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公開番号
2025146207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046861
出願日
2024-03-22
発明の名称
ポリアミド系樹脂フィルム
出願人
ユニチカ株式会社
代理人
主分類
C08L
77/00 20060101AFI20250926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐熱性、耐屈曲性に優れたポリアミドフィルムを提供する。
【解決手段】ポリアミド(A)、および、分子鎖中にエチレン単位と酢酸ビニル単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)とを含有し、(A)と(B)の合計に対する(B)の含有量が2~6質量%であるポリアミド系樹脂フィルム、および、ポリアミド(A)がポリアミド6である前記ポリアミド系樹脂フィルム、および、JIS K 7133に従って、150℃で15分間熱処理をした際のMD、TDのフィルムの熱収縮率がいずれも、2.0%以下である前記ポリアミド系樹脂フィルム、および、ゲルボフレックステスターを用いて1000回の屈曲疲労テストをおこなった後のフィルムの500cm
2
あたりのピンホール個数の平均値が5以下である前記ポリアミド系樹脂フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアミド(A)、および、分子鎖中にエチレン単位と酢酸ビニル単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)とを含有し、
(A)と(B)の合計に対する(B)の含有量が2~6質量%であるポリアミド系樹脂フィルム。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
ポリアミド(A)がポリアミド6である請求項1に記載のポリアミド系樹脂フィルム。
【請求項3】
JIS K 7133に従って、150℃で15分間熱処理をした際のMD、TDのフィルムの熱収縮率が、いずれも2.0%以下である請求項1または2に記載のポリアミド系樹脂フィルム。
【請求項4】
ゲルボフレックステスターを用いて1000回の屈曲疲労テストをおこなった後のフィルムの500cm
2
あたりのピンホール個数の平均値が5以下である請求項1または2に記載のポリアミド系樹脂フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアミド系樹脂フィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
エチレン単位と酢酸ビニル単位とビニルアルコール単位を含む共重合体とポリアミドとからなり、前記共重合体の含有比率が高いフィルムは、ガスバリア性やピンホール性に優れていることから、食品包装用フィルムとして用いられている。食生活の多様化により、食品包装用フィルムの消費量が急増しているため、前記包装用フィルムの消費量は急増している。
【0003】
例えば、特許文献1には、ポリアミド5~45質量%と、エチレン-酢酸ビニル共重合体部分けん化物55~95質量%と、高級脂肪酸金属塩からなるフィルムが開示され、前記フィルムは、耐ピンホール性に優れ、耐屈曲性に優れていることが記載されている。しかしながら、引用文献1のフィルムは、レトルト処理すると、フィルムが収縮し、耐熱性が低いという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-253649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、耐熱性、耐屈曲性に優れたポリアミドフィルムを提供することを目的とするものである。
【0006】
本発明者等は、このような課題を解決するために鋭意検討の結果、ポリアミドに、分子鎖中にエチレン単位と酢酸ビニル単位とビニルアルコール単位を含む共重合体を特定比率で混合し、製膜することにより、上記目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明の要旨は、下記の通りである。
<1>ポリアミド(A)、および、分子鎖中にエチレン単位と酢酸ビニル単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)とを含有し、(A)と(B)の合計に対する(B)の含有量が2~6質量%であるポリアミド系樹脂フィルム。
<2>ポリアミド(A)がポリアミド6である<1>に記載のポリアミド系樹脂フィルム。
<3>JIS K 7133に従って、150℃で15分間熱処理をした際のMD、TDのフィルムの熱収縮率が、いずれも2.0%以下である<1>または<2>に記載のポリアミド系樹脂フィルム。
<4>ゲルボフレックステスターを用いて1000回の屈曲疲労テストをおこなった後のフィルムの500cm
2
あたりのピンホール個数の平均値が5以下である<1>~<3>いずれかに記載のポリアミド系樹脂フィルム。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐熱性、耐屈曲性に優れたポリアミド系樹脂フィルムを提供することができる。
本発明のポリアミド系樹脂フィルムは、レトルト用途向け食品包装用フィルムとして好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のポリアミド系樹脂フィルムは、ポリアミド(A)と、分子鎖中にエチレン単位と酢酸ビニル単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)とを含有する。
【0010】
〔ポリアミド(A)〕
本発明に用いるポリアミド(A)は、アミノ酸、ラクタム、または、ジアミンとジカルボン酸とから形成されるアミド結合を有する重合体である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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