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公開番号2025090959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205878
出願日2023-12-06
発明の名称酵母、及び食品用添加剤
出願人学校法人東京電機大学
代理人個人,個人,個人
主分類C12N 15/53 20060101AFI20250611BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】本発明の課題は、リポキシゲナーゼの効率的な製造技術を提供することである。
【解決手段】本発明は、イネ科植物リポキシゲナーゼが細胞表層発現された酵母を提供する。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
イネ科植物リポキシゲナーゼが細胞表層発現された酵母。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記イネ科植物リポキシゲナーゼが、小麦リポキシゲナーゼである、請求項1に記載の酵母。
【請求項3】
前記小麦リポキシゲナーゼが、小麦リポキシゲナーゼ3である、請求項2に記載の酵母。
【請求項4】
前記リポキシゲナーゼが、リンカータンパク質を介して細胞表層発現された、請求項1に記載の酵母。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の酵母を含む、食品用添加剤。
【請求項6】
製パン又は製麺のために使用される、請求項5に記載の食品用添加剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、酵母、及び食品用添加剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
製パンや製麺等の、イネ科植物由来穀物(小麦粉等)の加工においては、粘弾性の調整等が、製品の品質に影響を与え得る。このような粘弾性に関連する穀物中の成分として、グルテン、グルテニン等が挙げられる。
【0003】
グルテニンは、ジスルフィド結合を介して架橋されたポリペプチド鎖を有する高分子であり、弾性に富むという性質を有する。
近年、グルテニン間の架橋による構造変化が、グルテンの粘弾性に大きな影響を与え得ることが報告されている。
【0004】
グルテニン間の架橋を促進する酸化酵素として、リポキシゲナーゼが同定されている。
小麦のリポキシゲナーゼには、3種類のアイソザイムが存在する。各リポキシゲナーゼは、リノール酸の過酸化反応に関与する。
例えば、リポキシゲナーゼのアイソザイムのうち、「リポキシゲナーゼ3」は、特に活性が高く、製パン等における、体積の増大、弾力性の向上、及び白色化効果等に良好な影響を与える(例えば、非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
K.Shiibaら、“Purification and Characterization of Lipoxygenase Isozymes from Wheat Germ”、Cereal Chem 68:115-122
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
他方で、リポキシゲナーゼの大量生産に際して、リポキシゲナーゼは分子量が大きいため、従来の異種タンパク質発現システム(大腸菌や酵母の内部でタンパク質を発現させる系)では、折り畳み構造を正しく維持しにくかった。特に、従来のタンパク質精製工程では、微生物の破砕等を要し、正しい構造を維持したリポキシゲナーゼの安定的な製造は難しい可能性があった。
そのため、従来は、実用可能なリポキシゲナーゼ発現技術が充分に確立できていなかった。
【0007】
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、リポキシゲナーゼの効率的な製造技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが検討した結果、酵母において、所定のリポキシゲナーゼを細胞表層発現させることによって上記課題を解決できる点を見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下を提供する。
【0009】
(1) イネ科植物リポキシゲナーゼが細胞表層発現された酵母。
【0010】
(2) 前記イネ科植物リポキシゲナーゼが、小麦リポキシゲナーゼである、(1)に記載の酵母。
(【0011】以降は省略されています)

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