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公開番号
2025139791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038823
出願日
2024-03-13
発明の名称
粉末洗浄剤組成物
出願人
株式会社コープクリーン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C11D
17/06 20060101AFI20250919BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】優れた洗浄力を有し、水への溶解性およびすすぎ性に優れた、衣料用に好適な粉末洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】界面活性剤(A)と、炭酸のアルカリ金属塩および硫酸のアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも一種(B)と、金属セッケン(C)と、を含む洗浄剤粒子を用いた粉末洗浄剤組成物であり、界面活性剤(A)は、少なくとも一種のノニオン界面活性剤を含み、金属セッケン(C)は、洗浄剤粒子中に均一に分散されており、粉末洗浄剤組成物の全体を100質量部としたき、金属セッケン(C)の含有量が、0.8質量部以上15.0質量部未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
界面活性剤(A)と、炭酸のアルカリ金属塩および硫酸のアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも一種(B)と、金属セッケン(C)と、を含む洗浄剤粒子を用いた粉末洗浄剤組成物において、
前記界面活性剤(A)が、少なくとも一種のノニオン界面活性剤を含み、
前記金属セッケン(C)が、前記洗浄剤粒子中に均一に分散されており、前記粉末洗浄剤組成物の全体を100質量部としたき、前記金属セッケン(C)の含有量が、0.8質量部以上15.0質量部未満であることを特徴とする粉末洗浄剤組成物。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
さらに、吸油剤を含む請求項1記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記金属セッケン(C)を構成する脂肪族カルボン酸が、炭素原子数10~22の脂肪族カルボン酸である請求項1記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項4】
前記界面活性剤(A)中、前記ノニオン界面活性剤が50質量%以上である請求項1記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項5】
衣料用である請求項1~4のうちいずれか一項記載の粉末洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末洗浄剤組成物(以下、単に「洗浄剤組成物」とも称す)に関し、詳しくは、優れた洗浄力を有し、水への溶解性およびすすぎ性に優れた、衣料用に好適な粉末洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
粉末洗浄剤として、主剤である界面活性剤と、補助剤であるアルカリ剤や多価金属イオン捕捉ビルダー等と、を含有するものが知られている。このような粉末洗浄剤を用いて衣料品を洗濯するには、粉末洗浄剤を水に溶解させる必要がある。そのため、粉末洗浄剤には、洗浄力に加えて、水への優れた溶解性も求められる。
【0003】
粉末洗浄剤の水への溶解性の改善を目的とした技術として、例えば、特許文献1では、界面活性剤のゲル化等による近傍の他洗剤粒子との凝集を抑制しながら、良好な製造適性や粉体物性を維持できる被覆粒子、この被覆粒子を用いた洗剤組成物およびその製造方法が提案されている。この粉末状の被覆粒子は、界面活性剤および/または洗浄ビルダーを含有する核粒子の表面に、5℃での水への溶解度が1g以上/100gであり、かつ、陽イオンとしてカリウムイオン、マグネシウムイオンまたはカルシウムイオンを有する有機酸塩および無機酸塩からなる群より選ばれる1種以上を、粉末状態で被覆したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-336094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、環境への配慮から、衣料品の洗濯に節水が望まれている。しかしながら、粉末洗浄剤の場合、洗濯に使用する水の量が減ると、投入した粉末洗浄剤が溶けきらずに、溶け残った粉末洗浄剤が衣類へ付着してしまうという問題が生じる。また、節水のためには、すすぎの回数やすすぎに使用する水の量を減らすことも求められる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、優れた洗浄力を有し、水への溶解性およびすすぎ性に優れた、衣料用に好適な、新たな粉末洗浄剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、粉末洗浄剤組成物の溶け残りは、アルカリ剤や工程剤として使用される硫酸ナトリウムや炭酸ナトリウムが、水中で固化してしまうことに起因することを見出した。そこで、本発明者らは、既知の溶解補助剤である有機酸の使用を検討したが、粉末洗浄剤組成物を長期間保存した場合、冷水に対する溶解性が再び悪化してしまうという新たな問題が生じてしまった。このような問題を含めて、本発明者らは、さらに、鋭意検討した結果、所定の量の金属セッケンを、界面活性剤と硫酸ナトリウムおよび/または炭酸ナトリウムとを含む洗浄剤粒子中に均一に分散させることで、硫酸ナトリウムや炭酸ナトリウムの冷水中での凝固を、長期にわたって防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の粉末洗浄剤組成物は、界面活性剤(A)と、炭酸のアルカリ金属塩および硫酸のアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも一種(B)と、金属セッケン(C)と、を含む洗浄剤粒子を用いた粉末洗浄剤組成物において、
前記界面活性剤(A)が、少なくとも一種のノニオン界面活性剤を含み、
前記金属セッケン(C)が、前記洗浄剤粒子中に均一に分散されており、前記粉末洗浄剤組成物の全体を100質量部としたき、前記金属セッケン(C)の含有量が、0.8質量部以上15.0質量部未満であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の粉末洗浄剤組成物においては、さらに、吸油剤を含むことが好ましい。また、本発明の粉末洗浄剤組成物においては、前記金属セッケン(C)を構成する脂肪族カルボン酸が、炭素原子数10~22の脂肪族カルボン酸であることが好ましい。さらに、本発明の粉末洗浄剤組成物においては、前記界面活性剤(A)中、前記ノニオン界面活性剤が70質量%以上であることが好ましい。本発明の粉末洗浄剤組成物は、衣料用として好適に用いることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、優れた洗浄力を有し、水への溶解性およびすすぎ性に優れた、新たな粉末洗浄剤組成物を提供することができる。本発明の粉末洗浄剤組成物は、冷水に対する溶解性が優れており、かつ、長期間保存してもその効果を維持することができる、という特長を有しており、特に、衣料用の粉末洗浄剤として好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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