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公開番号2025092001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207614
出願日2023-12-08
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類B41J 29/48 20060101AFI20250612BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画像印字手段に搬送されるシートの異常を検知した際に、異常シートよりも後に搬送される後続シートを排紙して一時退避させることに伴うダウンタイムを短縮すること。
【解決手段】画像形成装置10は、光学センサー210により異常を検知した際における異常シートの後続のシートの位置に応じた給紙部1TOPトレイ、給紙部2TOPトレイ、給紙部3TOPトレイ、定着部両面トレイ、反転部TOPトレイ、排紙部1TOPトレイ、排紙部2TOPトレイ又は排紙部3TOPトレイに後続のシートを排紙する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されるシートに画像を印字する画像印字手段と、
前記画像印字手段により画像を印字したシートが前記搬送手段により排紙される第1の排紙手段と、
前記搬送手段により前記画像印字手段に搬送されるシートの異常を検知する異常検知手段と、
前記異常検知手段により異常を検知した異常シートが前記搬送手段により排紙される複数の第2の排紙手段と、
を有し、
前記搬送手段は、
前記異常検知手段により異常を検知した際における前記異常シートよりも後に搬送する後続シートの位置に応じた前記第2の排紙手段に前記後続シートを排紙する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記搬送手段は、
前記異常シートと前記後続シートとを異なる前記第2の排紙手段に各々排紙する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記搬送手段は、
前記後続シートを印字状態に応じて異なる前記第2の排紙手段に各々排紙する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記搬送手段により搬送されるシートが前記画像印字手段を通過する回数により前記印字状態を判定する判定手段を有し、
前記搬送手段は、
前記後続シートを前記判定手段により判定された前記印字状態に応じて異なる前記第2の排紙手段に各々排紙する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記印字状態は、
両面印字状態、片面印字状態及び両面白紙状態である、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記搬送手段は、
前記異常検知手段により前記異常シートを検知した際に所定の範囲内に存在する前記後続シートを、前記所定の範囲よりシートの搬送方向の下流側の最も近い前記第2の排紙手段に排紙する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
シートを給紙する給紙手段を有し、
前記搬送手段は、
前記給紙手段により給紙されたシートを搬送し、
前記所定の範囲は、
前記給紙手段によるシートの給紙開始時刻からの経過時間により特定される範囲である、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像印字手段により画像を印字したシートに画像を定着させる定着工程を実行する定着手段と、
前記定着手段により画像が定着されたシートを冷却する冷却工程を実行する冷却手段と、
前記冷却手段により冷却されたシートの表面と裏面とを反転させる反転工程を実行する反転手段と、
を有し、
前記画像印字手段は、
前記搬送手段により搬送されるシートに画像を印字する作像工程を実行し、
前記所定の範囲は、
前記作像工程、前記定着工程、前記冷却工程及び前記反転工程の工程毎の範囲である、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
互いに物理的に接離可能な複数のユニットを有し、
前記所定の範囲は、
各々の前記ユニットの範囲である、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
シートを給紙する給紙手段と、
前記第2の排紙手段と、前記給紙手段によるシートの給紙開始時刻からの経過時間と、を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段と、
を有し、
前記搬送手段は、
前記給紙手段により給紙されるシートを搬送すると共に、前記記憶手段に記憶されている前記テーブルにおいて前記異常シート及び前記後続シートの各々の前記経過時間に対応付けられている前記第2の排紙手段に前記異常シート及び前記後続シートを排紙する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シート等の記録媒体に対してインクを吐出して画像を印字するインクジェット形式の画像形成装置は、インクを吐出するインクジェットヘッドを有する記録ヘッドユニットを画像形成部に備えている。この記録ヘッドユニットのインクジェットヘッドは、精密な制御が要求される精密部であり、記録媒体の記録面に近接して配置されて画像形成処理を実施する。
【0003】
このようなインクジェット形式の画像形成装置において、浮き上がりを生じた記録媒体にインクジェットヘッドが接触した場合には、インクジェットヘッドを損傷させる恐れがある。このため、インクジェット形式の画像形成装置は、インクジェットヘッドを損傷させることなく、浮き上がりを生じた記録媒体を取り除いて再度ジョブを継続してエラーリカバリさせる必要がある。
【0004】
特許文献1は、浮き上がりを生じた記録媒体からイクジェットヘッドを保護するインクジェット記録装置を開示している。特許文献1のインクジェット記録装置は、浮き上がりを生じた記録媒体を検出した際に、インクジェットヘッド部を搬送路から即時に退避させて、浮き上がりを生じた記録媒体とインクジェットヘッドとの接触によるインクジェットヘッドの損傷を回避する。しかしながら、特許文献1は、インクジェットヘッドを退避させた後に、浮き上がりを生じた記録媒体を排紙してどのようにエラーリカバリするかについて開示していない。
【0005】
これに対して、特許文献2は、異常シート検出時のエラーリカバリ方法について開示している。特許文献2の画像形成装置は、画像形成後のシートに対して検品処理を実施して、異常シートを検出した場合に、検出した異常シートを所定の異常シート収納部へ格納すると共に、異常シートの後続の正常シートを所定の正常シート収納部へ一旦収納する。
【0006】
また、特許文献2の画像形成装置は、各シートの収納が完了した際に、給紙トレイから追加のシートの給紙を開始して、給紙した追加のシートに異常シートに印字予定であった画像を形成する。そして、特許文献2の画像形成装置は、追加のシートに対する画像形成処理を完了した際に、正常シート収納部から正常シートの給紙を再度開始して、排紙の順番を合わせてエラーリカバリする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-66129号公報
特開2004-20650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献2においては、異常シートの異常シート収納部への排紙及び正常シートの正常シート収納部への排紙が完了するまでエラーリカバリ処理を開始することができないため、ダウンタイムが長くなるという課題を有する。この課題は、特に商業印刷向けの大型の装置等の排紙先までの距離の長い画像形成装置において顕著である。
【0009】
本発明の目的は、画像印字手段に搬送されるシートの異常を検知した際に、異常シートよりも後に搬送される後続シートを排紙して一時退避させることに伴うダウンタイムを短縮することができる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る画像形成装置は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるシートに画像を印字する画像印字手段と、前記画像印字手段により画像を印字したシートが前記搬送手段により排紙される第1の排紙手段と、前記搬送手段により前記画像印字手段に搬送されるシートの異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段により異常を検知した異常シートが前記搬送手段により排紙される複数の第2の排紙手段と、を有し、前記搬送手段は、前記異常検知手段により異常を検知した際における前記異常シートよりも後に搬送する後続シートの位置に応じた前記第2の排紙手段に前記後続シートを排紙する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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