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公開番号
2025130936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028336
出願日
2024-02-28
発明の名称
通電制御装置および画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250902BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】機器の省エネ性能およびユーザの使い勝手を両立させつつ、機器に含まれる部品を長寿命化することができる通電制御装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る通電制御装置は、給電対象装置に対して、第1動作モードと、前記第1動作モードよりも消費電力が小さい第2動作モードと、で給電し、前記給電モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードに移行させるモード移行時間を設定するモード移行時間設定部と、前記記憶部の寿命に影響する要因値を計測する計測部と、前記第1動作モードおよび前記第2動作モードそれぞれに応じて前記給電対象装置に対する給電を制御するとともに、前記要因値が閾値を超えた場合に、設定された前記モード移行時間が第1所定時間以下であるか否かに応じて前記記憶部に対する給電を制御する給電制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自装置からの通電によって動作する給電対象装置に対して、第1動作モードと、前記第1動作モードよりも消費電力が小さい第2動作モードと、のいずれかの給電モードで給電する通電制御装置であって、
前記給電モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードに移行させるモード移行時間を設定するモード移行時間設定部と、
前記給電対象装置が備える記憶部の寿命に影響する要因値を計測する計測部と、
前記第1動作モードおよび前記第2動作モードそれぞれに応じて前記給電対象装置に対する給電を制御するとともに、前記要因値が閾値を超えた場合に、設定された前記モード移行時間が第1所定時間以下であるか否かに応じて前記給電対象装置の記憶部に対する給電を制御する給電制御部と、
を備えた通電制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記要因値は、前記給電対象装置の記憶部への通電時間または前記給電対象装置の記憶部の起動動作及び停止動作の回数であって、
前記計測部は、前記給電対象装置の記憶部への通電時間である第1計測値と、前記給電対象装置の記憶部の起動動作及び停止動作の回数である第2計測値を計測し、
前記給電制御部は、前記第1計測値の閾値である第1閾値または前記第2計測値の閾値である第2閾値を超えた場合に、前記給電対象装置の記憶部に対する給電を制御する、
請求項1に記載の通電制御装置。
【請求項3】
前記給電制御部は、
前記モード移行時間が前記第1所定時間以下である場合は、前記第1計測値が前記第1閾値を超え、かつ、前記モード移行時間が経過して前記給電モードが前記第1動作モードから前記第2動作モードに移行したとき、前記給電対象装置の記憶部に対する給電を継続させ、前記モード移行時間から第2所定時間が経過した後に前記給電対象装置の記憶部に対する給電を停止させる、
請求項2に記載の通電制御装置。
【請求項4】
前記給電制御部は、
前記モード移行時間が前記第1所定時間を超える場合は、前記第2計測値が前記第2閾値を超え、かつ、前記モード移行時間が経過する前である第3所定時間が経過したとき、前記給電対象装置の記憶部に対する給電を停止させ、前記モード移行時間を経過したとき、前記給電モードが前記第1動作モードから前記第2動作モードに移行する、
請求項2に記載の通電制御装置。
【請求項5】
前記給電対象装置の記憶部の動作に関するジョブを受け付ける受付部をさらに備え、
前記給電制御部は、
前記給電対象装置の記憶部に対する給電が停止している状態で前記第2動作モードから前記第1動作モードに移行するときに、
前記受付部が前記給電対象装置の記憶部を動作させるジョブを受け付けた場合に前記給電対象装置の記憶部に対して給電を開始させ、
前記受付部が前記給電対象装置の記憶部を動作させるジョブを受け付けない場合には前記給電対象装置の記憶部に対して給電を開始させない、
請求項4に記載の通電制御装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の通電制御装置を備えた、
画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通電制御装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置等に用いられるHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置は、機械的に動作するが、寿命に影響する使用上の制約がある。特許文献1には、記憶装置の起動動作及び停止動作の回数を計測し、記憶装置への通電時間を計測し、これらの計測結果に基づいて、記憶装置への通電を遮断するまでの節電移行時間を制御する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1において開示された節電移行時間の制御に関する技術では、記憶装置の起動動作及び停止動作の回数が閾値を超えると、ユーザが設定する省エネ移行時間通りには機器の状態遷移を行うことができない。そのため、ユーザの意向に沿った省エネ性能および使い勝手を発揮できず、また、省エネ移行時間を変えるだけでは機器全体の通電状態は変わらないことから、省エネ移行時間が長く設定された場合には省エネ性が悪化するという問題があった。
【0004】
他方、電気代を安くするために、省エネ移行時間が短く設定される場合、省エネモードに移行すると次に使用する際にはシステムが復帰するために必要な時間がより多くかかり、ユーザの待ち時間が長くなる。そのため、使い勝手を優先したいユーザは、省エネ移行時間を長く設定することもある。このように、機器の省エネ性能およびユーザの使い勝手を両立させることは難しく、結果的に機器に含まれる部品を長寿命化することは難しいという課題がある。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するため、機器の省エネ性能およびユーザの使い勝手を両立させつつ、機器に含まれる部品を長寿命化することができる通電制御装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る通電制御装置は、自装置からの通電によって動作する給電対象装置に対して、第1動作モードと、前記第1動作モードよりも消費電力が小さい第2動作モードと、のいずれかの給電モードで給電する通電制御装置であって、前記給電モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードに移行させるモード移行時間を設定するモード移行時間設定部と、前記給電対象装置が備える記憶部の寿命に影響する要因値を計測する計測部と、前記第1動作モードおよび前記第2動作モードそれぞれに応じて前記給電対象装置に対する給電を制御するとともに、前記要因値が閾値を超えた場合に、設定された前記モード移行時間が第1所定時間以下であるか否かに応じて前記給電対象装置の記憶部に対する給電を制御する給電制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る通電制御装置は、省エネ性能およびユーザの使い勝手を両立させつつ、機器に含まれる部品を長寿命化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る通電制御装置の構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る通電制御装置のハードウェア構成図である。
比較例に係る通電制御装置のモード遷移を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る通電制御装置のモード遷移を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る通電制御装置のモード遷移を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る通電制御装置を含む画像形成装置の構成図である。
図6に示す画像形成装置のプリンタ部の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0010】
[実施形態]
<通電制御装置1の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る通電制御装置1の構成を示すブロック図である。図示されるように、通電制御装置1は、受付部11、モード移行時間設定部12、計測部13、給電制御部14および報知部15を備える。通電制御装置1は、自装置からの通電によって動作する給電対象装置2に対して、第1動作モードと、第1動作モードよりも消費電力が小さい第2動作モードと、のいずれかの給電モードで給電する。第1動作モードは、「待機状態」とも称する。また、第2動作モードは、「スリープモード」または「省エネモード」とも称する。
(【0011】以降は省略されています)
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