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公開番号2025137377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024207094
出願日2024-11-28
発明の名称硬化性組成物
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類C08L 71/02 20060101AFI20250911BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体とを含んでいても、硬化の初期段階において優れた深部硬化性を示す硬化性組成物を提供すること。
【解決手段】反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、接着性付与剤(C)と、を含む硬化性組成物において、パラコール法に従い23℃での値として算出される、表面張力が、20~110mN/mである接着性付与剤(C)を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、接着性付与剤(C)と、を含み、
前記(メタ)アクリル系重合体(B)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、
パラコール法に従い23℃での値として算出される、前記接着性付与剤(C)の表面張力が、20~110mN/mである、硬化性組成物。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記接着性付与剤(C)が、ポリエチレンイミン、両末端に反応性基を有するシリコーンオイル、ジカルボン酸無水物基を有するシランカップリング剤、及びエポキシ基を有するシランカップリング剤からなる群より選択される1種以上である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
前記接着性付与剤(C)が、ポリエチレンイミン、及びジカルボン酸無水物基を有するシランカップリング剤を含むか、ポリエチレンイミン、及びエポキシ基を有するシランカップリング剤を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
前記接着性付与剤(C)が、両末端に反応性基を有するシリコーンオイル、及びジカルボン酸無水物基を有するシランカップリング剤を含むか、両末端に反応性基を有するシリコーンオイル、及びエポキシ基を有するシランカップリング剤を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項5】
前記反応性基が、アミノ基、ジカルボン酸無水物基、エポキシ基、反応性ケイ素基、ヒドロキシ基、メルカプト基、カルボキシ基、及び(メタ)アクリル基からなる群より選択される1種以上である、請求項2に記載の硬化性組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、接着性付与剤(C)と、を含む硬化性組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体は、室温においても湿分等によるシリル基の加水分解反応等を伴うシロキサン結合の形成によって架橋し得る。反応性ケイ素基を有する有機重合体がかかる架橋反応によってゴム状硬化物を与える性質を有することが知られている。
【0003】
反応性ケイ素基を有する有機重合体の中でも、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体とは、建築用シーリング材や工業用シーリング材に広く使用されている。(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-221501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体とを含む硬化性組成物を硬化させる際に、湿分等により硬化させることに起因して、硬化の初期段階において深部硬化性に劣るという課題があった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体とを含んでいても、硬化の初期段階において優れた深部硬化性を示す硬化性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、接着性付与剤(C)と、を含む硬化性組成物において、パラコール法に従い23℃での値として算出される表面張力が、20~110mN/mである接着性付与剤(C)を用いることにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
より具体的には、本発明は、以下の(1)~(5)を提供する。
(1)反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、接着性付与剤(C)と、を含み、
(メタ)アクリル系重合体(B)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する構成単位を含み、
パラコール法に従い23℃での値として算出される、接着性付与剤(C)の表面張力が、20~110mN/mである、硬化性組成物。
(2)接着性付与剤(C)が、ポリエチレンイミン、両末端に反応性基を有するシリコーンオイル、ジカルボン酸無水物基を有するシランカップリング剤、及びエポキシ基を有するシランカップリング剤からなる群より選択される1種以上である、(1)に記載の硬化性組成物。
(3)接着性付与剤(C)が、ポリエチレンイミン、及びジカルボン酸無水物基を有するシランカップリング剤を含むか、ポリエチレンイミン、及びエポキシ基を有するシランカップリング剤を含む、(1)、又は(2)に記載の硬化性組成物。
(4)接着性付与剤(C)が、両末端に反応性基を有するシリコーンオイル、及びジカルボン酸無水物基を有するシランカップリング剤を含むか、両末端に反応性基を有するシリコーンオイル、及びエポキシ基を有するシランカップリング剤を含む、(1)から(3)のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
(5)反応性基が、アミノ基、ジカルボン酸無水物基、エポキシ基、反応性ケイ素基、ヒドロキシ基、メルカプト基、カルボキシ基、及び(メタ)アクリル基からなる群より選択される1種以上である、(2)から(4)のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体と、反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル系重合体とを含んでいても、硬化の初期段階において優れた深部硬化性を示す硬化性組成物を提供するができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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