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公開番号2025116940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011478
出願日2024-01-30
発明の名称撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250804BHJP(電気通信技術)
要約【課題】所望の調整を容易に設定することができる撮像システムを提供する。
【解決手段】本発明の撮像システムは、撮像センサーと、前記撮像センサーにより撮像された元映像に基づく複数の出力映像をそれぞれ外部に出力可能な複数の出力インターフェースと、前記元映像における、前記複数の出力映像にそれぞれ対応する複数の領域から選択された領域に対して、設定値を設定する設定手段と、前記選択された領域の設定値を用いて、前記元映像の全体を調整する調整手段と、を有し、前記設定手段は、第1の領域が選択された状態から、第2の領域が選択された状態に遷移する場合に、前記第1の領域の設定値を記憶し、前記第1の領域が再び選択された場合に、記憶している前記第1の領域の設定値を設定することを特徴とする。
【選択図】図33
特許請求の範囲【請求項1】
撮像センサーと、
前記撮像センサーにより撮像された元映像に基づく複数の出力映像をそれぞれ外部に出力可能な複数の出力インターフェースと、
前記元映像における、前記複数の出力映像にそれぞれ対応する複数の領域から選択された領域に対して、設定値を設定する設定手段と、
前記選択された領域の設定値を用いて、前記元映像の全体を調整する調整手段と、
を有し、
前記設定手段は、第1の領域が選択された状態から、第2の領域が選択された状態に遷移する場合に、前記第1の領域の設定値を記憶し、前記第1の領域が再び選択された場合に、記憶している前記第1の領域の設定値を設定する
ことを特徴とする撮像システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記設定手段は、前記第1の領域が選択された状態から、前記第2の領域が選択された状態に遷移するタイミングで、前記第1の領域の設定値を記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
【請求項3】
前記設定手段は、前記第1の領域が選択された状態の継続時間が第1の時間に達したタイミングで、前記第1の領域の設定値を記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
【請求項4】
前記設定手段は、前記第1の領域が選択された状態において、ユーザーからの指示に応答して、前記第1の領域の設定値を記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
【請求項5】
前記設定手段は、前記第1の領域の出力映像の画質が悪いと判断される場合には、前記第1の領域の設定値を記憶しない
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
【請求項6】
前記設定手段は、前記第1の領域が選択された状態の継続時間が第2の時間に達していない場合には、前記第1の領域の設定値を記憶しない
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
【請求項7】
前記設定手段は、前記第1の領域の設定値を用いて前記元映像の全体を調整している最中は、前記第1の領域の設定値を記憶しない
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
【請求項8】
前記設定値は、オートフォーカスに関する設定値を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
【請求項9】
前記オートフォーカスに関する前記設定値は、
前記オートフォーカスの対象被写体を識別する情報、
前記対象被写体の種類を示す情報、
前記対象被写体までの被写体距離を示す情報、
前記元映像における前記オートフォーカスの対象領域のサイズを示す情報、
前記対象領域の色を示す情報、
前記対象領域のテクスチャを示す情報、および
前記対象領域のヒストグラムを示す情報、
の少なくともいずれかを含む
ことを特徴とする請求項8に記載の撮像システム。
【請求項10】
前記設定値は、露出に関する設定値と、ホワイトバランスに関する設定値との少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クロップ処理が可能な撮像システムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
撮像映像の一部を切り出して利用するクロップ機能を備えた撮像システムがある。この撮像システムでは、通常、切り出した映像が好ましいものになるように、撮像映像全体に影響する焦点、露出、色バランス等の調整が行われる。その際に、これらの調整を自動で行う場合のセンシングの領域は、クロップ領域内に収めるのが好ましいと言える。特許文献1では、目的画像(クロップ領域)を広角画像(全体領域)から切り出して利用するシステムにおいて、目的画像を切り替える際の調整値の適用を素早くするため、広角画像の情報を利用して切替先の仮補正値を作って補正する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-222816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、1つの映像ソース(元映像)から異なるクロップ領域の出力映像を生成し、それらの出力映像を複数の出力端子を介して同時に外部に出力可能な機能をもつ撮像システムを開発している。このように複数の出力映像が同時に出力される場合は、焦点、露出、色バランス等の調整をどのように設定すれば良いのかを自動で決定することは難しい。クロップ領域毎に映像の輝度や被写体が異なるため、あるクロップ領域に合わせて調整すると、他のクロップ領域の映像品質が低下する可能性があるからである。また、ユーザーが複数の出力映像のうちのどの映像の品質を最重視しているかは、装置側で自動判定することもできない。
【0005】
そこで本発明は、所望の調整を容易に設定することができる撮像システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の撮像システムは、撮像センサーと、前記撮像センサーにより撮像された元映像に基づく複数の出力映像をそれぞれ外部に出力可能な複数の出力インターフェースと、前記元映像における、前記複数の出力映像にそれぞれ対応する複数の領域から選択された領域に対して、設定値を設定する設定手段と、前記選択された領域の設定値を用いて、前記元映像の全体を調整する調整手段と、を有し、前記設定手段は、第1の領域が選択された状態から、第2の領域が選択された状態に遷移する場合に、前記第1の領域の設定値を記憶し、前記第1の領域が再び選択された場合に、記憶している前記第1の領域の設定値を設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、所望の調整を容易に設定することができる撮像システムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1における撮像システムの構成を示す図
実施例1における撮像装置によって撮像された元映像の例
実施例1におけるクロップ設定画面の例
図2の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図2の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
クロップ2の露出が適正露出となるように調整して撮像された元映像
図6の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図6の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
実施例1におけるユーザー設定適用処理のフローチャート
実施例2における撮像システムの構成を示す図
実施例2におけるクロップ設定画面の例
露出補正処理のフローチャート
実施例2における各ブロックでの露出補正処理結果を示した図
実施例3における撮像システムの構成を示す図
実施例3における撮像装置によって撮像された元映像の例
実施例3におけるクロップ設定画面の例
図15の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図15の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
クロップ2の設定でオートフォーカス調整して撮像された元映像
図19の元映像から切り出されたクロップ1領域の映像
図19の元映像から切り出されたクロップ2領域の映像
実施例3におけるユーザー設定適用処理のフローチャート
実施例4における撮像システムの構成を示す図
調整基準領域を変更した際の調整部の処理のフローチャート
実施例5における撮像システムの構成を示す図
実施例5における撮像装置によって撮像された元映像の例
実施例5におけるクロップ1選択時AF設定画面の例
実施例5におけるクロップ1選択時AF位置設定画面の例
実施例5におけるクロップ2選択時AF位置設定画面の例
実施例6における撮像システムの構成を示す図
実施例6における撮像装置によって撮像された元映像の例
実施例6におけるクロップ設定画面の例
実施例6におけるユーザー設定適用処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。実施例1では複数の出力部に異なるクロップ領域として選択された映像が出力可能な撮像システムにおける露出調整方法について説明する。
【0010】
図1は実施例1における撮像システムの構成を示す図である。撮像システムは撮像装置1とコントローラー装置2によって構成される。撮像装置1は、レンズ110、撮像部120、画像処理部130、出力部140、クロップ領域設定部150、割当設定部160、調整部170、カメラ通信部180を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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