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公開番号
2025127923
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024928
出願日
2024-02-21
発明の名称
化合物、硬化性組成物および硬化物
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08F
8/32 20060101AFI20250826BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】開始剤由来のハロゲンの含有量を減少させた、シリル基を有する新規な(メタ)アクリル系重合体を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る化合物Aは、下記一般式で表される。Pは、シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体である。R
a
は、水素原子またはメチル基である。R
b
、R
1
およびR
2
は、水素原子または炭素数が1~20個の有機基であり、ヘテロ原子を含んでいてもよい。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式で表される、化合物A:
JPEG
2025127923000006.jpg
43
150
式中、
Pは、シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体であり、
R
a
は、水素原子またはメチル基であり、
R
b
、R
1
およびR
2
は、水素原子または炭素数が1~20個の有機基であり、ヘテロ原子を含んでいてもよく、
上記シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体は、
XブロックおよびYブロックを有するXYジブロック構造またはXYXトリブロック構造を分子中に有しており、
上記Xブロックに含まれているシリル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマー由来の繰り返し単位は、平均で2.0個より多く、
分子量分布(Mw/Mn)は、1.8以下である。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
上記Yブロックに含まれているシリル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマー由来の繰り返し単位は、上記Yブロックに含まれている全ての繰り返し単位の重量を基準として、0重量%以上5重量%未満である、請求項1に記載の化合物A。
【請求項3】
下記成分Aおよび成分Bを含んでいる、硬化性組成物:
成分A:請求項1に記載の化合物A;
成分B:硬化触媒。
【請求項4】
下記成分Cをさらに含んでいる硬化性組成物であって、
上記成分A/上記成分Cのモル比は、50/50以上である、請求項3に記載の硬化性組成物:
成分C:下記一般式で表される化合物B:
JPEG
2025127923000007.jpg
42
150
式中、
R
a
は、水素原子またはメチル基であり、
R
b
は、水素原子または炭素数が1~20個の有機基であり、ヘテロ原子を含んでいてもよく、
Xは、ハロゲン原子である。
【請求項5】
下記成分Dをさらに含んでいる、請求項3に記載の硬化性組成物:
成分D:シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体。
【請求項6】
請求項3~5のいずれか1項に記載の硬化性組成物を硬化させてなる、硬化物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な化合物に関する。本発明はまた、この化合物を含んでいる硬化性組成物および硬化物にも関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
シリル基を有する重合体分子は、シリル基が加水分解することにより、他の重合体分子との間でシロキサン結合を形成する。この架橋反応により、ゴム状の硬化物が得られる。このような重合体分子を含有している硬化性組成物は、シーリング材、接着剤、塗料などに使用されている。
【0003】
このようなシリル基を有する重合体のうち、ポリ(メタ)アクリル酸エステルを主鎖とするものは、原子移動ラジカル重合によって製造できることが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-162394号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されるような原子移動ラジカル重合による重合体の製造方法では、重合体分子の伸長反応が完了した後も、開始剤由来のハロゲン原子が重合体分子末端に残存する。つまり、原子移動ラジカル重合により得られる重合体には、開始剤由来のハロゲン原子が不可避的に含まれている。しかし、硬化性組成物の用途によっては、ハロゲン含有量が少ない方が好まれる場合もある(電子部品における用途など)。
【0006】
本発明の一態様は、開始剤由来のハロゲンの含有量を減少させた、シリル基を有する新規な(メタ)アクリル系重合体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る化合物Aは、下記一般式で表される:
JPEG
2025127923000001.jpg
42
150
式中、
Pは、シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体であり、
R
a
は、水素原子またはメチル基であり、
R
b
、R
1
およびR
2
は、水素原子または炭素数が1~20個の有機基であり、ヘテロ原子を含んでいてもよく、
上記シリル基を有する(メタ)アクリル系重合体は、
XブロックおよびYブロックを有するXYジブロック構造またはXYXトリブロック構造を分子中に有しており、
上記Xブロックに含まれているシリル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマー由来の繰り返し単位は、平均で2.0個より多く、
分子量分布(Mw/Mn)は、1.8以下である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、開始剤由来のハロゲンの含有量を減少させた、シリル基を有する新規な(メタ)アクリル系重合体が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明するが、本発明は、下記の各実施形態に限定されず、請求項に示した範囲で種々の変更を施してよい。異なる実施形態に記載されている技術的手段を組合せた実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0010】
本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、「アクリルおよび/またはメタクリル」を意味する。本明細書において特記しない限り、「シリル基」とは、「加水分解性シリル基」を意味する。一実施形態において、シリル基は、アルコキシシリル基である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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