TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025152912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055093
出願日
2024-03-28
発明の名称
樹脂組成物、および、該樹脂組成物を用いたシートの製造方法
出願人
ノリタケ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08F
2/44 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】樹脂組成物におけるセラミック粉末とバインダ成分との馴染み性を向上させること
【解決手段】ここで開示される樹脂組成物は、セラミック粉末と、バインダ成分と、を含んでいる。バインダ成分は、ウレタン(メタ)アクリレートである成分(A)と、(メタ)アクリレートモノマーである成分(B)と、を含んでいる。成分(A)と成分(B)とは、常温において液状である。成分(A)と成分(B)との合計を100質量%としたときに、成分(B)を少なくとも5質量%以上含んでいる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
セラミック粉末と、バインダ成分と、を含む樹脂組成物であって、
前記バインダ成分は、ウレタン(メタ)アクリレートである成分(A)と、(メタ)アクリレートモノマーである成分(B)と、を含んでおり、
前記成分(A)と前記成分(B)とは、常温において液状であり、
前記成分(A)と前記成分(B)との合計を100質量%としたときに、前記成分(B)を少なくとも5質量%以上含んでいる、樹脂組成物。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
無溶剤型である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記成分(A)と前記成分(B)との合計を100質量%としたときに、前記成分(A)を45質量%以上95質量%以下で、前記成分(B)を5質量%以上55質量%以下で含む、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記成分(A)のガラス転移温度と、前記成分(B)のガラス転移温度と、は、いずれも0℃以下である、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記セラミック粉末は、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、および、窒化ケイ素のうちの少なくとも一種の窒化化合物を含む粉末である、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
放熱材料を形成するために用いられる、請求項5に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1または2に記載の樹脂組成物をシート状に成形することと、
前記樹脂組成物のシート状成形体に対して熱処理を施すことと、
を含む、シートの製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の製造方法を含む、放熱材料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂組成物、および、該樹脂組成物を用いたシートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電気エネルギーを効率的に利用するために、電力用半導体素子(いわゆるパワーデバイス)が不可欠な存在となっている。省電力、高寿命の高輝度・パワーLEDランプ等に用いられる照明用半導体素子(いわゆるハイパワーLEDデバイス)の需要も高まっている。パワーデバイスの使用とハイパワーLEDデバイスの使用とにおいて、生じた熱を周囲に放熱する技術が求められている。以下の特許文献1~5に示されているように、当該分野における研究開発が盛んに行われている。
【0003】
特許第3875664号公報に開示された放熱材料用樹脂組成物は、(メタ)アクリル系重合体(A)と、重合性単量体(B)と、可塑剤(C)と、を必須成分とする液状樹脂と、熱伝導率が20W/m・K以上の無機充填剤とを含む。可塑剤(C)は、130℃で168時間保持したときの重量減量が10質量%以下のものである。無機充填剤は、液状樹脂100質量部に対し50~1500質量部含まれている。液状樹脂の硬化物の硬度は、5~70である。同公報には、かかる構成によって、熱伝導性に優れるだけでなく、放熱シートの成形性や柔軟性も良好な硬化物を効率よく得ることができる旨が記載されている。
【0004】
特許第4652916号公報に開示された放熱材用樹脂組成物は、無機系熱伝導性充填剤(磁性体および炭素繊維は除く)を配合した後、ラジカル重合硬化させることにより放熱材となり得る樹脂組成物である。この樹脂組成物は、水酸基価が5mgKOH/g以上である(メタ)アクリル系ポリマーと、ラジカル重合性モノマーとを、必須成分として含んでいる。同公報には、かかる構成によって、高い熱伝導性を有する放熱材を提供することができるとともに、放熱材の硬度、強度等の特性をも向上させることができる旨が記載されている。
【0005】
特許第4344192号公報に開示された放熱材用樹脂組成物は、トリメリット酸系可塑剤とアクリル系共重合体を必須成分とする液状樹脂を含有している。この樹脂組成物は、さらに、イソシアナート基を有する架橋剤と、酸化アルミニウム、窒化ホウ素および窒化アルミニウムから選択される無機充填剤を含んでいる。同公報には、かかる構成によって、熱伝導性に優れるだけでなく、成形性や柔軟性も良好な放熱シートを作製することができる硬化物を効率よく得ることができる旨が記載されている。
【0006】
特開2022-57233号公報に開示されたグリーンシートは、窒化物系セラミック粉末と、水溶性樹脂バインダと、水溶性可塑剤と、を含んでいる。水溶性樹脂バインダのガラス転移点は、50℃以下である。水溶性可塑剤の数平均分子量は、300以上1500以下である。同公報には、かかる構成によって、グリーンシートの成形性、強度および経日安定性を向上させることができる旨が記載されている。
【0007】
特開2022-97775号公報に開示されたグリーンシートは、窒化物系セラミック粉末と、水溶性樹脂バインダと、可塑剤と、を含むと記載されている。このグリーンシートは、水溶性樹脂バインダとして、ガラス転移点が30℃以下のアクリル樹脂を含む。同公報には、かかる構成によって、緻密な窒化物系セラミック粉末を含むグリーンシートを製造することができる旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第3875664号公報
特許第4652916号公報
特許第4344192号公報
特開2022-57233号公報
特開2022-97775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、本発明者は、樹脂組成物におけるセラミック粉末とバインダ成分との馴染み性を向上させたい、と考えている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
ここで開示される樹脂組成物は、セラミック粉末と、バインダ成分と、を含んでいる。バインダ成分は、ウレタン(メタ)アクリレートである成分(A)と、(メタ)アクリレートモノマーである成分(B)と、を含んでいる。成分(A)と成分(B)とは、常温において液状である。成分(A)と成分(B)との合計を100質量%としたときに、成分(B)を少なくとも5質量%以上含んでいる。かかる構成によって、樹脂組成物におけるセラミック粉末とバインダ成分との馴染み性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社カネカ
断熱材
1か月前
東ソー株式会社
ペレット
1か月前
ユニチカ株式会社
透明シート
2か月前
ユニチカ株式会社
透明シート
3か月前
株式会社コバヤシ
成形体
2か月前
東ソー株式会社
エチレン系重合体
2日前
住友精化株式会社
吸水剤の製造方法
2か月前
東レ株式会社
引抜成形品の製造方法
3か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
丸住製紙株式会社
変性パルプ
2か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
1か月前
東ソー株式会社
プラスチゾル組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
東ソー株式会社
エチレン系重合用触媒
1か月前
横浜ゴム株式会社
重荷重タイヤ
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
2か月前
東レ株式会社
ポリプロピレンフィルム
2か月前
株式会社信日康
香料を含有するポリマー
2日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
2か月前
株式会社信日康
香料を含有するポリマー
2日前
UBE株式会社
衝撃吸収材
2か月前
株式会社スリーボンド
硬化性樹脂組成物
2か月前
日本特殊陶業株式会社
樹脂成形体
2か月前
住友ベークライト株式会社
ポリマー
1か月前
東レ株式会社
シート、硬化物、硬化接着物
2日前
住友ベークライト株式会社
ポリマー
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
3か月前
株式会社カネカ
シーリング材
1か月前
日本特殊陶業株式会社
賦形体
18日前
住友化学株式会社
樹脂組成物
2か月前
ノリタケ株式会社
担体構造体
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
三洋化成工業株式会社
熱成形用樹脂組成物
2か月前
株式会社スリーボンド
湿気硬化型樹脂組成物
1か月前
株式会社サンエー化研
フィルム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る