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公開番号
2025146911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2025124279,2024106608
出願日
2025-07-24,2020-11-19
発明の名称
フルオロポリマーの製造方法、ポリテトラフルオロエチレンの製造方法、パーフルオロエラストマーの製造方法および組成物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
C08F
259/08 20060101AFI20250926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】フルオロモノマーの重合に用いる重合体を構成する単量体のダイマーおよびトリマーを実質的に含有しないフルオロポリマーを製造できる製造方法を提供すること。
【解決手段】重合体(1)の存在下に、水性媒体中でフルオロモノマーを重合することにより、フルオロポリマーを得るフルオロポリマーの製造方法であって、重合体(1)が、一般式(1)で表される単量体(1)の重合体であって、かつ、単量体(1)のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体(1)に対して、1.0質量%以下である製造方法を提供する。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-A
0
(1)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、A
0
はアニオン性基である。)
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フッ素樹脂、および、一般式(2)で表される単量体(2)の重合体(2)を含有する組成物であって、重合体(2)の数平均分子量が0.3×10
4
以上であり、かつ、単量体(2)のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体(2)に対して、1.0質量%以下である組成物。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (2)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記フッ素樹脂が、フッ素置換率が50%以上のフッ素樹脂である請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記フッ素樹脂が、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体およびテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
水性分散液である請求項1または2に記載の組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フルオロポリマーの製造方法、ポリテトラフルオロエチレンの製造方法、ポリテトラフルオロエチレンを含有する組成物、低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法、低分子量ポリテトラフルオロエチレンを含有する組成物、パーフルオロエラストマーの製造方法、パーフルオロエラストマーを含有する組成物、部分フッ素化ゴムの製造方法、および、部分フッ素化ゴムを含有する組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フルオロポリマーのバルクとフッ素化イオノマーの核とを含む粒子が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/075494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示では、フルオロモノマーの重合に用いる重合体を構成する単量体のダイマーおよびトリマーを実質的に含有しないフルオロポリマーを製造できる製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、重合体(1)の存在下に、水性媒体中でフルオロモノマーを重合することにより、フルオロポリマーを得るフルオロポリマーの製造方法であって、重合体(1)が、一般式(1)で表される単量体(1)の重合体であって、かつ、単量体(1)のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体(1)に対して、1.0質量%以下である製造方法が提供される。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-A
0
(1)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、A
0
はアニオン性基である。)
【0006】
本開示の製造方法において、単量体(1)が、一般式(2)で表される単量体(2)であることが好ましい。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (2)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
本開示の製造方法において、単量体(1)が、一般式(4)で表される単量体(4)であることが好ましい。
CF
2
=CF(-O-Rf-A) (4)
(式中、Rfは炭素数1~40の含フッ素アルキレン基、または、炭素数2~100のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基である。Aは、-COOM、-SO
3
M、-OSO
3
Mまたは-C(CF
3
)
2
OM(Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基)である。)
本開示の製造方法において、Aが、-COOM(式中、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基)であることが好ましい
本開示の製造方法においては、一般式(1)で表される単量体(1)を重合することにより、単量体(1)の重合体を含有する粗組成物を得て、前記粗組成物に含まれる単量体(1)のダイマーおよびトリマーを、前記粗組成物から除去することにより、単量体(1)のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体(1)に対して、1.0質量%以下である重合体(1)を得ることが好ましい。
【0007】
また、本開示によれば、重合体(2)の存在下に、水性媒体中でテトラフルオロエチレンを重合することにより、ポリテトラフルオロエチレンを得るポリテトラフルオロエチレンの製造方法であって、重合体(2)が、一般式(2)で表される単量体(2)の重合体であり、前記ポリテトラフルオロエチレンの一次粒子のアスペクト比が2.00未満である製造方法が提供される。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (2)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
【0008】
本開示のポリテトラフルオロエチレンの製造方法において、重合体(2)における単量体(2)のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体(2)に対して、1.0質量%以下であることが好ましい。
【0009】
また、本開示によれば、重合体(2)の存在下に、水性媒体中でパーフルオロモノマーを重合することにより、パーフルオロエラストマーを得るパーフルオロエラストマーの製造方法であって、重合体(2)が、一般式(2)で表される単量体(2)の重合体である製造方法が提供される。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (2)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
【0010】
本開示のパーフルオロエラストマーの製造方法において、重合体(2)における単量体(2)のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体(2)に対して、1.0質量%以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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