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公開番号
2025125619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021656
出願日
2024-02-16
発明の名称
組立品の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B29C
45/26 20060101AFI20250821BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】部品の成形が容易で、ランナー部に繋がった部品をランナー部から容易に分離することが可能な組立品の製造方法を提供する。
【解決手段】
射出成形により、ランナー部と、ランナー部に繋がって形成される第1のゲート部および第2のゲート部と、第2のゲート部に繋がって形成される部品とを有する樹脂成形品を作製する工程と、部品を第2のゲート部およびランナー部から分離する工程と、第2のゲート部およびランナー部から分離した部品を組み立てて組立品を作製する工程とを有し、樹脂成形品を作製する工程において、第1のゲート部および第2のゲート部に繋がる部品を成形した後、部品に繋がる第1のゲート部の先端部を切断し、ランナー部は、部品の周囲を囲む枠状に形成され、部品の周囲に沿って第1のゲート部と第2のゲート部とが交互に並んで配置され、部品に繋がる第2のゲート部の先端部の断面積は、第1のゲート部の先端部の断面積よりも小さい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
射出成形により、ランナー部と、前記ランナー部に繋がって形成される第1のゲート部および第2のゲート部と、前記第2のゲート部に繋がって形成される部品と、を有する樹脂成形品を作製する工程と、
前記部品を前記第2のゲート部および前記ランナー部から分離する工程と、
前記第2のゲート部および前記ランナー部から分離した前記部品を組み立てて組立品を作製する工程と、
を有し、
前記樹脂成形品を作製する工程において、前記第1のゲート部および前記第2のゲート部に繋がる前記部品を成形した後、前記部品に繋がる前記第1のゲート部の先端部を切断し、
前記ランナー部は、前記部品の周囲を囲む枠状に形成され、
前記部品の周囲に沿って、前記第1のゲート部と前記第2のゲート部とが交互に並んで配置され、
前記部品に繋がる前記第2のゲート部の先端部の断面積は、前記第1のゲート部の先端部の断面積よりも小さいことを特徴とする組立品の製造方法。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第2のゲート部は、前記組立品を作製する工程において前記部品を組み立てるときと同じ向きで前記部品を保持する、請求項1に記載の組立品の製造方法。
【請求項3】
前記部品を組み立てるときと同じ向きで、前記部品を前記第2のゲート部および前記ランナー部から分離する、請求項2に記載の組立品の製造方法。
【請求項4】
前記部品を前記第2のゲート部および前記ランナー部から分離する工程において、前記部品に繋がる前記第2のゲート部の先端部を破断させる、請求項1に記載の組立品の製造方法。
【請求項5】
前記第1のゲート部と前記第2のゲート部とが交互に並んで配置されて、複数の前記第1のゲート部および複数の前記第2のゲート部が前記ランナー部に繋がって形成される、請求項1に記載の組立品の製造方法。
【請求項6】
前記第1のゲート部と前記第2のゲート部とが一定の間隔で交互に並んで配置される、請求項5に記載の組立品の製造方法。
【請求項7】
前記第2のゲート部は、サイドゲートの形状を有する、請求項1に記載の組立品の製造方法。
【請求項8】
前記第1のゲート部は、サブマリンゲートの形状を有する、請求項1に記載の組立品の製造方法。
【請求項9】
前記第1のゲート部は、バナナゲートの形状を有する、請求項1に記載の組立品の製造方法。
【請求項10】
前記第2のゲート部の断面形状が三角形である、請求項1に記載の組立品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、組立品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
部品を自動で組み立てる自動組立装置には、自動部品整列装置を用いて組み立て用の部品が供給される。自動部品整列装置は、例えばボウル等に複数投入されたバラバラの状態の1種類の部品を、1個ずつ同じ方向を向くように整列して自動組立装置に供給する。1つの工程で複数種類の部品を組み立てる自動組立装置を用いる場合、部品の種類毎に自動部品整列装置が必要になるため、部品を組み立てるのに必要なコストおよびスペースが増加する。複数の部品を自動組立装置に供給する方法として、ランナー部に繋がった複数の部品を有する樹脂成形品を自動組立装置に供給し、自動組立装置においてランナー部から複数の部品を分離することが考えられる。例えば、自動組立装置に設けられたロボットアームのフィンガーが部品を把持して引っ張ることにより、部品をランナー部から引きちぎるように分離する。ランナー部から部品を分離するのに必要な力を抑えるため、ランナー部と部品とを繋ぐゲート部が破断し易いように、ゲート部の断面積は小さいほうが望ましい。一方、成形時の成形条件等を考慮すると、ゲート部の断面積は大きいほうが望ましい。小さい力で部品をランナー部から分離することが可能な技術として、例えば特許文献1には、部品を成形するための樹脂を供給する成形品ゲートの他に、部品との接触面積が小さいゲートを設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-276471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、成形品ゲートに繋がるランナーから分岐して、部品との接触面積が小さいゲートに繋がる2次ランナーが形成される。このため、部品との接触面積が小さいゲートを部品における任意の部位に形成することが難しかった。また、部品におけるフィンガーの把持位置に関して制約を受けるため、フィンガーが部品を把持してランナー部から分離することが難しかった。
【0005】
本開示は、部品の成形が容易で、ランナー部に繋がった部品をランナー部から容易に分離することが可能な組立品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る組立品の製造方法は、射出成形により、ランナー部と、前記ランナー部に繋がって形成される第1のゲート部および第2のゲート部と、前記第2のゲート部に繋がって形成される部品と、を有する樹脂成形品を作製する工程と、前記部品を前記第2のゲート部および前記ランナー部から分離する工程と、前記第2のゲート部および前記ランナー部から分離した前記部品を組み立てて組立品を作製する工程と、を有し、前記樹脂成形品を作製する工程において、前記第1のゲート部および前記第2のゲート部に繋がる前記部品を成形した後、前記部品に繋がる前記第1のゲート部の先端部を切断し、前記ランナー部は、前記部品の周囲を囲む枠状に形成され、前記部品の周囲に沿って、前記第1のゲート部と前記第2のゲート部とが交互に並んで配置され、前記部品に繋がる前記第2のゲート部の先端部の断面積は、前記第1のゲート部の先端部の断面積よりも小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、部品の成形が容易で、ランナー部に繋がった部品をランナー部から容易に分離することが可能な組立品の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
樹脂成形品の外観図である。
第2の部品と第1のゲート部および第2のゲート部の拡大図である。
第2の部品と第1のゲート部および第2のゲート部の側断面図である。
第2のゲート部の断面形状を示す説明図である。
組立品の外観図である。
樹脂成形品およびフィンガーの斜視図である。
樹脂成形品の外観図である。
第2の部品と第1のゲート部および第2のゲート部の拡大図である。
第2の部品と第1のゲート部および第2のゲート部の側断面図である。
樹脂成形品の外観図である。
第2の部品と第1のゲート部および第2のゲート部の拡大図である。
第2の部品と第1のゲート部および第2のゲート部の側断面図である。
組立品の外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本開示の好適な実施の形態を詳細に説明する。但し、以下に記載する実施の形態の各構成部品の寸法、材質、形状、これらの相対配置などは、本開示が適用される樹脂成形品の構成および各種条件により適宜変更され得るものである。以下の実施の形態は本開示事項を限定するものでなく、また以下の実施の形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
【0010】
<<第1実施形態>>
<樹脂成形品の構成>
図1は、第1実施形態に係る樹脂成形品1の外観図である。図1(a)は、樹脂成形品1の斜視図である。図1(b)は、樹脂成形品1の平面図である。図1(a)および図1(b)に示すように、第1実施形態に係る樹脂成形品1は、スプール部2と、ランナー部3と、第1の部品5と、第2の部品6と、第3の部品7と、第4の部品8とを有する。第1実施形態に係る樹脂成形品1は、第1の部品5と接続されるゲート部45と、第2の部品6の周囲に配置されるゲート部46A,46Bと、第3の部品7の周囲に配置されるゲート部47A,47Bと、第4の部品8と接続されるゲート部48とを有する。樹脂成形品1は、樹脂材料を用いて、射出成形により作製される。本実施形態では、部品の成形が容易で、ランナー部3に繋がった部品をランナー部3から容易に分離することが可能な構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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