TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025089608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204309
出願日2023-12-04
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20250609BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】姿勢によらず消費電力を低減することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置(10a)は、固定部(20a)と、撮像素子(11)を保持し、固定部に対して光軸(12a)と直交する方向に移動可能な可動部(20b)と、可動部を駆動する駆動部(43a、43b、43c)と、固定部と可動部との間に配置された転動部材(36a、36b、36c)と、可動部を固定部に付勢する弾性部材(42)と、固定部に配置され、弾性部材の第1端を保持する第1保持部材(41)と、可動部に配置され、弾性部材の第2端を保持する第2保持部材(40)とを有し、第1保持部材は、光軸と平行な所定の軸(R)の周りに回転可能であり、弾性部材を保持する第1保持部(41a)と、重り部(41b)とを有し、所定の軸は、第1保持部と重り部との間に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
固定部と、
撮像素子を保持し、前記固定部に対して光軸と直交する方向に移動可能な可動部と、
前記可動部を駆動する駆動部と、
前記固定部と前記可動部との間に配置された転動部材と、
前記可動部を前記固定部に付勢する弾性部材と、
前記固定部に配置され、前記弾性部材の第1端を保持する第1保持部材と、
前記可動部に配置され、前記弾性部材の第2端を保持する第2保持部材と、を有し、
前記第1保持部材は、前記光軸と平行な所定の軸の周りに回転可能であり、前記弾性部材を保持する第1保持部と、重り部とを有し、
前記所定の軸は、前記第1保持部と前記重り部との間に配置されていることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記撮像素子の撮像面の中心が光軸上に位置する状態において、前記弾性部材の前記第1端から前記第2端へ向かう方向は、光軸方向に対して傾いていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第1保持部材は、前記弾性部材を保持する第2保持部を有し、
前記撮像素子の撮像面の中心が光軸上に位置する状態において、前記第1保持部は、上から下への重力方向において前記第2保持部よりも上側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記固定部は、板状部材を有し、
前記第1保持部材は、前記板状部材に当接する摺動部を有し、
前記摺動部は、前記第1保持部の周囲に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1保持部材の前記所定の軸から前記第1保持部材の重心までの距離は、前記所定の軸から前記第1保持部までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第1保持部材の自重は、前記弾性部材により前記第1保持部材に作用する最大荷重の前記光軸と垂直な面における分力よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記固定部は、板状部材を有し、
前記第1保持部材は、磁性体で構成されており、特定の回転位置で前記板状部材から吸引力を得ることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第2保持部材は、前記第1保持部材に追従して、前記光軸と平行な軸周りに回動することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記撮像素子の撮像面の中心が光軸上に位置する状態において、前記可動部の重心および前記第2保持部は、前記所定の軸上に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
アクチュエータを用いて撮像素子を移動させるブレ補正機構を有する撮像装置は、電源が入っている間、撮像素子の位置を適正に保つために常に電力を消費し続ける。撮像装置のユーザ利便性をより高めるには、アクチュエータの負荷を抑えることで消費電力を低減し、撮影可能枚数を増加させることが望ましい。
【0003】
特許文献1には、撮像素子と本体に備えられた基板とを接続するフレキシブル基板の折り曲げ位置を可動部の重心に対して重力と反対方向に設定する構成が開示されている。この構成により、フレキシブル基板の反力が適切に働く条件下において、撮像素子の中心を光軸付近に維持するためのアクチュエータの負荷を抑えることができ、消費電力を低減することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-166334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、撮像装置の姿勢によっては消費電力を低減することができない。
【0006】
そこで本発明は、姿勢によらず消費電力を低減することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての撮像装置は、固定部と、撮像素子を保持し、前記固定部に対して光軸と直交する方向に移動可能な可動部と、前記可動部を駆動する駆動部と、前記固定部と前記可動部との間に配置された転動部材と、前記可動部を前記固定部に付勢する弾性部材と、前記固定部に配置され、前記弾性部材の第1端を保持する第1保持部材と、前記可動部に配置され、前記弾性部材の第2端を保持する第2保持部材とを有し、前記第1保持部材は、前記光軸と平行な所定の軸の周りに回転可能であり、前記弾性部材を保持する第1保持部と、重り部とを有し、前記所定の軸は、前記第1保持部と前記重り部との間に配置されている。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、姿勢によらず消費電力を低減することが可能な撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る撮像システムの概略構成図である。
本実施形態に係る第1ブレ補正ユニットの斜視図である。
本実施形態に係る第1ブレ補正ユニットの分解斜視図である。
実施例1に係る撮像システムの底面を重力方向下側に向けた状態での第1ブレ補正ユニットの断面図および背面図である。
実施例1に係る撮像システムの左側面を重力方向下側に向けた状態での第1ブレ補正ユニットの断面図および背面図である。
実施例2に係る撮像システムの底面を重力方向下側に向けた状態での第1ブレ補正ユニットの断面図および背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許