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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025121381
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024220624
出願日
2024-12-17
発明の名称
ホルムアミド化合物の製造方法
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
主分類
C07C
303/44 20060101AFI20250812BHJP(有機化学)
要約
【課題】生産効率の高いホルムアミド化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によると、ホルムアミド化合物の製造方法が提供される。本製造方法は、式(1)に表されるホルムアミド化合物の粗体と、還元剤の水溶液と、炭素数1以上5以下の低級アルコールとを接触させて、式(1)に表されるホルムアミド化合物の結晶を析出させることを含む。
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式(1)において、R
1
は、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基であり、R
2
は、炭素数1以上5以下のアルキル基である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)に表されるホルムアミド化合物の粗体と、還元剤の水溶液と、炭素数1以上5以下の低級アルコールとを接触させて、前記式(1)に表されるホルムアミド化合物の結晶を析出させることを含む、ホルムアミド化合物の製造方法:
TIFF
2025121381000010.tif
32
170
前記式(1)において、
R
1
は、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基であり、
R
2
は、炭素数1以上5以下のアルキル基である。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記式(1)に表されるホルムアミド化合物の粗体は、下記式(2)に表されるベンゼン誘導体と、ルイス酸存在下、ハロゲン化物の塩とを接触させることにより得られる、請求項1に記載の製造方法:
TIFF
2025121381000011.tif
32
170
前記式(2)において、R
1
及びR
2
は、前記式(1)におけるものと同義であり、
R
3
は、炭素数1以上5以下のアルキル基である。
【請求項3】
前記式(2)に表されるベンゼン誘導体と、前記ルイス酸と、前記ハロゲン化物の塩との接触は、ニトリル化合物存在下で行われる、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
1gの前記式(2)に表されるベンゼン誘導体に対する前記ニトリル化合物の量は、2mL以上5mL以下である、請求項3に記載の製造方法。
【請求項5】
前記低級アルコールは、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、およびイソプロピルアルコールからなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
1gの前記式(1)に表されるホルムアミド化合物の粗体に対する、前記低級アルコールの量は、1mL以上5mL以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
請求項1に記載の製造方法によってホルミルアミノメチル=2-ヒドロキシ-4-メチルスルホニルアミノ-5-フェノキシフェニル=ケトンを製造した後、得られたホルミルアミノメチル=2-ヒドロキシ-4-メチルスルホニルアミノ-5-フェノキシフェニル=ケトンを用いて、3-ホルミルアミノ-7-メチルスルホニルアミノ-6-フェノキシ-4H-1-ベンゾピラン-4-オンを製造する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホルムアミド化合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下記式(1)に表されるホルムアミド化合物は、抗炎症剤として有用なイグラチモドの製造中間体として有用である。
【0003】
TIFF
2025121381000001.tif
32
170
【0004】
式(1)において、
R
1
は、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基であり、
R
2
は、炭素数1以上5以下のアルキル基である。
【0005】
上記ホルムアミド化合物の製造方法として、特許文献1の方法が知られている。具体的には、ニトリル化合物を溶媒として用い、塩化アルミニウムの存在下、下記式(2)に表されるベンゼン誘導体と、ヨウ化ナトリウムとを接触させることでホルムアミド化合物(1)の粗体を得、次いで、この粗体を含む液と還元剤の水溶液とを接触させ、結晶を析出させることにより、ホルムアミド化合物(1)の結晶を製造することができる。
【0006】
TIFF
2025121381000002.tif
32
170
【0007】
式(2)において、
R
1
は、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基であり、
R
2
は、炭素数1以上5以下のアルキル基であり、
R
3
は、炭素数1以上5以下のアルキル基である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平5-97840号公報
特開平2-49778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1の方法により上記ホルムアミド化合物を製造し、その粗体を含む液を、還元剤の水溶液に滴下を行ったところ、滴下が進むにつれ、上記ホルムアミド化合物の析出した微小な結晶が凝集し、目視で最長辺が5.0mm以上の粗大な塊状の結晶が形成されることが確認された。塊状の結晶は、製造時に配管の詰まりの原因になり、製造上トラブルを招き得る。また、結晶が塊状になる際に、混合液内の不純物を取り込み得るため、塊状の結晶は、純度の低下や、見かけの収量の増加の要因になりうる。純度が低下することは、精製の追加や、次工程での不純物が原因の反応への悪影響などが想定される。見かけの収量が増加することは、次工程での試薬を多く使用することになり、副反応への影響や製造コストの面から不利である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態によると、ホルムアミド化合物の製造方法が提供される。本製造方法は、下記式(1)に表されるホルムアミド化合物の粗体と、還元剤の水溶液と、炭素数1以上5以下の低級アルコールとを接触させて、式(1)に表されるホルムアミド化合物の結晶を析出させることを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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