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公開番号
2025144382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024044128
出願日
2024-03-19
発明の名称
化合物、アジュバント組成物および医薬組成物
出願人
岐阜市
代理人
個人
,
個人
主分類
C07D
311/22 20060101AFI20250925BHJP(有機化学)
要約
【課題】メラノーマに対する治療または予防に関する他の技術を提供する。
【解決手段】アジュバント組成物は、特定の構造式で示される化合物を含み、BRAF阻害剤と組み合わせて対象に投与されて用いられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
下記構造式(1)で示される化合物またはその塩。
TIFF
2025144382000007.tif
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続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の化合物またはその塩を含むアジュバント組成物であって、
BRAF阻害剤と組み合わせて対象に投与されて用いられる、
アジュバント組成物。
【請求項3】
請求項2に記載のアジュバント組成物において、
前記BRAF阻害剤が、Vemurafenibを含む、
アジュバント組成物。
【請求項4】
メラノーマの治療または予防に用いられる医薬組成物であって、
BRAF阻害剤と、下記構造式(1)で示される化合物またはその塩と、を含む、医薬組成物。
TIFF
2025144382000008.tif
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発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アジュバント組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
メラノーマは、難治性のがんの一種として知られており、治療薬としてBRAF阻害剤が用いられることがある(例えば、非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Proietti, I. et al. Mechanisms of acquired BRAF inhibitor resistance in melanoma: a systematic review. Cancers 12, 2801 (2020).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1にも記載されているように、BRAF阻害剤による単独治療では、半年程度で耐性が獲得されるという問題がある。また、BRAF阻害剤による単独治療では、他の皮膚がんの形成リスクがある。そのため、多剤併用療法が用いられることがあり、日本では現在、RAS/MEK/ERKシグナルを阻害するMEK阻害薬と、免疫チェックポイント阻害薬との併用が承認されている。しかしながら、MEK阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬は、肝機能障害や間質性肺疾患、過敏反応等の重篤な副作用のリスクがあるため、使用できない症例は少なくない。また、薬物療法が主に用いられるステージIVの5年生存率が10%に過ぎない。したがって、メラノーマに対する治療または予防に関する他の技術の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本発明の一形態によれば、化合物またはその塩が提供される。この化合物は、下記構造式(1)で示される。
TIFF
2025144382000002.tif
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この形態の化合物またはその塩によれば、AKR1B10阻害活性を有するため、メラノーマに対する治療または予防に用いることができる。
【0007】
(2)本発明の他の形態によれば、上記(1)に記載の化合物またはその塩を含むアジュバント組成物であって、BRAF阻害剤と組み合わせて対象に投与されて用いられる、アジュバント組成物が提供される。この形態のアジュバント組成物によれば、BRAF阻害剤と併用されることによってBRAF阻害剤の作用を増強できる。
【0008】
(3)上記(2)に記載のアジュバント組成物は、前記BRAF阻害剤が、Vemurafenibを含んでいてもよい。この形態のアジュバント組成物によれば、Vemurafenibの作用を増強できる。
【0009】
(4)本発明の他の形態によれば、メラノーマの治療または予防に用いられる医薬組成物が提供される。この医薬組成物は、BRAF阻害剤と、下記構造式(1)で示される化合物またはその塩と、を含む。
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この形態の医薬組成物によれば、AKR1B10阻害を介してBRAF阻害剤の作用を増強できるため、メラノーマに対する治療または予防に用いることができる。
【0010】
なお、本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、上記構造式(1)で示される化合物またはその塩の製造方法、アジュバント組成物の製造方法、メラノーマの治療または予防に用いられる医薬組成物の製造方法、AKR1B10阻害剤、AKR1B10阻害剤の製造方法、BRAF阻害剤の作用増強化合物、BRAF阻害剤の作用増強化合物の製造方法、Vemurafenibの作用増強化合物、Vemurafenibの作用増強化合物の製造方法、メラノーマの治療剤または予防剤、メラノーマの治療剤または予防剤の製造方法、AKR1B10阻害剤を製造するための上記構造式(1)で示される化合物またはその塩の利用、アジュバント組成物を製造するための上記構造式(1)で示される化合物またはその塩の利用、メラノーマの治療または予防に用いられる医薬組成物を製造するための上記構造式(1)で示される化合物またはその塩の利用、メラノーマの治療方法、メラノーマの予防方法等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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