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公開番号2025116913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011436
出願日2024-01-30
発明の名称ヘッドアップディスプレイ
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20250804BHJP(光学)
要約【課題】複数の表示光で形成される像を視認性よく表示できるヘッドアップディスプレイを提供する。
【解決手段】本実施形態におけるヘッドアップディスプレイ1は、ウインドシールド10の内側面10a側からウインドシールド10に対して第一偏光を投影して反射させウインドシールド10の外側面10b側で第一偏光に係る虚像を視認させ、又はウインドシールド10に対して第一偏光とは異なる第二偏光を投影して反射させウインドシールド10の内側面10a側で実像を視認させる。第二偏光は、第一偏光よりもウインドシールド10における反射率が低く、ウインドシールド10は、投影される第一偏光に係る内側面で反射する反射光と外側面で反射する反射光とによる二重像を抑制する二重像抑制構造と、内側面上の第二偏光が投影される領域に配置され、ウインドシールド10の第二偏光の反射率よりも高い反射率を有する反射偏光子層15と、を有する。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
反射部材の内側面側から前記反射部材に対して第一偏光を投影して反射させ前記反射部材の外側面側で前記第一偏光に係る虚像を視認させ、又は前記反射部材に対して前記第一偏光とは異なる第二偏光を投影して反射させ前記反射部材の前記内側面側で実像を視認させるヘッドアップディスプレイであって、
前記第二偏光は、前記第一偏光よりも前記反射部材における反射率が低く、
前記反射部材は、
投影される前記第一偏光に係る前記内側面で反射する反射光と前記外側面で反射する反射光とによる二重像を抑制する二重像抑制構造と、
前記内側面上の前記第二偏光が投影される領域に配置され、前記反射部材の前記第二偏光の反射率よりも高い反射率を有する高反射構造と、を有する、ヘッドアップディスプレイ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記第一偏光に係る像は、虚像であり、
前記第二偏光に係る像は、実像である、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項3】
前記第一偏光は、S偏光である、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項4】
前記第二偏光は、P偏光である、請求項3記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項5】
前記反射部材は、ウインドシールドであり、
前記二重像抑制構造は、入射した光に対する反射角の制御により前記二重像を抑制する前記内側面及び前記外側面を有する前記ウインドシールドである、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項6】
前記高反射構造は、前記反射部材の前記内側面に貼付けられるフィルム又は形成されるコーティングである、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘッドアップディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両のウインドシールド等の反射部材で表示光を反射させ、像を車両内外で視認させるヘッドアップディスプレイが知られている。反射部材は、一定の厚みを有するため、一方の面における表示光の反射光と、他方の面における表示光の反射光とで、視認者に二重像を視認させる虞がある。従来、二重像対策として、反射部材の各面で反射角度を異ならせることで、二重像を低減する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、複数の表示光の焦点距離を異ならせることにより、複数箇所に像を表示させる技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-156678号公報
特開2017-056844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
今日の自動運転技術等の普及により、ヘッドアップディスプレイには、運転に必要な情報のみならず、エンターテインメント的要素を有する情報も表示可能なことが求められる。また、それと同時に像の視認性も求められる。上述したとおり、複数の表示光に基づく像を共通の反射部材で反射させて形成しようとすると、それぞれの表示光に二重像に関する対策が求められる。しかしながら、特許文献2に示すような技術を適用したとしても、特定の表示光に対してのみ二重像を低減できるが、全ての表示光に対しては有効に作用しない。
【0006】
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、複数の表示光で形成される像を視認性よく表示できるヘッドアップディスプレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のヘッドアップディスプレイは、上述した課題を解決するために、反射部材の内側面側から反射部材に対して第一偏光を投影して反射させ反射部材の外側面側で第一偏光に係る虚像を視認させ、又は反射部材に対して第一偏光とは異なる第二偏光を投影して反射させ反射部材の内側面側で実像を視認させるヘッドアップディスプレイであって、第二偏光は、第一偏光よりも反射部材における反射率が低く、反射部材は、投影される第一偏光に係る内側面で反射する反射光と外側面で反射する反射光とによる二重像を抑制する二重像抑制構造と、内側面上の第二偏光が投影される領域に配置され、反射部材の第二偏光の反射率よりも高い反射率を有する高反射構造と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示のヘッドアップディスプレイにおいては、複数の表示光で形成される像を視認性よく表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示のHUDの一実施形態のシステム構成例を示す図であり、虚像Vを表示する際の説明図。
本開示のHUDの一実施形態のシステム構成例を示す図であり、実像Rを表示する際の説明図。
下に行くにつれて薄くなるような楔形形状を有するウインドシールドに表示光を投影する際の説明図。
図3のウインドシールドに表示光を投影する場合を説明する図。
上に行くにつれて薄くなるような楔形形状を有するウインドシールドに表示光を投影する場合を説明する図。
図5のウインドシールドに表示光を投影する場合を説明する図。
S偏光に係る表示光がウインドシールドに投影される場合の説明図。
P偏光に係る表示光がウインドシールドに投影される場合の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示のヘッドアップディスプレイ(以下、「HUD(Head Up Display)」という。)の実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示のHUDは、例えば自動車、農業機械、建設機械等の車両等に搭載されるHUDに適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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