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公開番号
2025141283
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041152
出願日
2024-03-15
発明の名称
変性パルプ
出願人
丸住製紙株式会社
代理人
個人
主分類
C08B
1/08 20060101AFI20250919BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 透明性に優れる変性パルプを提供する。
【解決手段】 本発明の変性パルプは、セルロースのカルボキシル基含有量が1.5mmol/g以上であり、且つ、固形分濃度が1質量%となるように水に分散させた分散液の全光線透過率が70%以上である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
セルロースのカルボキシル基含有量が1.5mmol/g以上であり、且つ、固形分濃度が1質量%となるように水に分散させた分散液の全光線透過率が70%以上である、変性パルプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、変性パルプに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
アニオン性官能基が導入された微細セルロース繊維として、0.2質量%の水分散体としたときのヘイズ値が15%以下の透明性に優れたものが提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の微細セルロース繊維は、高圧ホモジナイザー等を用いて微細化されたナノ繊維である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-25468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに対し、微細化前のパルプ繊維(例えば、繊維長100μm以上、繊維幅1μm以上)で透明性に優れるものは、これまで無かった。
【0005】
そこで、本発明は、透明性に優れる変性パルプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の変性パルプは、セルロースのカルボキシル基含有量が1.5mmol/g以上であり、且つ、固形分濃度が1質量%となるように水に分散させた分散液の全光線透過率が70%以上である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前記所定の全光線透過率が70%以上である透明性に優れる変性パルプを提供可能である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の変性パルプは、セルロースのカルボキシル基含有量が1.5mmol/g以上である。前記カルボキシル基含有量は、例えば、1.9mmol/g以上、2.2mmol/g以上であってもよい。前記カルボキシル基含有量の上限値は、特に限定されないが、例えば、3.0mmol/g以下、2.6mmol/g以下である。本発明において、カルボキシル基は、酸型(-COOH)のみではなく、塩型、すなわち、カルボン酸塩基(-COO
-
X
+
)を含む。前記カルボン酸塩基における対イオン(カウンター、X
+
)としては、特に限定されず、例えば、水素イオン、金属イオン、オニウムイオン、カチオン性有機化合物等が挙げられる。
【0009】
<カルボキシル基含有量の測定方法>
前記カルボキシル基含有量は、例えば、乾燥質量を精秤した前記変性パルプから0.5質量%~1質量%の水分散液を60mL調製し、0.1M塩酸によってpHを約2.5とした後、0.05M水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、電気伝導度測定を行い、pHが約11になるまで続け、電気伝導度の変化が緩やかな弱酸の中和段階において消費された水酸化ナトリウム水溶液の体積(V)から、下記式を用いて求めることができる。前記水は、水道水であってもよいが、イオン交換水又は純水であることが好ましく、これ以降において同様である。
カルボキシル基含有量(mmol/g)=V(mL)×(0.05/変性パルプの乾燥質量(g))
【0010】
前記カルボキシル基含有量は、例えば、下記実施例で後述する方法でも測定できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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