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公開番号2025118483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024125583
出願日2024-08-01
発明の名称光学系および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20250805BHJP(光学)
要約【課題】大口径でありながら小型で高い光学性能を備え、高速でのフォーカシングを行うことが可能な光学系を提供する。
【解決手段】光学系は、物体側から像側へ順に配置された、少なくとも1つのレンズ群を含む正の屈折力の前群Lf、正の屈折力の中間レンズ群Lmおよび少なくとも1つのレンズ群を含む負の屈折力の後群Lrにより構成される。無限遠から至近へのフォーカシングに際して中間レンズ群が物体側へ移動する。前群は、少なくとも2つの正レンズLp1、Lp2と少なくとも1つの負レンズLnを含む。後群は、光軸から離れた位置に極点を持つ非球面を有する少なくとも1つの非球面レンズLa、Lbを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、少なくとも1つのレンズ群を含む正の屈折力の前群、正の屈折力の中間レンズ群および少なくとも1つのレンズ群を含む負の屈折力の後群により構成され、フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
無限遠から至近へのフォーカシングに際して前記中間レンズ群が物体側へ移動し、
前記前群は、少なくとも2つの正レンズと少なくとも1つの負レンズを含み、
前記後群は、光軸から離れた位置に極点を持つ非球面を有する少なくとも1つの非球面レンズを含むことを特徴とする光学系。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記光学系の最も物体側のレンズ面から該光学系の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さに前記最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の空気換算長を加えた長さをTTL、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系の半画角をωとするとき、
3.0≦TTL/(f×tanω)≦10.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記光学系に含まれる全ての正レンズのd線における屈折率の平均をPNdaveとするとき、
1.50≦PNdave≦2.00
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項4】
前記光学系の最も物体側のレンズ面から該光学系の最も像側のレンズ面までの光軸上の長さに前記最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の空気換算長を加えた長さをTTL、前記空気換算長をskとするとき、
0.01≦sk/TTL≦0.50
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項5】
前記前群の焦点距離をffとするとき、
2.0≦ff/sk≦10.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項6】
前記中間レンズ群の焦点距離をfm、前記後群の焦点距離をfrとするとき、
0.1≦-fm/fr≦1.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項7】
前記前群と前記中間レンズ群との光軸上の間隔をDfとするとき、
0.1≦Df/f≦1.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項8】
前記前群の焦点距離をff、前記後群の焦点距離をfrとするとき、
0.1≦-ff/fr≦2.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項9】
前記前群に含まれる全ての正レンズのうち最も大きいd線を基準とするアッベ数を持つ正レンズの前記アッベ数をνdp1とするとき、
55≦νdp1≦96
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項10】
前記前群に含まれる全ての正レンズのうち最も小さいd線を基準とするアッベ数を持つ正レンズの前記アッベ数をνdp2とするとき、
15≦νdp2≦40
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像に好適な光学系に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
大口径でありながら小型で高い光学性能を有し、フォーシングが可能な光学系として、特許文献1には、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有する前群、開口絞りおよび正の屈折力を有する後群により構成された光学系が開示されている。この光学系では、フォーカシングに際して前群が移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-148680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
大口径の光学系は、諸収差の補正が困難になる傾向がある。また、オートフォーカスによるフォーカシングの高速化を実現するためにフォーカスレンズ群を軽量化すると、フォーカシングに際しての収差変動の抑制が困難となる。特許文献1の光学系は、非球面レンズを複数使用することで諸収差の補正を行うが、サジタルコマフレアの補正は不十分である。さらに大口径かつレンズ数が多い前群をフォーカシングの際に移動させるため、オートフォーカスの高速化が困難である。
【0005】
本発明は、大口径でありながら小型で高い光学性能を備え、高速でのフォーカシングを行うことが可能な光学系およびこれを備えた撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に配置された、少なくとも1つのレンズ群を含む正の屈折力の前群、正の屈折力の中間レンズ群および少なくとも1つのレンズ群を含む負の屈折力の後群により構成され、フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系である。無限遠から至近へのフォーカシングに際して中間レンズ群が物体側へ移動する。前群は、少なくとも2つの正レンズと少なくとも1つの負レンズを含む。後群は、光軸から離れた位置に極点を持つ非球面を有する少なくとも1つの非球面レンズを含むことを特徴とする。
【0007】
また本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に配置された、少なくとも1つのレンズ群を含む前群、中間レンズ群および少なくとも1つのレンズ群を含む後群により構成され、フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系である。無限遠から至近へのフォーカシングに際して中間レンズ群が移動する。前群は、少なくとも2つの正レンズと少なくとも2つの負レンズを含む。後群は、光軸から離れた位置に極点を持つ非球面を有する少なくとも1つの非球面レンズを含むことを特徴とする。なお、上記光学系を備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、大口径でありながら小型で高い光学性能を備え、高速でのフォーカシングを行うことが可能な光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の光学系の断面図。
実施例1の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例2の光学系の断面図。
実施例2の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例3の光学系の断面図。
実施例3の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例4の光学系の断面図。
実施例4の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例5の光学系の断面図。
実施例5の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例6の光学系の断面図。
実施例6の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例7の光学系の断面図。
実施例7の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例8の光学系の断面図。
実施例8の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例9の光学系の断面図。
実施例9の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例10の光学系の断面図。
実施例10の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図と横収差図。
実施例1~10の光学系を備えた撮像装置を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、図17および図19はそれぞれ、実施例1~10の光学系の断面を示している。各図において、左側が物体側(前側)、右側が像側(後側)である。
(【0011】以降は省略されています)

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