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公開番号
2025079224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191784
出願日
2023-11-09
発明の名称
乳化剤添加による食品の改善
出願人
池田食研株式会社
代理人
主分類
A23L
29/10 20160101AFI20250514BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 粉砕が困難な乾燥食品の粉砕効率を改善し、細かい粒子の微粉状食品及びその製造方法を提供する。また、乾燥が難しい液状食品の乾燥性を改善し、製品価値のある乾燥食品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥することで、乾燥性が改善され、製品価値のある乾燥食品が得られること、また乾燥後の粉砕効率が改善され、細かい粒子の微粉状食品が得られることを見出し、本発明を完成した。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥させてなる乾燥食品を微粉砕してなる、微粉状食品。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
乳化剤のHLBが6以上である、請求項1記載の微粉状食品。
【請求項3】
液状食品中の固形分100重量部に対して、1重量部より多い量の乳化剤を添加することを特徴とする、請求項1又は2記載の微粉状食品。
【請求項4】
液状食品中の固形分100重量部に対して、7.5重量部以上の乳化剤を添加することを特徴とする、請求項1又は2記載の微粉状食品。
【請求項5】
固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥させてなる乾燥食品を微粉砕することを特徴とする、微粉状食品の製造方法。
【請求項6】
乳化剤のHLBが6以上である、請求項5記載の微粉状食品の製造方法。
【請求項7】
液状食品中の固形分100重量部に対して、1重量部より多い量の乳化剤を添加することを特徴とする、請求項5又は6記載の微粉状食品の製造方法。
【請求項8】
液状食品中の固形分100重量部に対して、7.5重量部以上の乳化剤を添加することを特徴とする、請求項5又は6記載の微粉状食品の製造方法。
【請求項9】
固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥させてなる乾燥食品において、液状食品中の固形分100重量部に対して1重量部より多い量の乳化剤を添加することを特徴とする、乾燥食品。
【請求項10】
固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及びHLBが7.5以上の乳化剤を添加し乾燥させてなる、乾燥食品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微粉状食品、乾燥食品及びそれらの製造方法等に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
糖類やアミノ酸を多く含む液状食品の乾燥粉末化においては、乾燥や粉砕が困難という問題があり、乾燥、粉末化について、種々の検討がなされてきた。
【0003】
例えば、(A)可食性植物の乾燥粉砕物、(B)可食性シリカ、及び(C)多糖類を含有し、(B)可食性シリカの含有量が少なくとも1重量%であることを特徴とする粉末または顆粒状の乾燥組成物が知られていた(特許文献1)。
【0004】
一方、乾燥技術については、液状あるいはスラリー状食品をグリセリン脂肪酸エステル等の界面活性剤の存在下にて真空ドラムドライヤーにより突沸現象を抑えながら50~100℃で乾燥し、該界面活性剤の添加量が液状あるいはスラリー状食品の固形分100部に対し0.01~1部であることを特徴とする乾燥食品の製造方法(特許文献1)が知られており、該特許の実施例には、界面活性剤としてポエム(登録商標)DO-100V(ジグリセリンモノオレート)を使用した乾燥食品の製造方法が開示されている。尚、ポエム(登録商標)DO-100Vは、HLBが7.3の界面活性剤であることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6976675号公報
特許第4608279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、粉砕が困難な乾燥食品の粉砕効率を改善し、細かい粒子の微粉状食品及びその製造方法を提供する。また、乾燥が難しい液状食品の乾燥性を改善し、製品価値のある乾燥食品及びその製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者らは、固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥することで、乾燥性が改善され、製品価値のある乾燥食品が得られること、また乾燥後の粉砕効率が改善され、細かい粒子の微粉状食品が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[12]の態様に関する。
[1]固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥させてなる乾燥食品を微粉砕してなる、微粉状食品。
[2]乳化剤のHLBが6以上である、[1]記載の微粉状食品。
[3]液状食品中の固形分100重量部に対して、1重量部より多い量の乳化剤を添加することを特徴とする、[1]又は[2]記載の微粉状食品。
[4]液状食品中の固形分100重量部に対して、7.5重量部以上の乳化剤を添加することを特徴とする、[1]~[3]の何れかに記載の微粉状食品。
[5]固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥させてなる乾燥食品を微粉砕することを特徴とする、微粉状食品の製造方法。
[6]乳化剤のHLBが6以上である、[5]記載の微粉状食品の製造方法。
[7]液状食品中の固形分100重量部に対して、1重量部より多い量の乳化剤を添加することを特徴とする、[5]又は[6]記載の微粉状食品の製造方法。
[8]液状食品中の固形分100重量部に対して、7.5重量部以上の乳化剤を添加することを特徴とする、[5]~[7]の何れかに記載の微粉状食品の製造方法。
[9]固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥させてなる乾燥食品において、液状食品中の固形分100重量部に対して1重量部より多い量の乳化剤を添加することを特徴とする、乾燥食品。
[10]固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及びHLBが7.5以上の乳化剤を添加し乾燥させてなる、乾燥食品。
[11]固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥させる乾燥食品の製造方法において、液状食品中の固形分100重量部に対して1重量部より多い量の乳化剤を添加することを特徴とする、乾燥食品の製造方法。
[12]固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及びHLBが7.5以上の乳化剤を添加し乾燥させることを特徴とする、乾燥食品の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によって、粉砕が困難な乾燥食品の粉砕効率を改善し、細かい粒子の微粉状食品を提供できる。また、乾燥が難しい液状食品の乾燥性を改善し、製品価値のある乾燥食品を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、固形分を10重量%以上含む液状食品であって、糖類、アミノ酸類及び有機酸から選択される一種以上を含む液状食品に、賦形剤及び乳化剤を添加し乾燥することで得られる乾燥食品、及び、該乾燥食品を微粉砕してなる、微粉状食品に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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