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公開番号
2025151273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052608
出願日
2024-03-28
発明の名称
担体構造体
出願人
ノリタケ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】有害な成分の分離、回収効率が向上した担体構造体を提供すること。
【解決手段】ここで開示される担体構造体10は、活性物質を担持するための担体構造体10であって、多孔質の樹脂マトリクス20と、複数の細孔32を有する多孔質粒子30と、シート状の金網部材40と、を備えている。金網部材40は、樹脂マトリクス20に少なくとも一部が埋設された状態で配置されており、多孔質粒子30は、樹脂マトリクス20の細孔22内に配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
活性物質を担持するための担体構造体であって、
多孔質の樹脂マトリクスと、
複数のメソ孔を有する多孔質粒子と、
シート状の金網部材と、
を備えており、
前記シート状の金網部材は、前記樹脂マトリクスに少なくとも一部が埋設された状態で配置されており、
前記多孔質粒子は、前記樹脂マトリクスの細孔内に配置される、
担体構造体。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記金網部材の空間率が50%以上80%以下である、請求項1に記載の担体構造体。
【請求項3】
前記樹脂マトリクスの平均細孔径Aが0.5μm以上5μm以下であり、
前記多孔質粒子の平均細孔径Bが10nm以上40nm以下である、請求項1または2に記載の担体構造体。
【請求項4】
前記多孔質粒子の平均細孔径Bに対する前記樹脂マトリクスの平均細孔径Aの比(A/B)が20以上200以下である、請求項1または2に記載の担体構造体。
【請求項5】
アルキメデス法に基づく気孔率が75%以上90%以下である、請求項1または2に記載の担体構造体。
【請求項6】
網目構造をもつ前記金網部材を備える、請求項1または2に記載の担体構造体。
【請求項7】
前記金網部材の目開きが0.02mm以上15mm以下である、請求項6に記載の担体構造体。
【請求項8】
前記金網部材として、通電により発熱する発熱体を備える、請求項1または2に記載の担体構造体。
【請求項9】
前記金網部材として、熱交換部材を備える、請求項1または2に記載の担体構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸着剤や触媒等の活性物質を担持するための担体構造体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
火力発電所や工場、自動車等から排出される排気ガスには、種々の有害な成分が含まれており、選択的に分離、回収する材料や技術の開発が求められている。例えば、有害な成分の一例として二酸化炭素(CO
2
)は、地球温暖化ガスとなることから、排出量の大幅な削減が迫られている。このような成分を効率よく分離、回収するために、吸着剤や触媒等の活性物質と、該活性物質を担持する担体とを備える材料が用いられている。これに関連する技術として、特許文献1および2が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-506836号公報
特開2018-187574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸着剤や触媒等の活性物質を担持する担体としては、例えば、ハニカム構造体や不織布を基材としたものが挙げられる。これらの担体は、基材の表面のみに担体を配置するため、体積当たりの活性物質の担持量が少ないという課題がある。
【0005】
また、上記したような活性物質と該活性物質を担持する担体を用いて有害物質を分離、回収する場合、例えば、活性物質に有害物質を吸着させ、その後、加熱したガス(空気)を担体内に流通し、活性物質の温度を上げることで該活性物質に吸着した有害物質を回収する方法が用いられる。本発明者のさらなる検討によれば、有害物質の分離、回収効率を上げるには、活性物質の担持量を増加させることだけでなく、担体全体の熱伝導率を上げることが求められることが分かった。
【0006】
ここに開示される技術は上述した事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、有害な成分の分離、回収効率が向上した担体構造体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示される担体構造体は、活性物質を担持するための担体構造体であって、多孔質の樹脂マトリクスと、複数のメソ孔を有する多孔質粒子と、シート状の金網部材と、を備えており、上記シート状の金網部材は、上記樹脂マトリクスに少なくとも一部が埋設された状態で配置されており、上記多孔質粒子は、上記樹脂マトリクスの細孔内に配置される。
【0008】
かかる構成によれば、樹脂マトリクスの細孔内に多孔質粒子が配置されることにより、活性物質の担持量を増加することができる。さらに、シート状の金網部材を樹脂マトリクスに少なくとも一部が埋設された状態で配置することにより、担体構造体内のガス(空気)の流路を阻害せずに担体構造体全体の温度を上げることができる。これにより、有害な成分の分離、回収効率が向上した担体構造体の提供が実現される。
【0009】
ここに開示される担体構造体の好ましい一態様では、上記金網部材の空間率が50%以上80%以下である。
【0010】
ここに開示される担体構造体の好ましい一態様では、上記樹脂マトリクスの平均細孔径Aが0.5μm以上5μm以下であり、上記多孔質粒子の平均細孔径Bが10nm以上40nm以下である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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