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公開番号
2025155166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024058762
出願日
2024-04-01
発明の名称
ゴム用接着性改質剤
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20251006BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 ゴムに配合することにより、金属、繊維等との接着性に優れるゴム組成物を提供することができる、炭化水素樹脂であるゴム用接着性改質剤を提供する。
【解決手段】 ゲル浸透クロマトグラフィーによる標準ポリスチレン換算値の重量平均分子量が5000未満であり、少なくとも一つ以上の極性基を有する炭化水素樹脂、好ましくはガラス転移温度が-80℃~120℃の極性基を有する炭化水素樹脂、であるゴム用接着性改質剤、更には、ゴム成分(A)100重量部に対し、充填剤(B)を5~150重量部及びゴム用接着性改質剤1~50重量部を含むゴム組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ゲル浸透クロマトグラフィーによる標準ポリスチレン換算値の重量平均分子量が5000未満であり、少なくとも一つ以上の極性基を有する炭化水素樹脂であることを特徴とするゴム用接着性改質剤。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
ガラス転移温度が-80℃~120℃の極性基を有する炭化水素樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のゴム用接着性改質剤。
【請求項3】
炭化水素樹脂が、重合単位として、イソプレン重合単位、1,3-ペンタジエン重合単位、スチレン重合単位、ビニルトルエン重合単位から選ばれる少なくとも1種以上の重合単位を含むものであることを特徴とする請求項1に記載のゴム用接着性改質剤。
【請求項4】
該極性基が、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基、グリシジル基、エポキシ基、スルホ基、チオール基、シラノール基、シアノ基、エーテル基、カルボニル基、アルデヒド基、エステル基、ケトン基及び酸無水物基から選ばれる少なくとも1種以上のものであることを特徴とする請求項1に記載のゴム用接着性改質剤。
【請求項5】
ゴム成分(A)100重量部に対し、充填剤(B)を5~150重量部及び請求項1に記載のゴム用接着性改質剤1~50重量部を含むことを特徴とするゴム組成物。
【請求項6】
ゴム成分(A)が、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム、アクリロニトリル-ブタジエンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、エチレン-プロピレンゴム及びエチレン-プロピレン-ジエンゴムから選択される少なくとも1種以上のゴムであることを特徴とする請求項5に記載のゴム組成物。
【請求項7】
充填剤(B)が、シリカ、カーボンブラック、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、アルミナ及びクレイから選ばれる少なくとも1種以上の充填剤であることを特徴とする請求項5に記載のゴム組成物。
【請求項8】
ゴム構造物と織物との接着補強物であって、ゴム構造物が請求項5に記載のゴム組成物の構造物であり、織物が繊維の構造物であることを特徴とする繊維補強ゴム構造物。
【請求項9】
ゴム構造物と金属構造物との接着補強物であって、ゴム構造物が請求項5に記載のゴム組成物の構造物であることを特徴とする金属補強ゴム構造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム用接着性改質剤に関するものであり、ゴムに配合することにより、金属、繊維等との接着性に優れるゴム組成物を提供することができる、炭化水素樹脂であるゴム用接着性改質剤に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車や工業用部品、建築資材等の分野で使用されるタイヤ、ホース、ベルト、空気ばね等のゴム製品には、補強材として金属コード、金属ワイヤー、短繊維、糸、織物、帆布等が使用されている。
【0003】
近年の省エネルギー化に伴い、ゴム製品の軽量化が求められており、従来にも増して製品にかかる熱的入力、動歪入力が大きくなる傾向がある。そのため製品を構成する種々の部材の強度、モジユラス等の熱安定性及び疲労破壊寿命の向上と合わせて、補強材-ゴム間の接着性もかかる入力に対し、充分に製品寿命が全うされるように安定かつ強固であることが要求される。
【0004】
そこで、補強材-ゴム間の接着性を向上させる方法として、例えばジエン系ゴムに、特定のカーボンブラックおよび特定のフェノール樹脂とメチレンドナー化合物を配合する技術(例えば、特許文献1参照。)、また、ジエン系ゴムにフェノール樹脂と有機酸コバルト塩を特定量配合する技術(例えば、特許文献2参照。)、さらに、ハロゲン化ブチルゴムに対し、スチレン-イソブチレン系ブロック共重合体および臭素化アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、及び、メチロールメラミンを配合する技術(例えば、特許文献3参照。)、等の提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-205948号公報
特開2015-205970号公報
特開2014-062140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、CO
2
削減の観点から、ゴム製品にはさらなる軽量化や長寿命化が求められており、特許文献1~3のいずれの提案においても、満足には至っておらず、さらなる補強材-ゴム間の接着性の向上が要求され続けている。
【0007】
そこで、本発明は、これら課題を解決し、補強材-ゴム間の接着性を改善するゴム組成物の提供を可能とするゴム用接着性改質剤を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を進めた結果、特定の炭化水素樹脂である改質剤が、特に優れた接着性を発揮するゴム組成物を提供することが可能となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
即ち、本発明は、ゲル浸透クロマトグラフィーによる標準ポリスチレン換算値の重量平均分子量が5000未満であり、少なくとも1つ以上の極性基を有する炭化水素樹脂であることを特徴とするゴム用接着性改質剤に関するものである。
【0010】
以下に本発明を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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