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公開番号
2025107674
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001012
出願日
2024-01-09
発明の名称
ビオチン誘導体の製造方法
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
主分類
C07D
495/04 20060101AFI20250714BHJP(有機化学)
要約
【課題】大量生産を目的とする工業的生産に適用可能な、ビオチン誘導体の製造方法を提供する。
【解決手段】例えば下記反応式で示されるように、
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025107674000022.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">37</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">148</com:WidthMeasure> </com:Image>
式(1A)で表されるヒドロキシビオチン誘導体と、トリアルキルシラン化合物とルイス酸とを接触させて、式(3A)で表されるビオチン誘導体を製造することを含む、ビオチン誘導体の製造方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸解離定数pKaが1以下の強酸を40容量%以上含有する溶媒中、
下記式(1):
JPEG
2025107674000019.jpg
36
96
[前記式(1)において、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキル基、又は置換基を有してもよいアリール基であり、
R
3
は、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、シアノ基、又は-C(=O)OR
4
で表される1価の基であり、
R
4
は、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアラルキル基、又は置換基を有してもよいアリール基である。]
で表されるヒドロキシビオチン誘導体及び下記式(2):
JPEG
2025107674000020.jpg
36
96
[前記式(2)において、R
1
、R
2
及びR
3
は、それぞれ、前記式(1)におけるR
1
、R
2
及びR
3
と同義である。]
で表されるビニルビオチン誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の誘導体と、
トリアルキルシラン化合物と
ルイス酸と
を接触させて、下記式(3):
JPEG
2025107674000021.jpg
36
95
[前記式(3)において、R
1
、R
2
及びR
3
は、前記式(1)におけるR
1
、R
2
及びR
3
と同義である。]
で表されるビオチン誘導体を製造することを含む、ビオチン誘導体の製造方法。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記ルイス酸が、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体、三フッ化ホウ素テトラフドロフラン錯体、三フッ化ホウ素二メタノール錯体から選択される、請求項1に記載のビオチン誘導体の製造方法。
【請求項3】
前記トリアルキルシラン化合物が、トリイソプロピルシラン、トリプロピルシラン、トリブチルシラン及びt-ブチルジメチルシランから選択される、請求項1又は2に記載のビオチン誘導体の製造方法。
【請求項4】
前記強酸が、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、及びトリフルオロメタンスルホン酸から選択される、請求項1又は2に記載のビオチン誘導体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビオチン誘導体の新規な製造方法に関し、特にヒドロキシビオチン誘導体又はビニルビオチン誘導体の還元反応によりビオチン誘導体を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ビオチンは、種々の医薬品や食品添加物、あるいは飼料添加剤等に用いられる有用な化合物である。ビオチン誘導体の製造方法として、ビニルビオチン誘導体を還元してビオチン誘導体を得る方法が報告されている(非特許文献1参照)。
非特許文献1には、トリフルオロ酢酸及びジクロロメタンを含む溶媒中、側鎖の末端にベンジルエステル基を有するヒドロキシビオチン誘導体、又はビニルビオチン誘導体に還元剤としてトリエチルシランを反応させて、ビオチン誘導体を製造する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Tetrahedon Assymmetry 19 2008,1436-1443
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者の検討により、非特許文献1に記載の方法によれば、下記式(4)
【0005】
JPEG
2025107674000001.jpg
37
95
【0006】
で示す光学異性体(エピマー)が反応中に多く副生することが明らかとなった。また、当該エピマー不純物は、所望とする目的物と構造が似ているため、分離・精製が困難であり、取り除くためには精製操作を繰り返して行う必要があった。そのため、大量生産を目的とする工業的生産に適用する点において改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、驚くべきことに、酸解離定数pKaが1以下の強酸を所定の割合以上含有する溶媒中、ヒドロキシビオチン誘導体及び/又はビニルビオチン誘導体とトリアルキルシラン化合物とルイス酸とを接触させることで従来よりもエピマー不純物が低減された、高純度のビオチン誘導体を合成できることを発見し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の発明を包含する。
[1]酸解離定数pKaが1以下の強酸を40容量%以上含有する溶媒中、
【0009】
下記式(1):
【0010】
JPEG
2025107674000002.jpg
37
97
(【0011】以降は省略されています)
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