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公開番号
2025124133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024019976
出願日
2024-02-14
発明の名称
光学系および撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
13/02 20060101AFI20250819BHJP(光学)
要約
【課題】小型軽量で長焦点距離の光学系で高速フォーカシングと収差補正を可能とする。
【解決手段】光学系は、正の屈折力の前レンズ群、中間群および後レンズ群により構成される。前レンズ群は、光学系において最大の空気間隔を含む。フォーカシングのためには前レンズ群と後レンズ群は移動しない。中間群は、フォーカシングのために互いに独立して移動する2つ以上のフォーカスレンズ群を含む。各フォーカスレンズ群のフォーカス敏感度Bを、B=(1-βf
2
)βr
2
とし、2つ以上のフォーカスレンズ群のそれぞれのフォーカス敏感度Bの絶対値のうち最も小さい値をBab_min、光学系の開放FナンバーをFnoとするとき、0.10≦Bab_min/Fno≦0.95なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の前レンズ群、中間群および後レンズ群により構成され、フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、 前記前レンズ群は、前記光学系において最大の空気間隔を含み、
フォーカシングのためには前記前レンズ群と前記後レンズ群は移動せず、
前記中間群は、フォーカシングのために互いに独立して移動する2つ以上のフォーカスレンズ群を含み、
各フォーカスレンズ群のフォーカス敏感度Bを、該フォーカスレンズ群の横倍率をβf、該フォーカスレンズ群より像側に配置された全てのレンズの合成横倍率をβrとして、
B=(1-βf
2
)βr
2
とし、前記2つ以上のフォーカスレンズ群のそれぞれのフォーカス敏感度Bの絶対値のうち最も小さい値をBab_min、前記光学系の開放FナンバーをFnoとするとき、
0.10≦Bab_min/Fno≦0.95
なる条件を満足することを特徴とする光学系。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記光学系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の長さをOTL、前記光学系の焦点距離をfとするとき、
0.45≦OTL/f≦1.20
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記2つ以上のフォーカスレンズ群のそれぞれの焦点距離の絶対値のうち最も小さい値をfab_minとするとき、
0.06≦fab_min/f≦0.60
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項4】
前記2つ以上のフォーカスレンズ群のそれぞれの焦点距離の絶対値のうち最も大きい値をfab_maxとするとき、
0.10≦fab_max/f≦2.00
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項5】
前記最大の空気間隔の光軸上の長さをDmaxとするとき、
0.15≦Dmax/OTL≦0.60
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項6】
前記前レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
0.2≦f1/f≦0.8
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項7】
前記光学系は、Fナンバーを決定する開口絞りを含み、
前記2つ以上のフォーカスレンズ群のうち2つのフォーカスレンズ群が前記開口絞りよりも像側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項8】
前記光学系は、Fナンバーを決定する開口絞りを含み、
前記開口絞りから、前記2つ以上のフォーカスレンズ群のうち前記開口絞りから最も離れたフォーカスレンズ群の開口絞り側のレンズ面までの光軸上の距離をDf_maxとするとき、
0.01≦|Df_max|/OTL≦0.15
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項9】
前記光学系の最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の空気換算長さをBF、最大像高をIHとするとき、
1.3≦BF/IH≦5.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項10】
前記2つ以上のフォーカスレンズ群のそれぞれのフォーカス敏感度の絶対値のうち最も大きい値をBab_maxとするとき、
0.5≦Bab_max/Fno≦2.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像に用いられる光学系に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
焦点距離が長い撮像光学系として、最も物体側に正の屈折力のレンズ群を配置し、それよりも像側に負の屈折力のレンズ群を配置した、いわゆるテレフォトタイプのものがあり、特許文献1には単焦点の超望遠レンズが開示されている。
【0003】
一般にFナンバーが一定である場合、光学系の焦点距離が長くなるほど、光学系の最大有効径が大きくなる。このとき無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、フォーカスレンズ群として、メカ的な可動制約と近距離撮像時の諸収差補正の観点から開口絞り付近のレンズ群を選択することが多い。特許文献1は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、フォーカシングに際して移動する正の屈折力の第2レンズ群および全体で負の屈折力の第3レンズ群により構成される超望遠レンズを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2020/217791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の超望遠レンズのように全長を抑えるためにテレフォトタイプの屈折力配置を強めると、フォーカスレンズ群の光軸方向での位置に対する敏感度であるフォーカス敏感度が高くなる傾向にある。このため、フォーカスレンズ群の停止位置のばらつきによってピントずれが発生したり、再度のフォーカシングによる遅延が発生したりする。また、フォーカスレンズ群の屈折力が強いと、近距離撮像時の諸収差が増加する傾向がある。
【0006】
本発明は、小型軽量で焦点距離が長く、高速かつ高精度のフォーカシングが可能で、諸収差が良好に補正された光学系を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の前レンズ群、中間群および後レンズ群により構成され、フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。前レンズ群は、光学系において最大の空気間隔を含む。フォーカシングのためには前レンズ群と後レンズ群は移動しない。中間群は、フォーカシングのために互いに独立して移動する2つ以上のフォーカスレンズ群を含む。各フォーカスレンズ群のフォーカス敏感度Bを、該フォーカスレンズ群の横倍率をβf、該フォーカスレンズ群より像側に配置された全てのレンズの合成横倍率をβrとして、
B=(1-βf
2
)βr
2
とし、2つ以上のフォーカスレンズ群のそれぞれのフォーカス敏感度Bの絶対値のうち最も小さい値をBab_min、光学系の開放FナンバーをFnoとするとき、
0.10≦Bab_min/Fno≦0.95
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記光学系を備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型軽量で焦点距離が長く、高速かつ高精度のフォーカシングが可能で、諸収差が良好に補正された光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の光学系の断面図。
実施例1の光学系の(A)無限遠合焦状態および(B)至近合焦状態での収差図。
実施例2の光学系の断面図。
実施例2の光学系の(A)無限遠合焦状態および(B)至近合焦状態での収差図。
実施例3の光学系の断面図。
実施例3の光学系の(A)無限遠合焦状態および(B)至近合焦状態での収差図。
実施例4の光学系の断面図。
実施例4の光学系の(A)無限遠合焦状態および(B)至近合焦状態での収差図。
実施例5の光学系の断面図。
実施例5の光学系の(A)無限遠合焦状態および(B)至近合焦状態での収差図。
実施例6の光学系の断面図。
実施例6の光学系の(A)無限遠合焦状態および(B)至近合焦状態での収差図。
実施例1~6の光学系を備えた撮像装置の概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。まず実施例1~6の光学系を具体的に説明する前に、各実施例に共通する事項について説明する。各実施例の光学系は、ビデオカメラ、デジタルカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラ、監視カメラおよび車載カメラ等の各種撮像装置に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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