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公開番号
2025120148
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025012635
出願日
2025-01-29
発明の名称
有機金属錯体、発光デバイス
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
C07F
15/00 20060101AFI20250807BHJP(有機化学)
要約
【課題】新規な有機金属錯体を提供する。
【解決手段】一般式(G1)で表される有機金属錯体を提供する。(一般式(G1)で表される有機金属錯体において、R
1
、R
13
及びR
14
は、各々独立に、重水素を有する炭素数1乃至6のアルキル基を表し、R
2
乃至R
12
は、各々独立に、重水素を有する炭素数1乃至6のアルキル基または水素(重水素を含む)を表し、R
15
乃至R
21
は、各々独立に水素(重水素を含む)を表し、nは、1または2を表す。)
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式(G1)で表される有機金属錯体。
JPEG
2025120148000043.jpg
60
167
(一般式(G1)で表される有機金属錯体において、R
1
、R
13
及びR
14
は、各々独立に、重水素を有する炭素数1乃至6のアルキル基を表し、R
2
乃至R
12
は、各々独立に、重水素を有する炭素数1乃至6のアルキル基または水素(重水素を含む)を表し、R
15
乃至R
21
は、各々独立に水素(重水素を含む)を表し、nは、1または2を表す。)
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
一般式(G2)で表される有機金属錯体。
JPEG
2025120148000044.jpg
61
167
(一般式(G2)で表される有機金属錯体において、R
2
乃至R
12
は、各々独立に、重水素を有する炭素数1乃至6のアルキル基または水素(重水素を含む)を表し、R
15
乃至R
21
は、各々独立に水素(重水素を含む)を表し、nは、1または2を表す。)
【請求項3】
請求項1または請求項2において、nは2である、有機金属錯体。
【請求項4】
請求項1または請求項2において、
前記有機金属錯体の発光に関わる遷移双極子モーメントをベクトルBと規定する際に、ベクトルBが0.5debye以上である、有機金属錯体。
【請求項5】
請求項1または請求項2において、
前記有機金属錯体の三重項最低励起状態において最も離れた2つの原子を結んだベクトルAを規定し、前記ベクトルAを含む平面であって、かつ、前記有機金属錯体を構成する原子群を前記平面に垂直方向に投影した場合に、投影された前記有機金属錯体の原子群を囲む四辺形の面積が最も大きくなる平面Aを規定し、前記平面Aに垂直であり、かつ、ベクトルAを含む平面Bを規定し、前記有機金属錯体の発光に関わる遷移双極子モーメントをベクトルBと規定し、平面BにベクトルBを投影して得られたベクトルB’と、ベクトルAとのなす角が25°以下である、有機金属錯体。(ただし、ベクトルAの向きは、ベクトルBとのなす角が90°以下となるように定めるものとする。)
【請求項6】
構造式(100)または構造式(101)で表される有機金属錯体。
JPEG
2025120148000045.jpg
54
167
【請求項7】
請求項1、請求項2及び請求項6のいずれか一に記載の有機金属錯体を用いた発光デバイス。
【請求項8】
有機金属錯体を発光材料として発光層に含む発光デバイスであって、
前記有機金属錯体は、第1の配位子と、第2の配位子と、を有し、
前記第1の配位子は、ベンゼン環と、ピリジン環を有し、
前記ピリジン環の2位の炭素が前記ベンゼン環と結合し、
第2の配位子はベンゾフロ[2,3-b]ピリジン環を含み、
前記発光デバイスから発する光の分子配向パラメータaが0.28以下である、発光デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、有機金属錯体、有機化合物、発光デバイス、受光デバイス、受発光デバイス、発光装置、受発光装置、表示装置、電子機器、照明装置および電子デバイスに関する。なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関するものである。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶装置、撮像装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
有機化合物を用いたエレクトロルミネッセンス(EL:Electroluminescence)を利用する発光デバイス、受光デバイス、および受発光デバイスに代表される有機ELデバイス(有機EL素子)の実用化が進んでいる。
【0003】
例えば、発光デバイスの基本的な構成は、一対の電極間に発光材料を含む有機化合物層(EL層)を挟んだものである。このデバイスに電圧を印加して、キャリアを注入し、当該キャリアの再結合エネルギーを利用することにより、発光材料からの発光を得ることができる。
【0004】
また、受光デバイスの基本的な構成は、一対の電極間に光電変換材料を含む有機化合物層(活性層)を挟んだものである。このデバイスが光エネルギーを吸収し、キャリアを生成することで、光電変換材料からの電子を得ることができる。
【0005】
例えば、表示領域に設けられた画素が、発光素子(発光デバイス)と光電変換素子(受光デバイス)を備える機能パネルが知られている(特許文献1)。
【0006】
このように有機ELデバイスを用いたディスプレイまたは照明装置はさまざまな電子機器に適用好適であるが、より良好な効率、寿命を有する有機ELデバイスを求めて研究開発が進められている。
【0007】
有機ELデバイスの特性は、目覚ましく向上してきたが、効率または耐久性をはじめ、あらゆる特性に対する高度な要求に対応するには未だ不十分である。特に、有機ELデバイス特有の問題である、焼き付きなどの問題を解決する為には、劣化による効率の低下は小さければ小さいほど都合が良い。
【0008】
劣化に関しては、発光材料およびその周辺の材料により大きく左右されるため、良好な特性を有する有機金属錯体などを含む有機化合物材料の開発が盛んにおこなわれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
WO2020/152556号
【非特許文献】
【0010】
P. Liehm、他5名、「アプライド フィジックス レターズ(Applied Physics Letters)」、101, 253304 (2012)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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