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公開番号
2025116922
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011451
出願日
2024-01-30
発明の名称
ビニル化合物中の重合防止方法
出願人
伯東株式会社
代理人
主分類
C08F
20/00 20060101AFI20250804BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】重合性の高いビニル化合物の重合防止方法を提供する。
【解決手段】ビニル化合物に、重合防止剤として、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルと、1,4-ジヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンと、ハイドロキノンと、ベンゾキノンを含むことで、ビニル化合物を効果的に重合防止できることを見出した。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ビニル化合物に、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルと、1,4-ジヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンと、ハイドロキノンと、ベンゾキノンを含むことを特徴とするビニル化合物の重合防止方法。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
ビニル化合物に対し、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルを0.01~1000ppm、1,4-ジヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンを0.01~1000ppm、ハイドロキノンを0.01~1000ppm、ベンゾキノンを0.01~1000ppm含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
ビニル化合物が、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル化合物、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニルの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】
ビニル化合物に含まれる4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルとハイドロキノンの重量比が、1:40~10:1であることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
【請求項5】
4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルと1,4-ジヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンの重量比が、0.1:1~30:1であることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
【請求項6】
ハイドロキノンとベンゾキノンの重量比が、1:2~60:1であることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
【請求項7】
ビニル化合物に、酢酸及び/又は硫酸が1ppm以上含まれることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビニル化合物中の重合防止方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル等のビニル化合物は熱等により、重合し易い性質を持つ。そのため、ビニル化合物の重合を防止するために種々の重合防止剤が添加されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ビニル化合物の重合防止剤としてビス-(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジノオキシル)-セバケート等のN-オキシル化合物を用いることが記載されているや、特許文献2では、ビニル化合物に、N-オキシル化合物と、N-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン化合物と、2,2,6,6-テトラメチルピペリジン化合物とを共存させることで、ビニル化合物中のN-オキシル化合物が安定化できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平4-14121
特開2001-181252
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ビニル化合物は重合性が高いため、上記方法を用いてもビニル化合物の重合を防止することが難しかった。さらに、ビニル化合物中に酢酸や硫酸等の不純物が存在すると、ビニル化合物の重合が促進されてしまうため、上記方法を用いても重合防止が難しかった。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するものであり、ビニル化合物中の重合防止方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、ビニル化合物に、重合防止剤として、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルと、1,4-ジヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンと、ハイドロキノンと、ベンゾキノンを含むことで、ビニル化合物を効果的に重合防止できることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、ビニル化合物に、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルと、1,4-ジヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンと、ハイドロキノンと、ベンゾキノンを含むことを特徴とするビニル化合物の重合防止方法である。
【0009】
また、ビニル化合物に対し、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシフリーラジカルを0.01~1000ppm、1,4-ジヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンを0.01~1000ppm、ハイドロキノンを0.01~1000ppm、ベンゾキノンを0.01~1000ppm含むことを特徴とする請求項1記載の方法である。
【0010】
また、ビニル化合物が、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル化合物、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニルの群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の方法である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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