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公開番号
2025114932
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009175
出願日
2024-01-25
発明の名称
化合物及びそれからなるガスセンサ材料、並びにそれを用いたヒドラジン又はアルデヒド類の検出方法
出願人
学校法人東京電機大学
代理人
個人
主分類
C07C
255/40 20060101AFI20250730BHJP(有機化学)
要約
【課題】ガスセンサ材料としても使用可能な新規な化合物を提供すること。
【解決手段】本発明は、下記一般式(1)で表す化合物である。この化合物は、アルデヒド類又はヒドラジンを検出対象とし、これらに曝露されることによりその蛍光を変化させる。これにより、検出対象の存在を目視可能な情報で通知することができる。一般式(1)中、各R
1
及びR
2
は、独立に水素原子、アリール基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、R
a
は、水素原子又は炭素数1~10のアルキル基であり、各Rは、独立に炭素数1~10のアルキル基であり、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
であり、各R
E
は、独立に一価の基である。
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表す化合物。
TIFF
2025114932000020.tif
29
160
(一般式(1)中、各R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に水素原子、アリール基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、R
a
は、水素原子又は炭素数1~10のアルキル基であり、各Rは、それぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基であり、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
であり、各R
E
は、それぞれ独立に一価の基であり、各mは、それぞれ独立に0~4の整数であり、nは、1~4の整数である。)
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
下記一般式(1a)で表す請求項1記載の化合物。
TIFF
2025114932000021.tif
27
157
(一般式(1a)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に水素原子、アリール基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、R
3
は、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
e
又は-O(C=O)-R
e
であり、各Rは、それぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基であり、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
であり、各R
E
は、それぞれ独立に一価の基であり、各mは、それぞれ独立に0~4の整数である。)
【請求項3】
下記一般式(1b)で表す請求項1記載の化合物。
TIFF
2025114932000022.tif
27
157
(一般式(1b)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に水素原子、アリール基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、R
3
は、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、各Rは、それぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基であり、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
であり、各R
E
は、それぞれ独立に一価の基であり、各mは、それぞれ独立に0~4の整数である。)
【請求項4】
下記一般式(1c)で表す請求項1記載の化合物。
TIFF
2025114932000023.tif
35
153
(一般式(1c)中、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
である。)
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項記載の化合物からなるヒドラジン又はアルデヒド類検出用のガスセンサ材料。
【請求項6】
下記化学式(1c-A)の化合物からなるヒドラジン検出用のガスセンサ材料。
TIFF
2025114932000024.tif
38
157
【請求項7】
下記化学式(1c-B)の化合物からなるアルデヒド類検出用のガスセンサ材料。
TIFF
2025114932000025.tif
38
149
【請求項8】
請求項1~4のいずれか1項記載の化合物を含んでなるガスセンサに測定対象ガスを曝露させ、前記化合物の蛍光の変化を観察することを特徴とするヒドラジン又はアルデヒド類の検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物及びそれからなるガスセンサ材料、並びにそれを用いたヒドラジン又はアルデヒド類の検出方法に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
空気中に含まれる特定のガス状化合物を検出するガスセンサが広く使用されている。このようなガスセンサとしては、金属酸化物を検出部位とした半導体型のものが広く用いられており、一例として窒素酸化物ガスセンサ(例えば特許文献1を参照)、呼気中のエチルアルコールガスセンサ(例えば特許文献2を参照)等を挙げることができる。これら半導体を用いたガスセンサは、電気化学的な手法を用いたものであり、高感度ではあるが電源や設置場所の問題を生じがちである。また、そのようなガスセンサの多くは、数値データ等の形で検出対象の存在を示すものが多く、直感的にその存在を判別しにくいものではある。
【0003】
このような状況のもと、本発明者により、有機蛍光体を酸性ガスやアンモニアのセンサとして用いることが提案されている(特許文献3、4を参照)。これらの有機蛍光体は、共役系化合物からなるもので蛍光を有し、酸性ガスやアンモニアに曝露されるとその蛍光色調や強度を変化させるので、専用の装置を必要とせず、目視という直感的な手段によりこれらのガスの存在を把握するのに役立つものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2012-504237号公報
特開2009-025113号公報
特開2018-076251号公報
特開2021-143140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、ガスセンサ材料としても使用可能な新規な化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、有機蛍光体である下記一般式(1)で表す化合物がアルデヒド類やヒドラジンを検知して、その蛍光を変化させることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0007】
(1)本発明は、下記一般式(1)で表す化合物である。
TIFF
2025114932000002.tif
30
146
(一般式(1)中、各R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に水素原子、アリール基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、R
a
は、水素原子又は炭素数1~10のアルキル基であり、各Rは、それぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基であり、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
であり、各R
E
は、それぞれ独立に一価の基であり、各mは、それぞれ独立に0~4の整数であり、nは、1~4の整数である。)
【0008】
(2)また本発明は、下記一般式(1a)で表す(1)項記載の化合物である。
TIFF
2025114932000003.tif
27
150
(一般式(1a)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に水素原子、アリール基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、R
3
は、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、各Rは、それぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基であり、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
であり、各R
E
は、それぞれ独立に一価の基であり、各mは、それぞれ独立に0~4の整数である。)
【0009】
(3)また本発明は、下記一般式(1b)で表す(1)項又は(2)項記載の化合物である。
TIFF
2025114932000004.tif
27
144
(一般式(1b)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に水素原子、アリール基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、R
3
は、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、-(C=O)O-R
E
又は-O(C=O)-R
E
であり、各Rは、それぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基であり、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
であり、各R
E
は、それぞれ独立に一価の基であり、各mは、それぞれ独立に0~4の整数である。)
【0010】
(4)また本発明は、下記一般式(1c)で表す(1)項~(3)項のいずれか1項記載の化合物である。
TIFF
2025114932000005.tif
36
143
(一般式(1c)中、Xは、-CHO又は-CH(NH
2
)CH
2
CH=CH
2
である。)
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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