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公開番号2025167859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072829
出願日2024-04-26
発明の名称繊維製品用の液体洗浄剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20251030BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】繊維製品用の液体洗浄剤組成物において、被洗物に対する褪色防止効果をより高める。
【解決手段】
特定の繰り返し単位を有するポリマー(A)と、特定の繰り返し単位を有するポリマー(B)と、石鹸を除く界面活性剤(C)と、を含む、繊維製品用の液体洗浄剤組成物であり、前記界面活性剤(C)の含有量は、前記繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して35質量%以上であり、アニオン性ポリマー(D)(但し、前記ポリマー(A)及び前記ポリマー(B)を除く)を任意に含み、[前記アニオン性ポリマー(D)]/[前記ポリマー(A)]で表される質量比は、0.8以下であることよりなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記（ａ－１）式で表される繰り返し単位（ａ１）、下記（ａ－２）式で表される繰り返し単位（ａ２）、及び下記（ａ－３）式で表される繰り返し単位（ａ３）からなる群から選ばれる少なくとも１種の繰り返し単位を有するポリマー（Ａ）と、
アルキレンテレフタレート単位（ｂ１１）及びアルキレンイソフタレート単位（ｂ１２）からなる群から選ばれる少なくとも１種の繰り返し単位（ｂ１）と、オキシアルキレン単位（ｂ２１）及びポリオキシアルキレン単位（ｂ２２）からなる群より選ばれる少なくとも１種の繰り返し単位（ｂ２）と、を有するポリマー（Ｂ）と、
石鹸を除く界面活性剤（Ｃ）と、
を含む、繊維製品用の液体洗浄剤組成物であり、
前記界面活性剤（Ｃ）の含有量は、前記繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して３５質量％以上であり、
アニオン性ポリマー（Ｄ）（但し、前記ポリマー（Ａ）及び前記ポリマー（Ｂ）を除く）を任意に含み、
［前記アニオン性ポリマー（Ｄ）］／［前記ポリマー（Ａ）］で表される質量比は、０．８以下である、
繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
TIFF
2025167859000019.tif
67
170
［（ａ－１）式中、Ｒ
１
、Ｒ
２
は、それぞれ独立して炭素数１～３のアルキル基又は炭素数１～３のヒドロキシアルキル基であり、Ｘ
－
は対イオンである。］
TIFF
2025167859000020.tif
64
170
［（ａ－２）式中、Ｒ
３
、Ｒ
４
は、それぞれ独立して炭素数１～３のアルキル基又は炭素数１～３のヒドロキシアルキル基であり、Ｘ
－
は対イオンである。］
TIFF
2025167859000021.tif
72
170
［（ａ－３）式中、Ｒ
３１
、Ｒ
３２
、Ｒ
３３
は、それぞれ独立して、炭素数１～３のアルキル基であり、Ｒ
３４
は、炭素数１～５のアルキレン基であり、Ｒ
３５
は、水素原子又はメチル基である。Ｙ
－
は、対イオンである。］
続きを表示（約 190 文字）【請求項２】
前記界面活性剤（Ｃ）は、ノニオン界面活性剤（ｃ１）と、アニオン界面活性剤（ｃ２）とを含み、
［前記（ｃ１）成分］／［前記（ｃ２）成分］で表される質量比は、１～７．５である、
請求項１に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
【請求項３】
さらに、アルカノールアミン（Ｅ）を含む、請求項１又は２に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
衣類等の繊維製品の洗浄方法（洗濯方法）としては、繊維製品用の液体洗浄剤組成物（以下、単に「液体洗浄剤組成物」ということがある）を水に分散して洗浄液とし、被洗物である繊維製品を洗浄液に浸漬しつつ、被洗物に機械力（例えば、洗濯機による撹拌）を与える方法がある。
【０００３】
いわゆる色柄物の被洗物を繰り返し洗浄すると、次第に被洗物の色調が損なわれていく（褪色する）。
こうした問題に対して、特定のノニオン界面活性剤と特定の分子量のカチオン性ポリマーとを含む液体洗浄剤組成物が提案されている（特許文献１）。特許文献１の発明によれば、被洗物からの染料の離脱を抑制することで、被洗物の褪色防止を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特表２０２３－５４８３６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、液体洗浄剤組成物には、被洗物に対する褪色防止効果の向上が求められている。
そこで、本発明は、被洗物に対する褪色防止効果をより高められる繊維製品用の液体洗浄剤組成物を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは、被洗物の褪色の原因を分析したところ、以下の知見を得た。
洗濯中は、被洗物同士、又は被洗物と水（洗浄液等）とに摩擦が生じる。被洗物に対する洗濯を繰り返し行うと、被洗物に加わる摩擦力によって、繊維がフィブリル化する。フィブリル化した繊維は、白色化して、被洗物の色調が損なわれる。被洗物に耐摩擦性を付与することで、被洗物の褪色を防止できる。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、以下の態様を有する。
【０００７】
＜１＞
下記（ａ－１）式で表される繰り返し単位（ａ１）、下記（ａ－２）式で表される繰り返し単位（ａ２）、及び下記（ａ－３）式で表される繰り返し単位（ａ３）からなる群から選ばれる少なくとも１種の繰り返し単位を有するポリマー（Ａ）と、
アルキレンテレフタレート単位（ｂ１１）及びアルキレンイソフタレート単位（ｂ１２）からなる群から選ばれる少なくとも１種の繰り返し単位（ｂ１）と、オキシアルキレン単位（ｂ２１）及びポリオキシアルキレン単位（ｂ２２）からなる群より選ばれる少なくとも１種の繰り返し単位（ｂ２）と、を有するポリマー（Ｂ）と、
石鹸を除く界面活性剤（Ｃ）と、
を含む、繊維製品用の液体洗浄剤組成物であり、
前記界面活性剤（Ｃ）の含有量は、前記繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して３５質量％以上であり、
アニオン性ポリマー（Ｄ）（但し、前記ポリマー（Ａ）及び前記ポリマー（Ｂ）を除く）を任意に含み、
［前記アニオン性ポリマー（Ｄ）］／［前記ポリマー（Ａ）］で表される質量比は、０．８以下である、
繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
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2025167859000001.tif
67
170
［（ａ－１）式中、Ｒ
１
、Ｒ
２
は、それぞれ独立して炭素数１～３のアルキル基又は炭素数１～３のヒドロキシアルキル基であり、Ｘ
－
は対イオンである。］
【０００８】
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2025167859000002.tif
64
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【０００９】
［（ａ－２）式中、Ｒ
３
、Ｒ
４
は、それぞれ独立して炭素数１～３のアルキル基又は炭素数１～３のヒドロキシアルキル基であり、Ｘ
－
は対イオンである。］
【００１０】
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2025167859000003.tif
72
170
（【００１１】以降は省略されています）

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