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公開番号2025177529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084455
出願日2024-05-24
発明の名称9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の製造方法
出願人株式会社トクヤマ
代理人
主分類A61K 31/519 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の効率的な製造方法を提供する。
【解決手段】 一側面によると、9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の製造方法が提供される。この製造方法は、界面活性剤存在下、下記式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルを有機溶媒に溶解させた第1溶液と、水とを混合して懸濁液を得ることと、懸濁液中で式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子を析出させて第1分散液を得ることと、第1分散液を解乳化させることとを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
界面活性剤存在下、下記式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルを有機溶媒に溶解させた第1溶液と、水とを混合して懸濁液を得ることと、
前記懸濁液中で前記式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子を析出させて第1分散液を得ることと、
前記第1分散液を解乳化させることとを含む、9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の製造方法:
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108
式(1)において、R

は、炭素数9以上19以下の直鎖状アルキル基である。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記微粒子のレーザ回折・散乱法による粒子径分布の累積分布関数の90%の値は、2.0μm以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記有機溶媒は、芳香族化合物を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記有機溶媒は、トルエン、キシレン、クメン、及びベンジルアルコールからなる群より選択される化合物を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記界面活性剤は、非イオン界面活性剤を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記界面活性剤は、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウラートを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
1gの前記式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルに対する、前記有機溶媒の量は、3mL以上20mL以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
1gの前記式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルに対する、前記水の量は、6mL以上40mL以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項9】
1gの前記式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルに対する、前記界面活性剤の量は、1.5mL以上10mL以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項10】
前記第1分散液を、0.5時間以上静置した後、前記解乳化を行う、請求項1に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
パリペリドンパルミチン酸エステルの微粒子を水に分散させた懸濁液は、統合失調症の治療薬として用いられている。パリペリドンパルミチン酸エステルは、下記式で表される。
【0003】
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93
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第1999/025354号公報
国際公開第2018/037431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の効率的な製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一側面によると、9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の製造方法が提供される。この製造方法は、界面活性剤存在下、下記式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルを有機溶媒に溶解させた第1溶液と、水とを混合して懸濁液を得ることと、懸濁液中で式(1)に表される9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子を析出させて第1分散液を得ることと、第1分散液を解乳化させることとを含む。
【0007】
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66
108
【0008】
式(1)において、R

は、炭素数9以上19以下の直鎖状アルキル基である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、9-ヒドロキシリスペリドン脂肪酸エステルの微粒子の効率的な製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
パリペリドンパルミチン酸エステルの微粒子を水に分散させた懸濁液において、パリペリドンパルミチン酸エステルの微粒子には、例えば、D90が2.0μm以下の非常に小さいサイズが求められることがある。このような微粒子を得るためには、パリペリドンパルミチン酸エステルの固体を溶媒中で湿式粉砕することや、微粒子の分散液を細孔径の小さいフィルターで複数回ろ過すること等が考えられる。しかしながら、湿式粉砕には、スラリー化処理や乾燥処理等、複数の工程が必要である。そのため、湿式粉砕装置は大がかりとなり、設備コストが高いという問題がある。また、フィルターによる処理を複数回行うと、粒径の大きな粒子は除去されるため、収率が低いという問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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