撮像素子への入射光路に対して光学フィルタを挿抜させるフィルタ切替ユニットを有し、
前記光学フィルタの退避方向は、前記入射光路を挟んで前記支持部の反対側であることを特徴とする請求項３に記載の撮像装置。
【請求項９】
前記支持部は、前記撮像ユニットの光軸と略平行で前記チルト回転軸と略直交する面で前記撮像ユニットを前記光軸と平行な方向に移動可能に支持することを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項１０】
前記撮像ユニット、前記第１の支持部材、前記第２の支持部材および前記第１の回転支持部材を一体的にパン回転軸を中心として回転させるパン駆動装置を装備する第２の回転支持部材を備えることを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、回転動作による撮像方向の変更が可能な撮像装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
撮像ユニットとレンズユニットからなるカメラユニットを備え、撮像ユニットに対するレンズユニットの交換が可能で、カメラユニットのパン回転とチルト回転による撮像方向の変更が可能な撮像装置が知られている。カメラユニットの重さや重心位置は、撮像ユニットに装着されたレンズユニットによって変化する。つまり、パン回転軸及びチルト回転軸に対するカメラユニットの重量や重心位置が、撮像ユニットに装着されたレンズユニットによって変化する。その結果として、カメラユニットを駆動する駆動部の負荷が大きくなると、消費電力が増加し、また、滑らかな駆動ができなくなる等の問題が生じる。
【０００３】
このような問題に対して適用可能と考えられる技術が、例えば、特許文献１，２に開示されている。特許文献１には、レンズ交換式の撮像装置をパン・チルト回転可能に搭載する雲台であって、撮像装置の重量により重力方向に発生する負荷モーメントを相殺する負荷モーメント相殺機構を備える雲台が記載されている。また、特許文献２には、レンズ交換式の撮像装置をパン・チルト回転可能に搭載する雲台であって、錘を光軸方向の所定の位置に移動可能に配置することで、回転軸まわりのモーメントの値を所定の範囲内に納める雲台が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００９－２２９５７８号公報
特開２０１１－１２３４０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上記特許文献１，２に開示された技術によれば、負荷モーメントの増大を抑制することによって駆動負荷の増大を抑制することができる。しかしながら、上記特許文献１，２に開示された技術では、負荷モーメント相殺機構や錘を移動させる機構を設けることで、構造の複雑化、重量増加、大型化等の問題が生じる。
【０００６】
本発明は、レンズユニットの交換が可能なカメラユニットを回転可能に装備する撮像装置であって、簡単な構成で、装着されたレンズユニットに応じて駆動負荷を低減させた駆動を可能とする撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明に係る撮像装置は、レンズユニットの着脱が可能な撮像ユニットと、前記撮像ユニットを支持する支持部を有する第１の支持部材と、前記撮像ユニットに装着されたレンズユニットを支持すると共に前記第１の支持部材に固定される第２の支持部材と、前記第１の支持部材をチルト回転軸を中心として回転させるチルト駆動装置を装備する第１の回転支持部材と、を備え、前記チルト回転軸の軸方向から見た場合の投影面内において、前記第１の支持部材の前記支持部と前記第２の支持部材が前記チルト回転軸を挟んで略対向する位置にあることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、レンズユニットの交換が可能なカメラユニットを回転可能に装備する撮像装置であって、簡単な構成で、装着されたレンズユニットに応じて駆動負荷を低減させた駆動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１実施形態に係る撮像装置の斜視図である。
図１の撮像装置の分解斜視図である。
図１の撮像装置におけるカメラユニット支持部とその近傍の側面図である。
図１の撮像装置が備えるフィルタ切替ユニットの正面図である。
図４のフィルタ切替ユニットの分解斜視図である。
第２実施形態に係る撮像装置のカメラユニットと主支持部材の斜視図である。
第３実施形態に係る撮像装置のカメラユニットと主支持部材の斜視図である。
第４実施形態に係る撮像装置のカメラユニットと主支持部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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