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公開番号
2025107153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024228721
出願日
2024-12-25
発明の名称
液滴吐出ヘッド
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250710BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】サテライト滴の防止と第1方向の小型化とを共に実現する。
【解決手段】ヘッド1は、一平面に沿って配置された圧力室12Pと、当該一平面と交差する方向に開口したノズル12Nと、圧力室12Pとノズル12Nとを接続する接続流路12Dと、を備えている。接続流路12Dは、上記一平面と平行に延びる第1流路21、及び、上記一平面と交差する方向に延びる第2流路22を含む。第1流路21のイナータンスは第2流路22のイナータンスよりも大きい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
一平面に沿って配置された圧力室と、
前記一平面と交差する方向に開口したノズルと、
前記圧力室と前記ノズルとを接続する接続流路であって、前記一平面と平行に延びる第1流路、及び、前記一平面と交差する第1方向に延びる第2流路を含む、接続流路と、を備え、
前記第1流路のイナータンスが前記第2流路のイナータンスよりも大きい、液滴吐出ヘッド。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記第2流路は、前記第1方向の一端と他端とを有し、前記他端が前記ノズルに接続し、
前記第1流路は、前記第2流路の前記一端に接続する一端と、前記圧力室に接続する他端とを有する請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項3】
前記第1流路の前記他端は、前記一平面と交差する方向に延びる流路を介さず、前記圧力室に接続している請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第1流路はくびれ部を有し、前記くびれ部の流路断面積が前記第1流路の一端の流路断面積及び前記第1流路の他端の流路断面積のいずれよりも小さい、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第1流路のイナータンスが前記ノズルのイナータンス以下である、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項6】
前記接続流路を構成する複数のプレートを備える、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項7】
前記圧力室、前記ノズル及び前記接続流路をそれぞれ含む複数の個別流路と、
前記複数の個別流路に連通する共通流路と、
前記複数の個別流路のそれぞれに含まれる第3流路であって、前記圧力室の一端であって前記接続流路が接続された他端とは反対側の一端と前記共通流路とを連通させ、前記一平面と平行に延びる第3流路と、をさらに備え、
前記複数のプレートのうちの1つのプレートに、前記第1流路及び前記第3流路の双方が配置されている、請求項6に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項8】
前記第1流路及び前記第3流路が前記1つのプレートの厚み全体に亘って配置されている、請求項7に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項9】
前記圧力室の前記一端及び前記他端は、当該一端及び当該他端を通る第2方向と直交しかつ前記一平面に沿った第3方向における前記圧力室の中央部に配置されている、請求項7に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項10】
前記第1流路及び前記第3流路は、前記圧力室の前記一端及び前記他端を通る第2方向、及び、前記第2方向と直交しかつ前記一平面に沿った第3方向の、双方向に対して傾斜する方向に延びている、請求項7に記載の液滴吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから液滴を吐出させる液滴吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、圧力室とノズルとを接続する接続流路が、流路断面積が互いに異なる複数の部分で構成されることが開示されている。当該複数の部分は、圧力室に隣接する第1部分と、第1部分に隣接しかつ圧力室との間に第1部分を挟む第2部分と、を含む。第1部分が複数の部分の中で流路断面積が最も小さく、かつ、第1部分、第2部分及び圧力室の流路断面積が所定の条件を満たす。これにより、サテライト滴が抑制され、高周波の駆動が実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-078585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、鋭意研究の結果、接続流路にイナータンスの大きな部分を設けることがサテライト滴を防止するのに有効であることを知見した。イナータンスは、流路断面積に反比例し、流路長に比例する。
【0005】
特許文献1において、第1部分は、圧力室が配置された一平面と交差する方向(第1方向)に延びている。イナータンスを大きくするため、第1部分の流路断面積を小さくするには製造上限界があり、第1部分の流路長を長くすることが考えられる。しかしながら、この場合、ヘッドが第1方向に大型化してしまう。
【0006】
本発明の目的は、サテライト滴の防止と、液滴吐出ヘッドの第1方向の小型化とを共に実現可能な液滴吐出ヘッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る液滴吐出ヘッドは、一平面に沿って配置された圧力室と、前記一平面と交差する方向に開口したノズルと、前記圧力室と前記ノズルとを接続する接続流路であって、前記一平面と平行に延びる第1流路、及び、前記一平面と交差する第1方向に延びる第2流路を含む、接続流路と、を備え、前記第1流路のイナータンスが前記第2流路のイナータンスよりも大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
イナータンスの大きな第1流路によって、圧力波の高次成分をカットすることができ、サテライト滴を防止できる。また、第1流路は、圧力室が配置された一平面と平行に延びている。このため、第1流路のイナータンスを大きくするために第1流路の流路長を長くしても、ヘッドが第1方向に大型化することが抑制される。つまり、サテライト滴の防止と第1方向の小型化とを共に実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、ヘッド1を含むプリンタ100の平面図である。
図2は、プリンタ100の電気的構成を示すブロック図である。
図3は、ヘッド1の平面図である。
図4は、図3の領域IVの拡大図である。
図5は、図3のV-V線に沿ったヘッド1の断面図である。
図6は、第3流路23のイナータンスM1と第1流路21のイナータンスM2と電圧比との関係を示すグラフである。
図7Aは、電圧比が101%を超える領域におけるメニスカスの振動速度と時間との関係を示すグラフである。
図7Bは、電圧比が101%以下の領域におけるメニスカスの振動速度と時間との関係を示すグラフである。
図8は、第3流路23のイナータンスM1と第1流路21のイナータンスM2と固有周波数Frとの関係を示すグラフである。
図9は、ドライバIC14が圧電素子13Xに付与する駆動信号Xを示すグラフである。
図10は、第3流路23のイナータンスM1と第1流路21のイナータンスM2と電圧比との関係を示すグラフである。
図11Aは、図10の曲線L1の上側の領域におけるメニスカスの振動速度と時間との関係を示すグラフである。
図11Bは、図10の曲線L2の下側の領域におけるメニスカスの振動速度と時間との関係を示すグラフである。
図11Cは、図10の曲線L1と曲線L2とで挟まれた領域におけるメニスカスの振動速度と時間との関係を示すグラフである。
図12は、駆動信号XのメインパルスPmの幅Tmとノズル12Nから吐出されるインク滴の飛翔速度及び体積との関係を示すグラフである。
図13は、ヘッド201の図5に対応する図である。
図14は、ヘッド201の個別流路212Bを示す図4に対応する図である。
図15は、ヘッドの個別流路312Bを示す図4に対応する図である。
図16は、ヘッドの平面図である。
図17は、図16のXVII-XVII線に沿ったヘッド1の断面図である。
図18Aは、ノズルから吐出されるインク滴が吐出方向に細長い形状である場合を示す図である。
図18Bは、ノズルから吐出されるインク滴が球形に近い形状である場合を示す図である。
図19は、駆動周波数が150kHzのときの、周波数比率及び振幅比率と、メニスカス流速との関係を示すグラフである。
図20は、駆動周波数が200kHzのときの、周波数比率及び振幅比率と、メニスカス流速との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
図1に示すように、プリンタ100は、本発明の第1実施形態に係るヘッド1を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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