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公開番号
2025152726
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054763
出願日
2024-03-28
発明の名称
半導体基板の研磨液及び研磨方法
出願人
ノリタケ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
21/304 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】機械的研磨条件を変更することなく、低研磨レート領域での研磨を可能とすることで、高品位の研磨面が得られる研磨液及び研磨方法を提供する。
【解決手段】過マンガン酸イオンと、水と、を含む半導体基板の研磨液であって、少なくとも1種類のリン酸塩又はリン酸を含み、リン酸塩の濃度(合計含有量)は、0.005mol/L以上、0.02mol/L未満である。これにより、機械的研磨条件を変更することなく、低研磨レート領域での研磨が容易に可能となり、高品位の研磨面が得られる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
過マンガン酸イオンと、水と、を含む半導体基板の研磨液であって、
少なくとも1種類のリン酸塩又はリン酸を含み、
前記リン酸塩の濃度(合計含有量)は、0.005mol/L以上、0.02mol/L未満である
ことを特徴とする半導体基板の研磨液。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記リン酸塩は、リン酸水素二ナトリウム(Na
2
HPO
4
)、リン酸水素二カリウム(K
2
HPO
4
)、リン酸二水素カリウム(KH
2
PO
4
)のうちの少なくとも一つである
ことを特徴とする請求項1の半導体基板の研磨液。
【請求項3】
前記リン酸塩は、前記リン酸水素二ナトリウム(Na
2
HPO
4
)及び/又は前記リン酸二水素カリウム(KH
2
PO
4
)であり、
前記リン酸塩の濃度(合計含有量)は、0.005mol/L以上、0.01mol/L以下である
ことを特徴とする請求項2の半導体基板の研磨液。
【請求項4】
前記リン酸水素二ナトリウムの含有量を表すx軸と前記リン酸二水素カリウムの含有量を表すy軸とから成る二次元座標において、前記リン酸水素二ナトリウム及び前記リン酸二水素カリウムの濃度は、式(1)及び式(2)を満足する領域内にある
ことを特徴とする請求項3の半導体基板の研磨液。
0≦y<0.01 ・・・(1)
-(5/12)(y-0.0114)≦x<0.01 ・・・(2)
【請求項5】
前記リン酸の濃度は、0.0011mol/L以上、0.015mol/L未満である
ことを特徴とする請求項1の半導体基板の研磨液。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1の前記研磨液を用いて、前記半導体基板を研磨パッド上で湿式研磨する研磨方法であって、
前記研磨液は、研磨砥粒を含まないものであり、
前記研磨パッドは、前記研磨砥粒を収容した独立気孔或いは連通気孔を有する母材樹脂と、前記独立気孔或いは前記連通気孔内に充填された前記研磨砥粒とを有する砥粒内包型研磨パッドである
ことを特徴とする半導体基板の研磨方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体デバイスに用いられる半導体基板の一面を研磨するために用いられる研磨液及び研磨方法に関し、機械的な条件の変更では不可能な低研磨レートでの研磨を可能とし、高品位の研磨面を得る技術に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
SiC等の半導体基板(半導体ウエーハ)の研磨に関しては、たとえば、特許文献1に記載された平面研磨方法がある。この平面研磨方法によれば、過マンガン酸イオンと、弱酸と、その可溶性塩とを含み、研磨開始前におけるpHが0.5~6に調整された酸性の研磨液を循環させて繰り返し研磨面に供給される。
【0003】
この研磨方法によれば、弱酸及びその可溶性塩が研磨液に含まれることで、研磨液中の過マンガン酸イオンによる被研磨材の酸化によって研磨液のpHの急激な上昇による研磨速度の急激な減少が抑制されるので、半導体基板の被研磨面の研磨効率の向上を図ることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6301571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、一般に半導体基板の平面研磨では、半導体基板の研磨レートと研磨面の表面粗さとの間には、研磨レートが低いほど表面粗さが高品位(表面粗さRaが小さい値)となるという強い相関がある。
【0006】
しかしながら、上記従来の半導体基板の平面研磨方法では、高品位の研磨面を得るために、研磨定盤の回転数や研磨面の圧力等の機械的条件を変更しても、たとえば500nm/h以下の低研磨レートを得ることが不可能であった。
【0007】
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、機械的研磨条件を変更することなく、低研磨レート領域での研磨を可能とすることで、高品位の研磨面が得られる研磨液及び研磨方法を提供することにある。
【0008】
本発明者は、以上の事情を背景として種々検討を重ねた結果、過マンガン酸イオンを含む酸性の研磨液に、リン酸塩又はリン酸を添加すると、簡易に研磨レートを下げることができ、研磨面の品位が高くなることを見出した。本発明はこのような知見に基づいて為されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、第1発明の要旨とするところは、(a)過マンガン酸イオンと、水と、を含む半導体基板の研磨液であって、(b)少なくとも1種類のリン酸塩又はリン酸を含み、(c)前記リン酸塩の濃度(合計含有量)は、0.005mol/L以上、0.02mol/L未満であることにある。
【0010】
第2発明の要旨とするところは、第1発明において、前記リン酸塩は、リン酸水素二ナトリウム(Na
2
HPO
4
)、リン酸水素二カリウム(K
2
HPO
4
)、リン酸二水素カリウム(KH
2
PO
4
)のうちの少なくとも一つである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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