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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025065925
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175462
出願日
2023-10-10
発明の名称
SF5含有シラン化合物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C07F
7/18 20060101AFI20250415BHJP(有機化学)
要約
【課題】より高い摩擦耐久性を有する表面処理層を形成することができるシラン化合物の提供。
【解決手段】下記式(1):R
A
α
-X
A
-R
Si
β
[式中:R
A
は、炭素原子に結合したSF
5
を含む基であり、X
A
は、単結合又は2~10価の基であり、R
Si
は、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子を含む1価の基であり、αは、1~9の整数であり、βは、1~9の整数である。]
で表される化合物
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1):
R
A
α
-X
A
-R
Si
β
[式中:
R
A
は、炭素原子に結合したSF
5
を含む基であり、
X
A
は、単結合又は2~10価の基であり、
R
Si
は、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子を含む1価の基であり、
αは、1~9の整数であり、
βは、1~9の整数である。]
で表される化合物。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
R
A
は、(SF
5
)
p
R
1
-を含む基であり、
R
1
は、置換されていてもよい、(p+1)価の芳香族基、又はアルキレン基であり、
pは、1~5の整数である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R
A
は、(SF
5
)
p
R
1
-であり、
R
1
は、置換されていてもよい、(p+1)価の芳香族基、又はアルキレン基であり、
pは、1~5の整数である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R
1
は、(p+1)価のベンゼン環である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
R
1
は、(p+1)価のベンゼン環であり、pは1又は2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
R
A
は、式
TIFF
2025065925000018.tif
32
71
[式中:
R
5
は、それぞれ独立して、(SF
5
)
p
R
1
-を含む基、又は炭化水素基であり、ただし、少なくとも1つのR
5
は、(SF
5
)
p
R
1
-を含む基であり、
R
1
は、置換されていてもよい、(p+1)価の芳香族基、又はアルキレン基であり、
pは、1~5の整数であり、
zは、1~100の整数である。]
で表される基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R
Si
は、下記式(S1)、(S2)、(S3)、(S4)、又は(S5):
TIFF
2025065925000019.tif
75
88
[式中:
R
11
は、それぞれ独立して、水酸基又は加水分解性基であり、
R
12
は、それぞれ独立して、1価の有機基であり、
n1は、(SiR
11
n1
R
12
3-n1
)単位毎にそれぞれ独立して、0~3の整数であり、
X
11
は、それぞれ独立して、単結合又は2価の有機基であり、
R
13
は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の有機基であり、
tは、それぞれ独立して、2以上の整数であり、
R
14
は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子又は-X
11
-SiR
11
n1
R
12
3-n1
であり、
R
15
は、それぞれ独立して、単結合、酸素原子、炭素数1~6のアルキレン基又は炭素数1~6のアルキレンオキシ基であり、
R
a1
は、それぞれ独立して、-Z
1
-SiR
21
p1
R
22
q1
R
23
r1
であり;
Z
1
は、それぞれ独立して、2価の有機基であり、
R
21
は、それぞれ独立して、-Z
1’
-SiR
21’
p1’
R
22’
q1’
R
23’
r1’
であり;
R
22
は、それぞれ独立して、水酸基又は加水分解性基であり、
R
23
は、それぞれ独立して、1価の有機基であり、
p1は、それぞれ独立して、0~3の整数であり、
q1は、それぞれ独立して、0~3の整数であり、
r1は、それぞれ独立して、0~3の整数であり、
Z
1’
は、それぞれ独立して、2価の有機基であり、
【請求項8】
X
A
は、単結合、又は、アルキレン基、-CO-、-COO-、-OCO-、-NR
41
-、-CONR
41
-、-NR
41
CO-、-OCONR
41
-、-NR
41
COO-、-NR
41
-CO-NR
41
-、-O-もしくは-S-を含む2価の基であり、
R
41
は、水素原子又はC
1-6
アルキル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
X
A
は、-CO-、-COO-、-OCO-、-NR
41
-、-CONR
41
-、-NR
41
CO-、-OCONR
41
-、-NR
41
COO-、-NR
41
-CO-NR
41
-、-O-もしくは-S-のうち2つ以上を含む2価の基であり、
R
41
は、水素原子又はC
1-6
アルキル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
X
A
は、単結合、又は-R
61
-R
62
-R
63
-R
64
-
[式中:
R
61
は、-O-、-NR
41
-、-CONR
41
-、-NR
41
CO-、又は-NR
41
-CO-NR
41
-、であり、
R
41
は、水素原子又はC
1-6
アルキル基であり、
R
62
は、単結合、C
1-36
アルキレン又はポリエーテル基であり、
R
63
は、単結合、又は-CONR
41
-であり、
R
64
は、単結合、又はC
1-6
アルキレンである。]
である、請求項1に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、SF
5
シラン化合物に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ある種のシラン化合物は、基材の表面処理に用いると、優れた撥水撥油性を提供し得ることが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-44179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、より高い摩擦耐久性を有する表面処理層を形成することができるシラン化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、下記の態様を含む。
[1]
下記式(1):
R
A
α
-X
A
-R
Si
β
[式中:
R
A
は、炭素原子に結合したSF
5
を含む基であり、
X
A
は、単結合又は2~10価の基であり、
R
Si
は、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子を含む1価の基であり、
αは、1~9の整数であり、
βは、1~9の整数である。]
で表される化合物。
[2] R
A
は、(SF
5
)
p
R
1
-を含む基であり、
R
1
は、置換されていてもよい、(p+1)価の芳香族基、又はアルキレン基であり、
pは、1~5の整数である、上記[1]に記載の化合物。[3] R
A
は、(SF
5
)
p
R
1
-であり、
R
1
は、置換されていてもよい、(p+1)価の芳香族基、又はアルキレン基であり、
pは、1~5の整数である、上記[1]に記載の化合物。
[4] R
1
は、(p+1)価のベンゼン環である、上記[2]に記載の化合物。
[5] R
1
は、(p+1)価のベンゼン環であり、pは1又は2である、上記[2]に記載の化合物。
[6] R
A
は、式
TIFF
2025065925000001.tif
32
71
[式中:
R
5
は、それぞれ独立して、(SF
5
)
p
R
1
-を含む基、又は炭化水素基であり、ただし、少なくとも1つのR
5
は、(SF
5
)
p
R
1
-を含む基であり、
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、より高い摩擦耐久性を有する表面処理層を形成することができるシラン化合物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において用いられる場合、「1価の有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖中に、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。尚、単に「有機基」と示す場合、1価の有機基を意味する。また、「2価の有機基」とは、炭素を含有する2価の基を意味する。かかる2価の有機基としては、例えば、有機基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。3価以上の有機基も同様に、有機基から所定の数の水素原子を脱離させた基を意味する。
【0008】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」の置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子、1個又はそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C
1-6
アルキル基、C
2-6
アルケニル基、C
2-6
アルキニル基、C
3-10
シクロアルキル基、C
3-10
不飽和シクロアルキル基、5~10員環のヘテロシクリル基、5~10員環の不飽和ヘテロシクリル基、C
6-10
アリール基及び5~10員環のヘテロアリール基から選択される1個又はそれ以上の基が挙げられる。
【0010】
本明細書において用いられる場合、「加水分解性基」とは、加水分解反応を受け得る基を意味し、すなわち、加水分解反応により、化合物の主骨格から脱離し得る基を意味する。加水分解性基の例としては、-OR
h
、-OCOR
h
、-O-N=CR
h
2
、-NR
h
2
、-NHR
h
、又は-NCO(これら式中、R
h
は、置換または非置換の炭素数1~4のアルキル基を示す)などが挙げられ、好ましくは-OR
h
(即ち、アルコキシ基)である。R
h
の例には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基などの非置換アルキル基;クロロメチル基などの置換アルキル基が含まれる。それらの中でも、アルキル基、特に非置換アルキル基が好ましく、メチル基またはエチル基がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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