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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025115944
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024222370
出願日
2024-12-18
発明の名称
電子写真装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
5/05 20060101AFI20250731BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】フィルミング抑制のための現像ローラを使用した電子写真装置において、耐久後の転写効率の低下及びトナーの飛び散りを抑制可能であり、初期から耐久後を通じて高画質を維持する優れた電子写真装置を提供すること。
【解決手段】電子写真感光体、帯電手段、露光手段、及び、現像手段を有する電子写真装置であって、前記電子写真感光体が、電荷発生物質、正孔輸送物質、電子輸送物質、及び、第1の結着樹脂を含有する単層型の感光層を有し、前記感光層が、前記第1の結着樹脂として、特定の構造単位を有するポリエステル樹脂を含有し、前記現像手段が、軸体と、前記軸体の外周に設けられた弾性層と、前記弾性層の外周に設けられた被覆層とを有する現像ローラであり、前記被覆層が、第2の結着樹脂及びシリカ粒子を含有する、ことを特徴とする電子写真装置。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
電子写真感光体、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段、
帯電された前記電子写真感光体の表面に光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する露光手段、及び、
トナーを有し、前記電子写真感光体の表面に形成された前記静電潜像を前記トナーによって現像して前記電子写真感光体の表面にトナー像を形成する現像手段、を有する電子写真装置であって、
前記電子写真感光体が、電荷発生物質、正孔輸送物質、電子輸送物質、及び、第1の結着樹脂を含有する単層型の感光層を有し、
前記感光層が、前記第1の結着樹脂として、下記式(1)で示される構造単位、及び下記式(2)で示される構造単位を有するポリエステル樹脂を含有し、
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前記現像手段が、軸体と、前記軸体の外周に設けられた弾性層と、前記弾性層の外周に設けられた被覆層とを有する現像ローラであり、
前記被覆層が、第2の結着樹脂及びシリカ粒子を含有する、
ことを特徴とする電子写真装置。
続きを表示(約 4,700 文字)
【請求項2】
前記ポリエステル樹脂が、さらに、下記式(4)で示される構造単位、及び下記式(5)で示される構造単位を有する、請求項1に記載の電子写真装置。
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34
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【請求項3】
前記ポリエステル樹脂において、前記ポリエステル樹脂を構成する構造単位のモル基準の物質量の総和に対する、式(1)で表される構造単位のモル基準の物質量の割合をM1とし、式(4)で表される構造単位のモル基準の物質量の割合をM4としたとき、M4/(M1+M4)が、0.30以上0.70以下である、
請求項2に記載の電子写真装置。
【請求項4】
前記ポリエステル樹脂において、前記ポリエステル樹脂を構成する構造単位のモル基準の物質量の総和に対する、式(2)で表される構造単位のモル基準の物質量の割合をM2とし、式(5)で表される構造単位のモル基準の物質量の割合をM5としたとき、M2/(M2+M5)が、0以上0.50以下である、請求項2に記載の電子写真装置。
【請求項5】
前記ポリエステル樹脂を構成するジカルボン酸由来の構造単位のモル基準の物質量の総和をMCとし、式(1)で表される構造単位のモル基準の物質量をM1とするとき、M1/MCが、0.50以上である、請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項6】
前記第1の結着樹脂の全質量に対して、前記ポリエステル樹脂の含有割合が、50質量%以上である、請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項7】
前記電子輸送物質が、下記式(10)で表される化合物、下記式(11)で表される化合物、下記式(12)で表される化合物、下記式(13)で表される化合物、下記式(14)で表される化合物、下記式(15)で表される化合物、及び、下記式(16)で表される化合物からなる群から選ばれる少なくともいずれか1つの化合物を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の電子写真装置。
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(式(10)中のQ
1
及びQ
2
、式(11)中のQ
11
、Q
12
、及びQ
13
、式(12)中のQ
21
、Q
22
、Q
23
、及びQ
24
、式(13)中のQ
31
及びQ
32
、式(14)中のQ
41
、Q
42
、Q
43
、及びQ
44
、式(15)中のQ
51
、Q
52
、Q
53
、Q
54
、Q
55
、及びQ
56
、並びに式(16)中のQ
61
及びQ
62
は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素原子数1以上6以下のアルキル基、炭素原子数2以上6以下のアルケニル基、炭素原子数1以上6以下のアルコキシ基、又は炭素原子数1以上6以下のアルキル基及びハロゲン原子からなる群から選択される少なくともいずれか1つの置換基で置換されていてもよい炭素原子数6以上14以下のアリール基を表し、式(15)中のY
1
及びY
2
は、各々独立に、酸素原子又は硫黄原子を表す。)
【請求項8】
前記電子輸送物質は、下記式(E-1)で表される化合物、下記式(E-2)で表される化合物、下記式(E-3)で表される化合物、下記式(E-4)で表される化合物、下記式(E-5)で表される化合物、下記式(E-6)で表される化合物、下記式(E-7)で表される化合物、及び、下記式(E-8)で表される化合物からなる群から選ばれる少なくともいずれか1つの化合物を含む、請求項7に記載の電子写真装置。
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87
【請求項9】
前記正孔輸送物質は、下記式(20)で表される化合物、下記式(21)で表される化合物、下記式(22)で表される化合物、下記式(23)で表される化合物、及び、下記式(24)で表される化合物からなる群から選ばれる少なくともいずれか1つの化合物を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の電子写真装置。
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62
121
(式(20)中、R
11
、R
12
、R
13
、及びR
14
は、各々独立に、炭素原子数1以上6以下のアルキル基、又は炭素原子数1以上6以下のアルコキシ基を表し、a
1
、a
2
、a
3
、及びa
4
は、各々独立に、0以上5以下の整数を表し、式(21)中、R
21
、R
22
、及びR
23
は、各々独立に、炭素原子数1以上6以下のアルキル基を表し、R
24
、R
25
、及びR
26
は、各々独立に、水素原子又は炭素原子数1以上6以下のアルキル基を表し、b
1
、b
2
、及びb
3
は、各々独立に、0又は1を表し、式(22)中、R
31
、R
32
、及びR
33
は、各々独立に、炭素原子数1以上6以下のアルキル基を表し、R
34
は、炭素原子数1以上6以下のアルキル基又は水素原子を表し、d
1
、d
2
、及びd
3
は、各々独立に、0以上5以下の整数を表し、式(23)中、R
41
、R
42
、R
43
、R
44
、R
45
、及びR
46
は、各々独立に、炭素原子数1以上6以下のアルキル基、又はフェニル基を表し、R
47
及びR
48
は、各々独立に、水素原子、炭素原子数1以上6以下のアルキル基、又はフェニル基を表し、e
1
、e
2
、e
3
、及びe
4
は、各々独立に、0以上5以下の整数を表し、e
5
及びe
6
は、各々独立に、0以上4以下の整数を表し、e
7
及びe
8
は、各々独立に、0又は1を表し、式(24)中、R
50
及びR
51
は、各々独立に、炭素原子数1以上6以下のアルキル基、炭素原子数1以上6以下のアルコキシ基、又はフェニル基を表し、R
52
、R
53
、R
54
、R
55
、R
【請求項10】
前記正孔輸送物質は、下記式(H-1)で表される化合物、下記式(H-2)で表される化合物、下記式(H-3)で表される化合物、下記式(H-4)で表される化合物、下記式(H-5)で表される化合物、下記式(H-6)で表される化合物、下記式(H-7)で表される化合物、下記式(H-8)で表される化合物、下記式(H-9)で表される化合物、下記式(H-10)で表される化合物、及び、下記式(H-11)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項9に記載の電子写真装置。
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39
112
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より長寿命かつ、より高画質な画像を形成可能な電子写真方式の画像形成装置(以下、「電子写真装置」とも称する)が求められており、繰り返し使用後(以下、耐久後ともいう)に出力される画像における画質の安定性が高い装置の提供が望まれている。
電子写真装置やプロセスカートリッジに搭載される電子写真感光体としては、有機光導電性物質(電荷発生物質)を含有する有機電子写真感光体(以下、単に「電子写真感光体」あるいは「感光体」とも称する。)が用いられている。近年の電子写真装置では、上述した長寿命化への対応に加えて、耐久後の転写効率の低下を抑制することで画質を向上させ、初期から耐久後を通じて高画質を維持することが求められている。
電子写真装置に用いられる現像ローラは、潜像担持体と所定の接触幅をもって圧接又は近接され、塗布ブレードによって形成されたトナーの薄層を担持する。よって、現像ローラは、柔軟で変形し易く、かつ耐セット性に優れると共に、現像剤に対する帯電付与性を有し、さらに現像剤の付着等が抑制されていることが求められている。
【0003】
特許文献1及び2には、軸芯体の外周に、導電性を付与したゴム材料で形成された弾性体層、さらにその外周に樹脂材料で形成された層を設けた現像ローラが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-114392号公報
特開2019-168614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討によると、フィルミングの低下を抑制する目的で、特許文献1及2に記載の現像ローラを備えた電子写真装置を用いたとき、耐久後の転写にかかわる不良が生じる場合があった。具体的には、トナーの飛び散り及び転写効率の低下が発生する場合があり、改善の余地があった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、フィルミング抑制のための現像ローラを使用した電子写真装置において、耐久後の転写効率の低下及びトナーの飛び散りを抑制可能であり、初期から耐久後を通じて高画質を維持する優れた電子写真装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一観点による電子写真装置は、電子写真感光体、前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段、帯電された前記電子写真感光体の表面に光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する露光手段、及び、トナーを有し、前記電子写真感光体の表面に形成された前記静電潜像を前記トナーによって現像して前記電子写真感光体の表面にトナー像を形成する現像手段、を有する電子写真装置であって、前記電子写真感光体が、電荷発生物質、正孔輸送物質、電子輸送物質、及び、第1の結着樹脂を含有する単層型の感光層を有し、前記感光層が、前記第1の結着樹脂として、下記式(1)で示される構造単位、及び下記式(2)で示される構造単位を有するポリエステル樹脂を含有し、
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前記現像手段が、軸体と、前記軸体の外周に設けられた弾性層と、前記弾性層の外周に設けられた被覆層とを有する現像ローラであり、前記被覆層が、第2の結着樹脂及びシリカ粒子とを含有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、フィルミング抑制のための現像ローラを使用した電子写真装置において、耐久後の転写効率の低下及びトナーの飛び散りを抑制可能であり、初期から耐久後を通じて高画質を維持する優れた電子写真装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。
本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。
本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。
本発明に用いられる現像ローラの概略構成の一例を示す概略斜視図である。
本発明に係る電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、好適な実施の形態を挙げて、本発明を詳細に説明する。
特許文献2では、シリカ粒子を含有する現像ローラを用いてフィルミング抑制を達成しているが、本発明者らの検討に依れば、耐久後の転写効率の低下やトナーの飛び散りが発生する場合があった。これは現像ローラの表層においてシリカ粒子が存在する部分と存在しない部分とで、トナーへの帯電性に差異が生じていることに起因していることが推察された。すなわち、トナーの帯電性に差異が生じることにより、一部のトナーが転写ベルトのニップ部より手前で先に転写される飛び散りが生じ、画質が低下したと考えられた。また、一部のトナーが転写時に転写されずに残存し、転写効率が低下したと考えられた。
(【0011】以降は省略されています)
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