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公開番号
2025148843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024049168
出願日
2024-03-26
発明の名称
銅系配管の洗浄方法
出願人
伯東株式会社
代理人
主分類
C11D
7/18 20060101AFI20251001BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】銅系配管を含む水系における配管洗浄において、銅系配管への影響が少なく、かつスライム汚れや軟質汚れの除去効果が高い洗浄方法を提供すること。
【解決手段】銅系配管を含む水系における配管を、アゾール化合物及び過酸化水素を含む洗浄剤を用いて洗浄する方法であって、水系中の過酸化水素濃度を0.3%以上とすることで、高い洗浄力に加え、配管や熱交換器等の銅系材質に対する腐食の影響を少なくできる。また、洗浄前にアゾール化合物により、配管内表面に対し皮膜処理を行うことで、防食効果をより高くすることができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
銅系配管を含む水系における配管を、アゾール化合物及び過酸化水素を含む洗浄剤を用いて洗浄する方法であって、水系中の過酸化水素濃度が0.3%以上であることを特徴とする洗浄方法。
続きを表示(約 79 文字)
【請求項2】
アゾール化合物を含む処理剤を水系に添加し、配管内表面に皮膜処理を行った後に、請求項1記載の洗浄を行うことを特徴とする洗浄方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却水系、紙パルプ製造プロセスの各種水系、鉄鋼製造プロセスの各種水系、集塵水系、排水系統、切削油などの金属加工処理水系などの各種水系における、特に銅系材質が用いられている水系におけるスライムや軟質系の汚れの洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
冷却水系、紙パルプ製造工程や鉄鋼製造工程などの各種プロセス水系、切削油水系などの水系では、細菌類、真菌類、藻類などから構成されるスライム汚れが系内に発生し、伝熱効率の低下、配管の閉塞、金属材質の腐食などの微生物障害を引き起こす。
また、系内に持ち込まれた有機物や泥状の汚れが配管部や熱交換器等に付着し、硬質スケールとは異なった軟質の汚れが発生する場合がある。これらの軟質汚れは硬質スケールとは異なり、分厚く付着すると共に汚れ内部に水を多く含むため、特に熱交換器の伝熱面においては伝熱障害の割合が高く、大きな問題となる。
【0003】
これらを解決する手段として、特許文献1や2に記載されているような次亜塩素酸や次亜臭素酸をアンモニアやスルファミン酸などの窒素化合物と反応させ、安定なN-クロロ化合物(結合塩素)やN-ブロモ化合物(結合臭素)による洗浄や、過酸化水素と過酸化水素分解酵素を組み合わせた洗浄方法が提案されている。
【0004】
しかしながら、結合塩素や結合臭素による洗浄では発泡を伴わないためスライム汚れや軟質汚れの除去効果が低い。また、過酸化水素は優れた洗浄効果はあるものの、銅系材質が配管素材として使用されている場合、孔食を誘発する可能性が高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-22541
特開2013-244443
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明における課題は、銅系配管を含む水系における配管の洗浄において、銅系配管への腐食、孔食が少なく、かつスライム汚れや軟質汚れの除去効果が高い洗浄方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討の結果、高濃度の過酸化水素とアゾール化合物を併用することにより、銅系配管を含む水系であっても、腐食や孔食の心配がなく、かつ優れた汚れ洗浄効果が得られることを見出した。
【0008】
[1]銅系配管を含む水系における配管を、アゾール化合物及び過酸化水素を含む洗浄剤を用いて洗浄する方法であって、水系中の過酸化水素濃度が0.3%以上であることを特徴とする洗浄方法である。
[2]アゾール化合物を含む処理剤を水系に添加し、配管内表面に皮膜処理を行った後に、[1]記載の洗浄を行うことを特徴とする洗浄方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明を用いることにより、冷却水系、紙パルプ製造プロセスの各種水系、鉄鋼製造プロセスの各種水系、集塵水系、排水系統、切削油などの金属加工処理水系などの各種水系における、特に銅系材質が用いられている水系におけるスライムや軟質系汚れの洗浄において、銅系材質への影響が少なく、かつ高い汚れ除去効果が提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明を実施するための形態を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の汚れ洗浄方法が適用できる各種工場に設備された水系については特に制限がなく、石油精製、石油化学、発電所等に設置された中規模~大規模の排水系、循環式冷却水系、及びその他の一般水系や、ビルや中小工場等に設置された比較的小規模な用排水系や冷却水系などのあらゆる水系に適用できるが、特に銅系材質の配管や熱交換器を有する水系への適用が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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