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公開番号2025066068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2024164897
出願日2024-09-24
発明の名称飲食用組成物
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A23L 33/17 20160101AFI20250415BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上の効果に優れた飲食用組成物を提供する。
【解決手段】
タンパク質とポリフェノール化合物としてケンフェロール、没食子酸およびプロアントシアニジンから選ばれる少なくとも1種を含有する飲食用組成物を提供する。また、タンパク質とポリフェノール化合物としてケンフェロールと、さらに、ケルセチン、カフェ酸およびフェルラ酸からなる群から選ばれる少なくとも1種のポリフェノール化合物を含有する飲食用組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
タンパク質とケンフェロール、没食子酸およびプロアントシアニジンから選ばれる少なくとも1種のポリフェノール化合物を含有する飲食用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンパク質とケンフェロール、没食子酸およびプロアントシアニジンから選ばれる少なくとも1種のポリフェノール化合物を含有する飲食用組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、タンパク質を粉末化して水などとともに摂取する栄養補助食品は、一部のアスリートが摂取するものであり、一般の人々にはあまり馴染みのないものであったが、近年は、健康に対する関心の高まり等を背景に、一般の人々も摂取する機会が増えてきている。
【0003】
近年においては、タンパク質を主成分とする栄養補助食品は、体重増加を目的として摂取されることが多く、効果的に体重を増加できる栄養補助食品として、低分子化したプロテインと、果糖と、黒胡椒抽出物とを含有する栄養補助食品が知られている(特許文献1)。しかしながら、筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上等の効果に優れるタンパク質と特定成分との組み合わせに関しては十分に研究がなされていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-149984号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上の優れた飲食用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願人は、上記課題を解決するために、種々の物質について鋭意検討を積み重ねたところ、驚くべきことに、タンパク質とポリフェノール化合物としてケンフェロール、没食子酸およびプロアントシアニジンから選ばれる少なくとも1種を含有することにより、筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上の効果に優れた飲食用組成物が得られることを見出した。また、タンパク質とケンフェロールを含有する飲食用組成物に、さらに、ケルセチン、カフェ酸およびフェルラ酸からなる群から選ばれる少なくとも1種のポリフェノール化合物を含有することにより、筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上の効果に特に優れた飲食用組成物が得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づき、完成された発明である。
【0007】
本発明の概要は、以下の通りである。
タンパク質とケンフェロール、没食子酸およびプロアントシアニジンから選ばれる少なくとも1種のポリフェノール化合物を含有する飲食用組成物
タンパク質とケンフェロールを含有する飲食用組成物であって、さらに、ケルセチン、カフェ酸およびフェルラ酸からなる群から選ばれる少なくとも1種のポリフェノール化合物を含有する飲食用組成物。
組成物中のタンパク質含有量が20質量%以上である、<1>または<2>に記載の飲食用組成物。
筋肉量維持及び/又は増加用である、<1>または<2>に記載の飲食用組成物。
筋力維持及び/又は向上用である、<1>または<2>に記載の飲食用組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の組成物は、筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上の効果に優れるものである。また、本発明の組成物はミトコンドリア活性化作用を有することから、筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上の優れた効果が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の飲食用組成物について説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
[1.タンパク質]
本発明は、タンパク質を必須成分とする。本発明で用いられるタンパク質としては、動物性タンパク質、植物性タンパク質、微生物由来タンパク質又はこれらの組み合わせを使用することができる。動物性タンパク質としては、例えば、ホエイタンパク質(乳清)、カゼインタンパク質などの乳由来タンパク質、鶏卵、卵黄、卵白などの卵由来タンパク質、シルクプロテイン、昆虫タンパク質が挙げられる。植物性タンパク質としては、例えば、小麦由来タンパク質、大豆由来タンパク質、米由来タンパク質、はと麦由来タンパク質、カラス麦由来タンパク質、とうもろこし由来タンパク質、エンドウ豆由来タンパク質、そら豆由来タンパク質、ヒヨコ豆タンパク質等の穀類由来タンパク質、アーモンド由来タンパク質、ジャガイモ由来タンパク質、芋カス等の芋類由来タンパク質、麻の実由来タンパク質、ゴマ由来タンパク質、カボチャ種子由来タンパク質、クランベリー由来タンパク質、桃由来タンパク質、藻類由来タンパク質が挙げられる。微生物由来タンパク質としては酵母由来タンパク質、麹由来タンパク質、キノコ由来タンパク質などの真菌由来タンパク質、納豆菌由来タンパク質、乳酸菌由来タンパク質などの細菌由来タンパク質が挙げられる。本発明においては、ホエイタンパク質、カゼインタンパク質などの乳由来タンパク質、鶏卵、卵黄、卵白などの卵由来タンパク質、小麦由来タンパク質、大豆由来タンパク質、米由来タンパク質、エンドウ豆由来タンパク質、真菌由来タンパク質、細菌由来タンパク質が好ましく、ホエイタンパク質、カゼインタンパク質などの乳由来タンパク質、鶏卵、卵黄、卵白などの卵由来タンパク質、大豆由来タンパク質、エンドウ豆由来タンパク質、真菌由来タンパク質、細菌由来タンパク質がより好ましく、筋肉量維持及び/又は増加や筋力維持及び/又は向上の効果の観点から、ホエイタンパク質、カゼインタンパク質、鶏卵、卵黄、卵白などの卵由来タンパク質、大豆由来タンパク質、エンドウ豆由来タンパク質、真菌由来タンパク質、細菌由来タンパク質が特に好ましい。なお、本発明に用いるタンパク質は加水分解されたもの(ペプチド)や濃縮物(コンセントレート)、高純度物(アイソレート)である。また、本発明においては賦形剤等のタンパク質以外の成分を含むタンパク質含有原料を使用することもできる。タンパク質の平均分子量(重量平均分子量)としては、特に制限されるものではないが、例えば、300~100000Daであることが好ましく、500~80000Daであることがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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